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トップハート物語(4632)立志伝敢闘編
18/08/30
2012年(平成24年)3月中旬。
事業所の外に出て、大阪市の新規事業所の管理者と話しをした。報告があった。
 「また、新たに依頼がありました。今度は夫婦の介護です。娘さんがいて、この娘さんが大変な方でそれをクリアできれば、毎日夫婦の援助をお願いしたいという事で、16日に面接することになりました。私ともう一人の社員で行って来ます。」
 「大丈夫か、俺も行こうか。」
 「いや大丈夫です。」
 困難事例には、私が率先して対応していたのだが、彼女たちが大丈夫というので心配ではあったが、任せる事にした。
 どうして彼女に断られたのかと思ったら、そのケアマネジャーと会う時に管理者が時間が取れなくて替わりに私が行こうとしたら、
 「そのケアマネジャーは女性の方と会いたいと言われて、私の空いている日に会う事になりました。」
 と、言っていた。
 ケアマネジャーがいまどきそんな事もあるんだと思った。
 「ケアマネジャーは、とにかくおしゃべりが止まらなくて何時までも話しを聞いていました。何か、色んな事を聞いて欲しいようで個人的な生活の事まで話しをしていました。」
 等と言っていた。
 その話しが終わって、帰る準備をしていると携帯に登録していた先日求職に来た男性からの電話が入った。
 「先日は面接を頂きありがとうございました。今回のお話しは辞退させて貰いたいのですが。」
 予想していたことの範囲だった。
 後方支援をしたい、事務だったら出来ると言っていた。それに、辞退とはどういうことか。なにも採用すると言っていた訳ではない。そう思ったが、丁度3人の欠員が出来た。そのうち、2名は新たに復帰する者がいる。
彼女たちはケア技術は最高レベルだ。しかし、事務的なものは欠けるのだ。欲しいのは、研修関係の事務的な作業をする者、新規事業所の事務的な作業をする者なのだ。暫く、考えていた。帰る途中NPO法人常勤理事の智子さんに頼んで落ち着いた雰囲気の喫茶室に立ち寄って貰った。それでも結論が出なかった。
 その間、あの最初、家で怪我をしたと言っていた新人社員が業務上だと言って来て緊迫した状態に有った彼女からメールだ。
 『近いうちにお伺いしたい。』
 『それでは、今日これからだったら空くけれど』
 『早いうちが良いので、5時にお伺いしたい』
 『結構です。これまでの勤務実績と、当日持ち帰ったケアの記録を持って来るように』 
 その表現の中には、
「当社としてはトライアル契約だったので勤務が出来ないとなると、契約自体が無効である。」
との見解を案に伝えたのだ。
その通告に、
「分かりました。」
という返事だったので、気が楽に成りながら事務所に戻った。
 5時になって彼女が来た。どのような要求を持って来るのか、警戒をしながら言葉を発した。
 「どうだ状態は。」
 「精密に全て検査をして貰いました。しかし、以前事故で受けた頸椎損傷が原因だという事は言えない、なぜそうなって指が動かないのか分からない。多分心的障害ではないかと言われました。そうなると、リハビリではどうしようもない。いよいよなら、ばねを付けて強制的に動かす事も考えたいと言われました。」
 「そのような状態で、介護をすること自体おかしいんだ。そんな事をしたら、本当に障害者になって仕舞うぞ。」
 「それでも、働かないとどうしようもない。生活出来ないし。」
 「生活出来なかったら、周りの者に助けて貰って。」
 「回り誰も助けて貰う者もいません。親に迷惑を掛ける訳に行かないし。」

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