お知らせ


お知らせ

RSS

一覧に戻る

トップハート物語(4610)立志伝敢闘編
18/08/19
2012年(平成24年)2月下旬。
 朝一番で、介護管理者が来た。少し苦笑いして、困惑顔をしていたので不安になった。
 「実は、Wさんですが、3月に離婚が決まったようです。」
 「本当に、離婚するとか旦那を捨てるとか言っていたけれど本当になったのか。」
 「それで、実家に移転することになって実家から通勤したいというのですが。交通費が出るのかどうかそれを聞いて欲しいと。」
 「どこから、幾ら掛かるの。」
 「遠くて通勤で片道1時間半だそうです。交通費は片道790円。」
 「そんなに遠くなのか。」
 「通えるかどうか心配なのですが、本人は通勤するというのです。本当に出して貰えるのですね。9時からだったら7時半に出ないと行けないし、続くかどうか。」
 彼女は、まだ入社して3か月だ。最初から好印象で、やる気も満々で誰からも好かれていた。利用者も大変喜んで、引く手数多だ。
ただ、面接の時に
 「旦那が失業してから全く働く事も無く、無駄使いばかり。そんなだから、私がこんな形で働かないと行けなくなって。しっかり働いて、旦那を捨てたい。」
 そう言っていたが、半分か相当か嘘だろうと思っていた。
 その顔立ちは、当社には美人的な社員は多く居たが、可愛い系の社員は初めてだ。姿ではなく、顔立ちが本当に可愛い。そして、気立ても良く頭もいい。面接の時に、当社に来たいと聞いた時には信じられなかった。
それから、期待を裏切らず精励してどうにかしてあげたいと思わせるようなタイプだった。彼女が居れば、将来は安泰だとも思った。先日、欠勤して減額された給与に文句を言って来た者と同期だ。同じ環境でありながら、考えが全く違う。欠勤しないように、お正月など実家に戻り遠方から通勤して来た。
 その彼女に異変が起こり、それを取り除けば勤務の継続がなるので当然のことと私は思った。介護管理者も、当然それを望んでその希望を私に告げるものと思っていた。しかし、それを言わずに
 「いつまで続くか分かりませんが、出して貰えるという事でいいですね。」
 と、いう意外な言い方だった。
 管理者も彼女の勤務状態を褒めていた筈だ。暫くして、NPO法人常勤理事の智子さんにその事を言って、相談した。
 「ここに引っ越して来る事は出来ないのですか。」
 「親がローンを支払って、実家を持っているらしいので離れるのは無理だ。」
 「本人だけ引っ越して来るのは無理ですか。」
 「子供さんが居るから、昼間誰も見る人が居なくなる。会社で借り上げてもいいと思っているんだが、昼間親が見ているから。その替わりが必要になる。」
 そう言って、NPO法人常勤理事の智子さんのヒントに現実的な方向に考えている。
 朝から、沢山の社員が入れ替わり立ち替わり来た。昨日に続いて、介護サービス提供責任者が来た。生活援助が45分単位に替わるのに対して、
 「これまで1時間半の提供をして来た利用者のケアマネが続けられるか、何分だったら可能かと聞いて来たので、基本方針として1時間までだったら対応出来ると返事をしました。それでいいでしょうか。」
 「それは構わない。しかし、俺だったら要望に応える事が出来る事業所を探す。事業所は自分の処だけじゃないという事を忘れないように。」
 午後から、市役所の議員会館を訪問した。前市議会議長に面会して、市民後見人養成の陳情をした。何と無く分からないのに、分かったふりをしているような印象だった。
 有料老人ホームを全国展開しているコンサルタントから、全国の人材育成の話しがあり、横浜まで来て欲しいと依頼があった。しかし、指定された3月5日は病院の健診予定が入っている。断ったが、何れしなければならないのでその構想が色々浮かんで来た。
 3時半から、議員の紹介でハウスクリーニング事業者に会った。簡単に言うと、お客さんを紹介して欲しいという事だった。発想の転換が必要な業種なのだが、自分の要望だけにこだわっているので拡大は難しいだろう。
以前も、カラオケ業者を紹介されて、デイサービスをしたいと言って来たが資金が無いのでとん挫しているようだ。
 大阪市の新規事業所の初めての契約が実現しそうで、アセスメントが終わって3月2日に契約という運びになった。何にしても、嬉しい限りだ。移動介助51時間だが、それから徐々に結果を出してくれればいいと思っている。29日にも身体介護の利用者とのアセスメントが予定されている。
 慌ただしい中にも、モニタリングやサービス事業所を回る。まだ、ケアマネジャーも現役だ。

一覧に戻る


  • ヘルパー講座・セミナー 最新情報
  • ケア事業・サービス 最新情報