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トップハート物語(4588)立志伝敢闘編
18/08/07
2012年(平成24年)2月上旬。
 深夜、先輩から母親が亡くなったとの連絡を受けた。その今日0時過ぎに私は起きていて、直ぐに返事をした。その時に、どうするか。仙台に行って哀悼の意を表すか。一生お世話になった先輩のお母さんの逝去だ。その思いが駆け巡る。
その場合、今日午後出て埼玉の家に寄って喪服を持って仙台に向かう。当日のお通夜か翌日告別式へ。終わり次第戻って、夜の予定している他業種との懇談に臨む事は出来る。そんな思いをしていた。
暫くすると、ずっと心を占めている不安が充満して来た。
 新たな事業所の営業戦略が全くなされていない事だ。気持ちがすっきりした形で、先輩の許に向かっていない。新幹線を乗り継げば正味5時間以内で仙台には着く。2日間の義理をどうして果たせないのか、と自問自答した。
事務所に居ても、悩みに悩む。丁度、今日の1日と明日の夕方までは時間的には空いている。私が、決断するかどうかだった。頭が痛い。部下の責任は私の責任だ。新事業所のサービス提供責任者に檄を飛ばしたのは昨日だ。
それでも、安心出来ない。もう、70歳爺さん社員は期待していない。口先だけでどうしようもない。そのプランを建てた私の責任があるので、それがすっきりしない。
 10日から13日までの4日間は、この地に居ないので営業的な事は何も出来ない。チャンスというモノがあるので、それはほんの一瞬だ。それをどう過ごすかに寄って、その後は決まる。悩んだが、時期をずらして仙台に行く事にして、弔電を会社と従業員と2通作成して送付した。
彼らの営業方針を決め動き始めた。自立支援の関係で動こうと思って、リストアップした。次にパンフレットを作った。目立つような名刺デザインと作成をNPO法人常勤理事の智子さんに依頼した。
 運営資金をどうやって稼ぐかを検討。今回の介護保険法改正によって2級資格でサービス提供責任者の事業所は、減額されるのでその立場の方の介護職員基礎研修と、今後2級ヘルパー資格者の介護職員基礎研修への移行が考えられる。
 先日介護管理者からクレームがあった研修中の女性が居る。若くて能力がありそうだが、
 「余りに止まらないおしゃべりで、あれこれ言うので利用者からクレームが来ている。」
 と、言うのだ。
 その者の能力がどの程度、どの方向にあるのかを確認したいと、介護管理者に
 「もし、時間がケアの間に空いているのであれば、私が使いたい。」
 諒解を貰った。
 彼女を呼んだ。まだ、20歳前半のバツ一の女性。介護職員基礎研修の資格は持っている。
 「実は、君の能力を教えて欲しい。パソコンを使用して仕事をした事があるか。」
 「パソコンは打ち込みなら、ブラインドタッチで出来ます。」
 「いや、打つのは当たり前だが、書類などを作成出来るか。役所などはもうホームページから抜き出してそれを利用して創れとか、提出しろとかなっている。一定の資料を見て作成出来るかどうかだ。いちいちどの資料はこれで、これをここに入れるなどの説明をしなくても、ある程度は作成出来るかどうかだ。例えば、社名とか住所とかその該当する資料があれば探し出して作成出来るかどうかだ。簡単だ。その簡単な項目が沢山あるので、それだけでも解決してくれれば、有難い。それが出来れば、少しずつ進んで色んなものを次々を作成して行って欲しい。」
 「それは、やってみたいです。要領を教えてもらえれば、大丈夫です。させて下さい。」
 「よし、そしたら、現在のケアのシフトを動かさずに、空いている時間を利用して作成して欲しい。隣の部屋は、空いているので使用していい。エアコンも付いているし、机やパソコンも勿論あるから。合い鍵を作って来て、自由に出入りしていいから。」
 「それじゃ、私の専用の事務所として使用していいんですか。」
 「勿論いいですよ。必要のあるものを言ってくれれば、購入して構わない。」
 「本当ですか、是非させて下さい。」
 「幾つかして貰いたいものがある。まず、NPOの助成金の申請だ。それと、これからNPO法人として養成校を運営したい。その申請手続きだ。3か月を目途として考えている。それは、指導者を着ける。」
 「分かりました。」
 「いいか、急に力を入れてする必要はないぞ。息切れするから。時間も余裕を持って。」
 彼女は、先日の面接で前の夫に受けたDVで身体と精神に大きな傷を負った。その為に、服薬は欠かせない。その結果、副作用としてハイテンションになる、身体的疾患で表面に現れるものが他の者に不快や不安を与えてしまう。
その情報は私だけが個人情報として受けているのだ。だから、他の者は真に受けて対応が厳しくなるので、そのまえに無人の事務所に逃避させた。

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