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トップハート物語(4664)立志伝敢闘編
18/09/21
2012年(平成24年)4月上旬。
 久しぶりに、新規利用者の手続き書類を作成した。私の事務所から居宅支援事務所へは部屋を間に4つ挟んだ同じマンションのフロアだ。必要な印を貰いに行って押印した。
先日、介護福祉士合格祝賀会を行った時に休んだ彼女が居た。会の前夜、嘔吐して救急搬送された。当然、出席が叶わなかった。その残念に報いるために、近所の公園で桜を見る会を行う事にした。彼女の休暇中にお見舞いに行ったのだが、見舞い品を考えても誰も
 「花やものでは喜ばない、やはりビール。」
 と、言うので何も買えなかった。
その代わり、宴席を設ける事にした。
 朝一番で、新規事業所管理者が書類を取りに来た。その時に、色々相談事があった。一番の問題は、重度の寝たきりの女性の援助だ。沢山の事業所がサービスに入っており、それぞれのサービスを行っているのだが、夜のサービスをする事業所が無く、当新事業所が受け入れた。
当初、大変な利用者で
 「これまでで一番大変です。沢山困難事例を担当して遣りたくないと思いながらも続けて来ましたが、その援助が楽に思えるほど大変です。メガネひとつでも、何度もやり直して掛けたり、スプーンの位置が少しでも違っていたら何度もやり直し、座る位置も1mmも違っていたらダメだというような感じで、一番最後の援助である当社が段々圧してして来るので夜の9時が10時になったり。もうヘルパーさんも対応を嫌がっています。」
 「契約はどうなった。」
 「3月は研修だという事で、2名無償で覚える為に8回行きました。4月に契約すると家族も自立支援センターの相談員も言っていたのですが、今月に入って曖昧になって、電話を入れても出なくなり相談員は『事業者と利用者の間で決めて下さい』と逃げてしまって。そのうえ、他の日も担当してくれますかと言い出して。」
 「契約したら、どんな事があっても対応しないと行けない。時間が圧したら、その分会社負担で時間が伸びた分をヘルパーさんに支払えばいい。しかし、約束を守らずタダ働きさせて契約を延ばし延ばしして来ることに対しては、厳しく対応しないと。ヘルパーさんも無給ではもう無理、他の仕事も入って来ているし、このまま契約できないならお断りしないと行けないと相談員に言って家族にも話す外ない。必要なら市役所の障がい課に相談するように。」
 そう指示した。
 「障害があろうとなかろうと、契約に従ってサービスを提供する。その立場は対等で我慢したら続かない。沢山の時間を持って沢山のサービスを入れられるから多くの事業所は我慢している。それは嫌だ。そのやり方で自費が多額に出ているというが、その金額を減らす為にタダ働きさせるのはどうか。その為に相談員がいたり役所があったりするのに大事なところでは逃げてしまう。」
 障害者施設に居た育児休業を終えて新たな事業所に配属した彼女はこれまでの経験から
 「その人がどうだという事はないのですが、地位の高かった方がそのような状態になった時に、多くの利用者は意地悪に成る傾向があります。寝たきりなので、やれることはヘルパーさんを潰すのに喜びを覚えてしまって。施設でも、沢山そんな事例がありました。一つ一つ、やり直しさせたり怒ったりして優しいこれからのヘルパーさんが沢山つぶれて行きました。」
 「とにかく、契約を交わさないなら断って他の利用者にヘルパーさんを差し向けるように。そのような生き方を受け入れる事業所が対応したらいいと思う。」
 そう言って、近々管理者などが訪問して結論を付ける事になった。
 夜になって、動きが慌ただしくなって来た。あの身体介護を沢山持っていて、精神的な病でヘルパーさんのひと言ひと言が心の傷をつけて概ね多くの事業所が1日で契約解除となっている利用者だ。
当社は、既に4日を数えた。しかし、ヘルパーさんが豊富なので4人目と5人目が気に入って貰い二人は対応出来るようになった。そのうち、一番のお気に入りはNPO法人常勤理事の智子さんだった。
それでも、先日ケアをした数日後、夫から電話が管理者に有り
 「NPO法人常勤理事が『傘を差して手を握って歩くのは大変です』といった言葉が気になってと言って来ました。」
 そんな感じだったが、

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