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トップハート物語(4629)立志伝敢闘編
18/08/29
2012年(平成24年)3月中旬。
 昨日、3月11日は昨年故郷を襲った大震災の1周年だった。天皇陛下は病気療養中をおして追悼式にご出席された。その映像を部屋で正座しながら拝見させて貰った。
そして、あの時と同じ2時46分に両陛下、全国民と共に黙とうをさせて貰った。
 色々思い浮かぶあの時とその後の事。その後、ずっと瞼が濡れていて何度もぬぐった。テレビは、その時の特集を組んでこの日に合わせて膨大な映像を流していたが、多くのチャンネルが同じなのにうんざりしてほとんど合わせる事も無かった。
 ただ、静かに鎮魂の祈りを捧げるだけだ。いずれ逝くにしても、先に逝った同級生の事を思った。映像に度々出て奮闘されている南三陸町の同級生の町長も痩せたなと感じた。
みんなどんな思いで過ごしているのか、一体この国の政治は何をやっているのだろうか。両陛下が避難所を回られて時間を過ぎても、自分達の休憩時間を削ってでも避難民に対したのに対し、あの菅前総理の避難所に行った時の態度はひど過ぎた。
それ以外の政治家も同じ様なものだった。この国をどうしようというのではなく、自分達の利益をどう確保するかだけしか頭にない。
 自分達の事は自分達で守る他ないのだ。だから、国家、国歌、国旗を大事しない人間が育ってしまう。働く意欲も無く、目の前の利益を追い求めるだけだ。
 認知症を妻に持つ夫から何度も電話があり、妻とバトルを繰り広げて結果的に勝ったようだ。首を妻に締められて溜まらず蹴飛ばしたようで、足が動かない者がどうして蹴る事が出来たのか。
仰向けに転倒した認知症の妻は手すりに尾てい骨を打ちつけて眠れない夜を過ごした。電話を認知症の妻に替わって貰って、落ち着かせるために訪問する羽目になった。
 夕方、訪問した。隣のベットの夫はいびきをかいて熟睡していた。家に入る前に、あの還暦ヘルパーとして活躍していたヘルパーが玄関に居た。彼女が今日の担当だ。
あの還暦ヘルパーも既に古希を迎えようとしていた。今年はいよいよ古希だが、益々活躍が顕著で一番の働き頭はいうまでもない。この夫婦も彼女がお気に入りでどうしても彼女にケアをして欲しいと懇願されている。
「決めるのは訪問介護事業所です。」
と突っぱねているが、このような夫婦にお願い出来るのは古希ヘルパーしか居ない。
 ただ、おしゃべりが過ぎて彼女と話しをすると何時間でも掴まって仕舞うので、みんな避けている。嫌な予感がした。当然、話しを聞かないと行けない。何と、認知症の妻が欲求不満ではないかという。
古希ヘルパーの胸を鷲掴みする、あとは言葉に出来ない事が沢山あり、その旨を夫に伝えたという。そうすると、
「こんな年で。」
と怒ったなどという。
「仕方が無い、認知症の方の典型だ。」
と言うと今度は、電話が長男から掛かって来て、お互いに金を貸した返せとののしり合っていたという。
その傍で、認知症の妻が
「夫に負けるな。」
と、檄を飛ばしていたという。
私も、長男が金を親に貸したというし、親は長男に金を貸したというそんな家族間の事には首を突っ込む訳に行かない。
 全く興味のない話しをするので、途中で打ち切ってなかに入った。尾てい骨が痛いのか、横になって
「痛い、痛い。」
と言っていた。
励ましながら、
 「今日は日曜日なので、明日病院に行きますから。」
 そう言って、持って来たデコポンを上げた。
 暫く話をして落ち着いたので、ヘルパーさんに任せて辞した。
 午後、メールが大阪市新規事業所管理者と同行指導していた自立支援のサービス提供責任者から間を置かず、今日の大事な契約情報が入った。
大きな施設を幾つも持っている施設長の夫のケアを依頼されたのだが、説明を聞いてからという事だった。
「男性で明るいヘルパーをお願いします。」
と、要望された。
毎日の居宅介護と日曜日9時間の行動援護だった。大きな仕事なので、どうなるのか心配だった。自分の施設から援助を受けていたのだが、訪問サービス事業を閉めるにあたって依頼して来たのだ。
 専門家が相手ではどうなるのか、結果が心配だったのだが、
「契約が出来た。」
と嬉しい報告があった。
 「施設長は理事長の息子さんの奥さんです。佐藤さんの思いを伝えたところ、一度お会いしたいわ、と言っていました。」
  結果良ければ、全てよし。
 深夜、23時、0時、翌朝2時。認知症の妻を持つ夫から電話が入った。
 「まだ、夕御飯を食べていません。いつ来るのか連絡下さい。古希ヘルパーさんが来る予定になっていますが、まだ来ません。」
 3度同じ言葉があった。
 四六時中ベットから動かず、寝る時間も起きている時間も出鱈目。返って認知症の妻の方が規則正しい生活をしている。

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