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トップハート物語(4612)立志伝敢闘編
18/08/20
2012年(平成24年)2月末日。
「実は、3月末で廃業することにしました。そのご挨拶に来ました。」
 10年間事業を展開したが、その手法などに問題があると噂があった。
 それでも、止めるとなると郷愁感が少しは生まれるかなと思っていたが、全く生まれない。余り良い印象は無く、トラブルばかり起こしていたし全く営業センスが無かった。
私が、営業して確保した利用者をバトンタッチして管理者としたのだ。忙しくて、人材の適否は余り考えずに管理者にしてしまった。その間は半年余り。その男が、実績は全く無く利用者も減らすばかりで逃げて行くような感じと追い出した感じが交錯して去って行った。
 「佐藤さんにこうして面と向かって会えるのは私だけですね。」
 そう言っていたが、
 「そう言えばそうだ。みんな悪さをして辞めて行っている。道で会うと、顔を見ないように逃げて行ったりうつむいて行ったり、可哀そうだ。」
 その中に彼も入るのだが、彼は何故か実績を全く上げていないのに
 「会社には大分貢献させて頂きました。利益を上げたのは私だけじゃないでしょうか。」
 私が最初から250万円の部署を与えただけで、段々と減らして行ったのは彼なのだが、一人の利用者も増やすことなく去って行ってもまだそんなポジティブな思いがあるのだと、不思議に思った。それが、彼の良い処であるのだろう。
 「人生の最終でこんな変な業界に入って仕舞って。今年で60歳なのでいい区切りで手仕舞いです。銀行からの融資は資本金を取り崩して精算します。手堅く運営していたので、何とかなりました。佐藤さんの足元にも及びませんでしたが。」
 一応、私を立てていたが、自分も褒めて貰いたかったようだ。
しかし、私はご機嫌をとる言葉を吐けないので無視した。早いもので、もう10年か。色んな事があった10年も過ぎてしまえばあっという間だった。
 認知症を妻に持つ夫から再三デイサービスの回数の件で連絡が入り、埒が明かないと思ったのかヘルパーさんにも回数を何とかしてくれと言っていたので、先日訪問した。
妻がデイサービスから戻って来ると不穏さが増して大暴れして、毎日生傷が絶えないと訴えていた。それは、夫が以前から暴力をふるい家庭崩壊の道に持って行った。
その為に、子供が離れて行くしよりつかない。自分が寝た切りになり、妻が認知症を患った。レビー小体で不穏さが尋常ではない。夕方になると、暴れるのは日常茶飯だった。
しかし、
「妻がドアのガラスを破ってしまいました。」
と聞いてはほおっておく訳にはいかない。
 訪問すると、妻の右手に往診の手当の跡がしっかりと分かり包帯の上に手袋をしていた。
夫は傷だらけであちこちにその痕が見えた。いよいよこれは夫の訴えを聞かないと、と思い、デイサービスの回数を減らす事に決めて、デイサービスに打診した。その告げられた理由にデイサービスでは
「納得出来ない。」
というが、利用者の希望ではどうしようもない。
その扱いをする為に、サービス担当者会議を企画して、日にちも決めたが何とそのデイ担当者が急病となり流れた。しかし、認知症を妻に持つ夫が今月からと言って聞かない。今月の分はキャンセルとした。
 来月の予定を持って訪問した。
そうすると、
 「やはり、妻がデイに行きたいというので。」
 いつもの、我儘だ。
 この我儘に、先週も振り回された。妻が暴力を振るうのでベットを他の部屋に移動して欲しいと何度も訴えて来た。その訴えを受け入れて、レンタルに連絡して、どこに移動するか打ち合わせをして段取りをつけていざ移動という段階で、
「やっぱり止めました。」
という。
 常に、この認知症を妻に持つ夫は自分勝手で、他人の事を考えない。
 今日、新規事業所で初めて生まれた利用者にアセスメントをした。その時に、誰がケアの担当するのかという事になったようだ。当然、最初はサービス提供責任者がする事になるのだが、色々指導に行った者に聞いてみるとその新人サービス提供責任者が逃げて、
 「その利用者は土日が希望ですが、彼女に聞いたら土日は休みだと言っていたので、他の者を捜さないと。」
 そう指導した者が言っていた。
 私が、そのサービス提供責任者に聞いた時には土日でも大丈夫だと言っていた。怒りが込み上げて来て、そのサービス提供責任者にメールをした。
『君が担当することにする』
と。
しかし、返って来た返事は
『他の者と一緒でも良いいですか。』
というのだ。
困ったことになった。そんな精神じゃ、事務所は任せられない。既に、次善の策を考えないと行けない。
 その時は、スーパー銭湯に行っていた。銭湯を出ようとした時に、ロッカーの鍵が無い事に気付いた。いくら探しても、どこを探しても見当たらない。諦めて、フロントにその旨を告げた。
そうすると、
「脱衣場に落ちていて、届いています。」
という。
毎日このような認知症の症状が現れて居る。

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