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トップハート物語(4620)立志伝敢闘編
18/08/24
2012年(平成24年)3月初旬。
「社員だろうが誰だろうが、報告するのに何が問題なんだ。事務だけなんてとんでもない。昨日話したばかりだ。うちは介護事業所だ。介護をして何とか収益を上げている。収益を上げる人材になるように。基本は介護をして貰う。そのうえで、他の仕事をお願いする事もある。しかし、事務だけで出勤されても困る。それに、頸椎損傷の人間を通勤させて使用するなんて出来ない。無理だ。介護の仕事は出来ないだろう。それで今後どうするというのだ。」
 「片手は動きますので何とかパソコンを使った仕事をさせて貰えませんか。」
 「出来ない。無理だ。このままでは、身体障害者になるぞ。今後の事をどうするか考えるように。」
 「今後は、障害者の認定を取ってその枠でどこかに入れたらと思っています。」
 「それにしても、どうして診断書を出してくれなかったんだ。頸椎損傷なら、仕事が出来ないと出す筈だろう。」
 「医師にも介護の仕事は無理だと言われたんですが、何とか遣りたいと頼んで、それだったら仕方が無いと言われて、しかし、診断書はまだ書いてくれないんです。」
 「とにかく、俺の判断ではどうしようもない。初めてのケースなのでハローワークや労働基準監督署、社会保険労務士の見解を聞くので今回の事故の診断書が夜出るというのだったそれが出来た時点でファックスで送ってくれないか。」
 そう言って帰した。
 その直後、まずハローワークに連絡した。トライアル雇用で紹介を受けたので、その扱いをも合わせて聞いた。その返事は、
 「ひとつは労働契約無効という見解です。事前に診断書を提出求めて出されていない、その頸椎損傷の確認が出来ていなかった。後からそれを訴えて来た。もうひとつは、労働契約有効で勤務に堪えられない身体なので解雇という手続きです。社内規定に併せて処置することになると思いますが、それは全て会社内で決める事で、ハローワークで決める事ではありません。それ以上の事は、労働基準監督署に聞いて下さい。」
 そう言われて、先日労働基準監督署を訪問していて知っていた監督官に電話した。一通り説明をした。面倒臭くなるので、自宅での事故として説明をした。しかし、何かを感じたのか、
 「本当に自宅ですね。業務中じゃないですね。」
 と、何度も念押しをされた。
 「はい、自宅とメールでも来て居ます。」
 そのように答えた。
 「就業規則に休職規定はありませんか。」
 最初はありませんと言っていたのだが、本当に無いのですかと何度も確認して来たので、チョット不安に成って就業規則を開けた。あった、その中の事項に該当する。
 「解雇とか契約無効という強硬な手続きを踏むより、その規定に沿って休職し3か月の有期雇用ですから、3か月後には自動的に契約が切れるという手続きの方が穏便に済むと思います。」
 それが良いと思った。
 さすが、労働基準監督署。無給だし、当社としてはそれが一番か。続いて、社会保険労務士に連絡した。経緯を話しして、ハローワークと労働基準監督署のアドバイスを話しした。
 「会社が休職を勧めたのであれば、会社都合で6割の賃金を支払わないと行けない。労災を使用するとなると、事前に医者が介護は難しいといているし、以前の疾病が原因でそのような疾患を引き起こしたとなったとしたら、医師は書かないし労災の規定に当てはまらない。本人が申請することになっているので、本人が医師にお願いすることになります。また、健康保険の傷病手当では労働の途中で引き起こされたとなると対象にならない。何れにしても、労働者が何を思って何を求めているのか分からないと対応が出来ない。」
 腫れものに触るような、感覚になっている。
 とにかく、当社としての対応は、皆さんの知恵を拝借して進むほかない。最後には弁護士にお願いする羽目になるのか。
 夜までに診断書をファックスする約束だったのだが、来ない。ここ数カ月の間に何人もの新人女性を採用した。全員何か問題を抱えているので、数人既に切っている。

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