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トップハート物語(4613)立志伝敢闘編
18/08/21
2012年(平成24年)3月1日。  連日、早朝から社員が来る。自立支援サービス提供責任者は、新規事業所の指導も兼ねている。新たな利用者に対する初動対応を、新人サービス提供責任者に同行指導をしている。
その内容の報告を、今日も受けた。2日連続して、新規利用者に対応している。ケアに当たる人選もお願いしたが、提案したヘルパーさんに対して、他の提案をしたものだからお冠。
自分達で決めてくれと言われた。しかし、私の考えは異なっていて、提案された人選に意義があったのではなく管理者がアセスメント時点で自分が逃げようとしたので、強制的に入れようとしたのだ。
 「ガンダムにこだわって、詳細に亘った知識がありそれを聞いていて引いてしまったので、他の方を提案したんです。休みを聞いたら、土曜日曜休みだと聞いたものですから。」
 「やはり、責任者だから幾ら新人でもいざとなったら自分が対応しないと行けないので。」
 そう言って納得して貰った。
 もう一人の方は筋無力症候群の方だ。ベテランの方を希望されていた。その対応に、夜間行っている近くのヘルパーさんがする事になったが最初の引き継ぎの時は、
「子供さんの卒業祝いで立ち会えない。」
という。
自立支援センターの依頼で、それも最初の指導する日に行けないとなると、これから暗雲が立ち込めて来る。チャンスを取り逃がしてしまう。
「それ以外の日は全部対応出来る。」
と言われたが、初鼻がダメだったら何にもならない。
希望を一人の者に持っていた。施設に出していた職員が戻って来る。4月からだ。3月3日が指定の日だ。それまで、施設職員で夜勤が有ったら万事休すだ。
 メールで話しをした。返事が数時間後に来た。
 『大丈夫ですよ。3月は掛け持ちで大変ですが、来月から行けますよ。3日も大丈夫です。指定されている、水曜日、土曜日の夜も大丈夫です』
 たくましくなって、戻って来る。
 最初当社に来た時はまだ24歳だった。我儘で、自分勝手でお嬢さんだった。何しろ、企業の受付をしていただけで何も出来なかった。将来を考えて、この仕事に入ろうと当社の研修を受けた。
受けても、暫くは一般企業に居た。それから半年後当社に入ったが、その性格から馴染めず施設に。あれからもう8年。早いものだ。やっと、戻って来てくれる。オールマイティの技術を身に着けて、夜勤経験なので夜の対応も出来る。その彼女を必要としている仕事が来たのだ。
 ホッとして、サービス提供責任者に連絡して打ち合わせをして貰った。何時もギリギリで何とか必要な人が現れる。これで、信頼を勝ち取って次につなげようという目論見だ。
 NPOの業務の準備が進む。今度は、新たに介護員養成研修事業者指定を取得する積りだ。その申請書作成を指示しているのが、若い22歳の新人女性だ。彼女に資料や申請書の作成専門家を目指させようと思う。
作成途中で打ち合わせに来た。それから、色々話をした。トライアル雇用の若年等正規雇用化特別奨励金対象とのハローワークから書類を貰っている彼女だ。やる気が満々なのだが、少し病気が気になる。色々なものを持っているようなのだが、診断書の提出を求めている。常に咳をしている。
 彼女もシングルだ。その話しを聞いたが、高校時代に妊娠して卒業と同時に出産し、結婚しママに。
 「高校1年生の時から卒業時には子供が欲しいと思っていたので、計画通りに成りました。」
 と、言っていたが、直ぐに結婚生活は破たん。
 出産しても、夫はお金を家に入れずに極貧の赤ちゃんとの生活。DVが連日あり、外に女を作られて捨てられた格好になって出て来た。それから、転々としていたのか。余りにこのような環境の者が多過ぎる。
これからの、生活や人生を考えるように話しをした。それでも、理解出来ないものがある。理解出来ないものはどうでもいいのだが、理解して欲しい事がある。
 「会社は利益を出さなければ、やって行けない。いくら欲しいかは関係ない。いくら稼いだか、いくら利益を上げたかになる。資格など、最低必要なものだけで、幾らステップアップして資格を持っていてもそれは個人のもので、会社には関係が無い。それが無ければ仕事が出来ないなら仕方が無いが、介護福祉士を持っていても居なくても関係ない。取得したからといって給与には関係ない。それほど、金が必要なら独立して遣る事だ。」
 そんな事も言ったが、果たして耳に入ったか。
 忌引き休暇や手取り額の事などを気にしていたが、黙々と働くのかどうか分からない。有期雇用なのだから、その間に判断することになった。途中で突然口調が変わり、人懐っこい話し方からヤンキーの話し方に替わったのか恐ろしい思いとして残った。



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