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トップハート物語(4589)立志伝敢闘編
18/08/09
2012年(平成24年)2月中旬。
質問があった。
『初めまして。こんにちは。
介護施設に勤める者ですが、こんなことがあったので助けてください。
利用者様のバイタルを日に二回測るのですが、私がバイタルを計る時に、19人中3人同じ数値があり、遡ると前回にとぶので私がインチキをして認知症の方々を測らず適当に書いたんだろうと言われました。決してそんなことはしていないと言っても信じてもらえません。でもそんなインチキする人は同じ数値を三人分も書くでしょうか?
計測器の不具合だと思いますが、こんな経験のある施設の方いらっしゃいませんか? 』

 居ても立っても居られない気持ちになり、何年振りかで営業をすることを決めた。新たな事業所がうまくスタートできるか心配なのだ。発破を掛けているが、もう信用が出来なくなった。口だけで、何もしないでずっとここまで来た。
 「幾ら指示をしても、何もしないので収益が無ければ給与は支払わない。いよいよになれば、私は居宅介護支援専門員を辞めて新事業所に行く。その時には、NPO法人常勤理事智子さんと新たなケアマネジャーを連れて行く。そうしたら、あんたら3人は要らない。退職して貰う。」
 そう、個別に3人を呼んで言った。
 「本来なら、3人の力を合わせれば大きな力になる。だから、最初からそのように言っていた。それが、お互いに、特に70歳爺さん社員がみんなに抱きついて、責任を回避して問題が起こったら他の者のせいにしようとしている。だから、これからは誰がどこに行って挨拶をして結果が現れたのか、評価をする。特に、経費や人件費などをふんだんに要求して、『やらねばならない』などと言って、何もしない奴に責任の所在をはっきりさせる。」
 と、2人の若い女性社員に伝えた。
 2級ヘルパーの社員に、
 「自分で関係事業所に連絡してアポを取って、営業に行くように。」 
 そう言うと
 「私がそこまでしなければならないのですか。」 
 そう言う。
 立ち上げの時に営業するのは当たり前で、それが2級だからケアだけだというのなら、ケアが始まったら自分が他のメンバーまでカバー出来るのか。そんな思いで、それでも静かに説明をした。
 営業のこれまでの行った先、今日の営業予定先を連絡するように言った。しかし、2時過ぎまで今日の営業先が来ない。私が、今日の午後から営業しようと思っていたので、ダブっていては何もならない。
その為に、要求したのに来ないまま出発した。銀行に立ち寄り、新営業所の近所に来てスタートした。何年振りかの営業だ。その何年ぶりも相当長い間行っていなかった。ケアマネジャーになりたての頃に行ったきりか。5、6年振りか。
5時から懇談会が入っていたので正味2時間程度しか営業時間が無かった。1件、2件、3件と障害者施設や通勤施設、自立支援相談所などに行った。勿論、感触は良い。ただ、いつものように結果に結び付ける事が出来るかは、それは稀だ。
この地域の対応がそのような表面だけだと認識している。
 5時からは、大手自動車メーカーのビル内の会議室で懇談があった。遅れて、有料老人ホームを全国展開しているコンサルタント兼事業者が加わった。四方山話をして、席を外に移した。美味しいお酒と肴の店だ。単刀直入に、話しが有ったのは人材の問題だ。
最初は、各施設で次々起こる社員のトラブル。
 「前に運営していた時には起らなかった、非常識な問題が次々起こっている。その時間と経費が馬鹿に成らない。使いものにならない人材を入れてしまって、仕事の指導をするとパワハラだと労働委員会訴えられて、結果的には示談で40万円を支払って解決したり。施設長として採用した人物が全く能力が無く、直ぐに辞めさせて次の採用者におかしなファックスが届くようになり、辞めさせないとどうなるこうなると口では言えない内容の文書が届いたり。もう、枚挙に暇が無い。専門家にどう解決しているのか聞きたいと思って。」
 妙案はなく、これからずっともっと悩まされることになると思いますと返事した。
 「その解決策は、教育です。自分で育てるという気持ちが無いと何時までも続きます。時間は掛かりますが、確実にその人間性を長期間見る事が出来ます。」
 そう言ったが、何しろ全国ベースの展開になる。
 私の頭の中には、幾つかのプランが浮かんだ。話し合っている最中にメールや電話が鳴ったが、出ないでいた。終わってから、メールを確認すると新規事業所から印鑑を貰いに明日朝行きたいという。何の申請書に対する印を押すのか聞くと
 『NPO定款変更の提出です。』
 と、言う。
 既に終わっている筈の変更申請とはどういう意味か分からない。帰りの車中や、部屋に戻ってから何度かメールの主である2級ヘルパーに確認すると、どうやら必要な処理をしていない事が判明した。怒りに火が点いた。どうしようもない奴で、あの70歳爺さん社員が明日朝来るように指示した。

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