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トップハート物語(4643)立志伝敢闘編
18/09/05
2012年(平成24年)3月下旬。
「ヘルパーさんへの説明ですが、45分以上で今まで通り1時間半の内容だったら大幅に減額になるのでどうしましょうか。」
 「ケアプランの上で、45分以上でこれまで通りの業務だったらそれなりの対応をしないと行けないだろう。つまり、45分以上の報酬は1時間15分程度の報酬だ。そうなると、15分超えてしまって仕事をする事になる。だから、支払いとして10分100円で、提示する45分の賃金に200円プラスしたらいいんじゃないか。それで、説明をしてくれないか。」
 「それだったら、みんな喜ぶと思います。」
 お金の問題は、どうにでもなる。
 それ以上稼げばいいからだ。稼ぐ手段は沢山ある。それのどれかを使えばいいと思っている。社員に何時も書く手紙を創った。
今回は、東京大学でバッタリ会ったポリテク埼玉の講師に関することを書いて、その受けた薫陶とそれを実行する思いを書いた。新聞の投稿に、45分に切られて仕舞って困っている要介護者の思いがあったのでそれを掲載して、そのような思いにさせてはならない、どんな時にも利用者の利益最優先で、何時の時も自分の損得を考えてはならない。
自分を投げて相手の気持ちになって行動することによって自分のこころも実質的な利益も得ることになる。それを信じて、自分達は生きて行こう。だから、切り捨てすることなく、相手の要望に沿って安心してケアを提供して行こう。
 そんな事を書いたが、その行間に君たちの給与は俺が確保して世間に出しても恥ずかしくない額を支払うから安心しろと言いたかったのだ。その意を汲んでくれると思う。そのような思いをさせてくれるように教育してくれたのが、そのポリテク埼玉の講師だったのだ。
その講師に、この時期にお会い出来たのは何かの導きだ、その思いを実行するようにという示唆だったのだ、と書いた。
 朝約束通り、育児休暇を取得している彼女が来た。お祭り的な感覚は貴重なのだが、勉強しない努力しないいい加減な気持ちが先行して改めようとしない。それが、一番の問題なのだ。
ただ、悪気が無く一本気で感情的に成り泣き叫ぶ。それが、功を奏する時もある。悪かった本社の介護、自立支援管理者を完全に追い出したのは彼女だったのだ。その彼女の余りの感情の起伏に、対抗することが出来なかったのだろう。何も取らずに居なくなった。
 その彼女が、育児休業1年間あるのにたった4ヶ月で戻って来る。家庭の経済的な問題があるのだ。色んな話をしたが、
 「いま、夫の給与で生活をして行ける家庭はほとんどありません。」
 私の専業主婦で子育てが大事論に反論してだ。
 私が子育てをしていた右肩上がりの経済情勢とはかけ離れた不況が襲っているのだから、仕方が無い。
 そして、いよいよ本題の仕事に移った。彼女がどれだけ自分の能力を認識して出来る仕事に復帰してくれるかだ。つまり、ケアは大丈夫なのだがそれ以外、事務的な能力が全く駄目なのだ。
一時、サービス提供責任者になっていたのだが、その仕事で社内は大混乱。シフトが作れない、ヘルパー管理が出来ない。問題ばかり起こす、シフトが無いから穴を開けるそれを埋めるために電話を掛け続ける。
その携帯電話代が月35000円。それでは会社が持たない、何度注意しても直らない。時には、
 「人間が遣る事だから間違いはある。」
 等と開き直る。
 また、悪い奴らに同調して、帰らない。深夜まで、0時とかに会社に居て話し込んで残業代を請求する。当時の管理者は出産間近で早退することになる。それを逆手にとって、何十万という残業代を稼いでいた。
仲間が3人居たのだが、2人はそれが出来なくなったので辞めて、彼女だけが残った。
 その彼女の意識がどこまで直っているのか、それが問題だった。話しをして行くなかで、
 「ケアだったら出来ますが、事務的なものは駄目です。」
 そう言って、自覚していることをアピールしていたので、安心した。
 4月から復帰に向けて、調整をし始めた。
 その彼女の中心となる戦場は、新たに大阪市に出来た事務所だ。その事務所から、今日も沢山の指示を仰ぎたいと管理者から連絡が続いていた。しかし、昼過ぎになるともう一人の社員からメールが来た。
 『あす、社長に今後の事をお話したいのでお時間を頂けますでしょうか。』
 と言って来た。
 何時もなら、その話しの具体的な内容を聞くのだが、聞かなかった。言いたい事は二つに分かれる。ひとつは、余りに無力でやる気が無くなったので、辞めたい。もう一つは、人材が不足しているので何とかして欲しい。
管理者は、
『使える人材が欲しい。』
と言って来ていた。
という事は、もう一人の彼女が使えない人材ということか。

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