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トップハート物語(4605)立志伝敢闘編
18/08/17
2012年(平成24年)2月下旬。
 そんな事は無いのです。必ず、どんな研修会でも2時間以上の人権教育をすることが義務付けられているのは、ここだけです。だから、人権屋が生きて行けるんです。いいですか、あの講座は高齢者の人権についてというタイトルの2日間の講座だった筈です。あの教育で高齢者の人権が守れると思いますか。内容的にどうですか。やった内容は、半日を使って背中に色んな色のシールを貼らされて、自分の背中にどの色が貼られているのか分からない。一斉に、口を聞かずに自分と同じ色の人とグループを形成する。背中を叩いたり、手を引っ張ったりしながらある一定のグループが出来る。しかし、どこにも属さない一人だけの色を貼られた人が数人いてどこからも手を引かれないし背中も叩かれない。その人だけが、真ん中にそれぞれ取り残された。いわゆる差別だ。それが、高齢者の人権を守る手法となりましたか。話しの内容は、部落問題、朝鮮人差別問題。高齢者の人権を守るというテーマはどこに行きましたか。出て来た人は、部落問題の団体の方、朝鮮人差別を受けたから。確かに悲惨な経験を体験談として話しをされました。しかし、高齢者の人権を守ると言うテーマはどこに行きましたか。皆さん、この授業を2日間通じて高齢者の人権を守ることのヒントを受けましたか。その研修会で、高齢者が受けられるべきサービスを知らないばかりに受けられない、振り込め詐欺に遭っても泣き寝入り、高額な商品を交わされても金が戻って来ない、施設で預けたお金が使い込まれる、虐待を受けるなどの人権侵害が沢山あるんです。それを、どうやって守るか取り返すか等学ぶことが沢山ある筈なのに、単なる同情心を喚起しただけで何の方策も得られない。これが、このどんな事でも相談に乗れる主任ケアマネジャーの研修会です。何か残りましたか。」
 「何も残らない。」
 「そんな、人権屋がグループを組んで色んなところを回って稼いでいる。その講師料はまた高い。どこでも、同じ事をする。幼稚園であろうと小学校であろうと、その内容をただ我々の処に持って来ただけ。だから、高齢者の人権に特化した事が出来ない。私が東京で受講している内容は、法律からその法律を実行するためにはどんな手続きが必要か、どんなところにそのノウハウがあるか。その対象となった人の事例をケアマネジャーが出て来たり、その被害を受けた人などが出て来てどう解決してくれたのか話し合いがある。それが教育だ。」
 そんな事を話ししていると、もう時間になった。
 再び、事例検討になる。私は気付くと自分が指名されていたり、何かをさせられる事になったりするのだが、余り話しの中に入らない。
 昼休みになる。あと半日だ。NPO法人常勤理事に、銀行手続きや郵便局への書留などの処理、経費支払いなどのお願いを、私が不在の時にさせる。うちの財務内容や給与内容は彼女が全て把握している。
食事を買って来てくれて駐車した車の中で報告を聞きながらサンドウィッチを食べる。
 1時間は短い。再び会場に入り、席に着く。午後から司会を指名されたが、固辞した。しかし、押し付けられた。参加意識が無いうえに、司会の役目が曖昧になったので助かった。
段々と終盤に差し掛かって来る。当グループの検討内容が、いい加減に成って来たのでもう真剣に話しするのを止めた。もっと、きっちりした形で結論付けたかったのだが知識レベルが同等でないと理解が難しく、押された形で結論付けたのだが、それはそれで良かった。
 まとまりが、物語風に成って情緒的にまとまる。それはそれで良かった。その間、グループの集合写真を研修中にもかかわらず撮った。
 「いま、ですか。研修中でも大丈夫ですか。」
 「何を言ってる。構わない。」
 そう言って、強引に撮った。
 最後の最後になり、修了証書を渡された。集合写真を撮ろうと思ったが、一人私とずっと同じグループだった彼女が、以前電車の事故で遅れてしまって遅刻したことで、補講となったようだ。その為に
 「私修了証書が無いんです。」
 「俺のをもって写ればいい。」
 そう言って、強引に渡した。
 みんなで別れ際に、握手をしていそいそと散会した。私は、その後、NPO法人常勤理事の智子さんと研修会場の同じフロアの健康管理室で働いているNPO法人常勤理事の友人と3人で、打ち上げをした。
隣のビルの8階フロアに有る「土山人」という蕎麦会席を食べた。彼女たちは美味しいと沢山食べていた。
 9時頃まで話しをしていたが、余り広く無いフロアだが、お客さんは数えるほどだった。もう、このような飲食店も少子高齢化で立ち行かなくなるのだろう。

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