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トップハート物語(4624)立志伝敢闘編
18/08/26
2011年(平成24年)3月初旬。
 朝一番で、新たな事業所のスタッフが来た。働きながら資格を取得するとの事業に対して採用した人材だ。2級ヘルパーを取得するまで当社にて社員扱いで働き、その間講習会に参加する。
参加している時間も勤務時間になる。週40時間の勤務で、ヘルパーの資格を持っていないので内勤的な業務になる。当社に来るまでラーメン屋で働いていた20代の女性だが、子供3人のシングルマザーだ。
 当社のその制度を利用して勤務する2人目だった。最初の男性は口先だけのシステムエンジニアだった。辞める時に当社のデータを空にして逃げて行った。今度も余り期待はしていなかった。
助成があるし、少しでもみんなのサポートになる仕事をしてくれればという安易な感覚だった。しかし、根性がありラーメン屋と二足わらじかと思っていたら、そこを辞めて当社一本槍だった。
根性があり意欲があるから、まだ未経験の色んな事務的な仕事もマスターする。
 外に出る方が良いというのは仕方が無い事だが、新事業所のスタッフとして営業的なものを担ってくれて結果を出し始めた。
4カ月という期限だったが、先日まで更新しない積りでいた。しかし、その意欲を買って更新することを決めた。彼女が求めればの話なので、その意思を確認した。続けて働きたいという。
 「相談だが、NPOとして指定取得して事業を始めた。そのNPOにはまだ社員が居ない。今3人いるが、全員出向だ。それを、順次社員に切り替えて行こうと思っている。その第一号になって欲しい。条件は少し上がる。そして、今度処遇改善交付金が出るので15000円上乗せされる。」
 そう言って、諒解を得た。
 それから3時間に亘って話しをした。当然質問もあった。
 「育児休暇はあるんですか。」
 「当然あるよ。」
 「本当ですか、70歳爺さん社員は無いと言っていました。」
 「あんな嘘つきの事を信用するな。嘘つきだと知っていて、どうしてあんな奴に聞くんだ。今、Kがそれで休暇を取っているしOだって先日まで取得して出勤し始めているんじゃないか。どうしてだ。妊娠する予定があるのか。」
 「いま、再婚を考えている人が居るんです。」
 「それはいい、最低5人は必要だからあと2人お願いな。」
 「それは無理かもしれませんが、一人くらいは。」
 「ところで、経済的には大丈夫なのか。ちゃんと働いている奴か。先日うちの社員が離婚届を出したが、働いていないのでローンも払えない、自己破産するからだ。その前も、何人も同じ理由で離婚しているし、また、今でも必死に働いている社員の旦那が、仕事が無くなったと言っているのが数人いる。自分が支えないと、と言って一生懸命に成っている。そんなのを見ると、本当に将来大丈夫かなって思う。俺だって何時までも続けられないし、あと20年30年先を考えて結婚しないと。みんな若いから。20代30代の社員がほとんどだ。お前のその男は大丈夫なのか。収入の方は。」
 「だから、まだ結婚は出来ないんです。私が一生懸命になって働かないと。」
 「困ったな。ところで、子供は自分が居ない時には大丈夫なのか。もし、延長保育などあったらその経費は会社で持つからちゃんと請求するように。」
 そう言って、働いて貰う為の経費を社員にはかけないと説明をした。
 「本当に70歳爺さん社員は辞めてくれるんですか。」
 「当たり前だ。あんな嘘つき、これまでどれほど回り道をしたり、嘘をつかれてとんでもない事になったりしたと思う。分かっているだろう。知らないことを知っているふりをして、出来ないくせに出来るふりをしてみんな君らにさせていかにも自分がしているように報告に来て、追求されて行き詰まると他人の責任にする。とんでもない70歳の爺さんだ。大手の電機メーカーに働いていたことを鼻に掛けていたが、会社は立派でも本人の能力には何の関係も無い。今期は7800億もの赤字を垂れ流す企業と、当社の幾ばくかの利益を上げる会社とどっちが社会貢献していると思う。」
 「営業をして、あんなに回ってもこれしか依頼が来ないとやる気が無くなって来て。」
 「何を言っている。自分の処だけしか営業をしているなら分かるが、どれだけの事業所がしていると思っているんだ。」
 そう言って、自分が始めた時にはひと月目は0円、ふつた月目には8万円の売り上げだった時のことを話しをした。

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