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トップハート物語(4587)立志伝敢闘編
18/08/07
2012年(平成24年)2月上旬。
昨日、新たな事業所の自立支援申請書が受け付けられた。一段落したので、管理者兼サービス提供責任者を呼んだ。当初は、70歳爺さん社員を管理者にしていた。ところが、管理者は常勤換算に入らないとの指導で20代の経験無しの女性を管理者兼サービス提供責任者にした。
それに対して、
 「経験が無いから、役所が受け入れてくれるか。」
 と、70歳爺さん社員が抵抗した。
 自分の役職がはく奪されるからだ。そのはく奪されないために、
 「もう一人、常勤を増やして下さい。」
 「もう一人増やしたら、管理者以外に3人の社員を抱えて月80万円の人件費が掛かりますが、大丈夫ですか。その利益を確保出来ますか。」
 「出来るかどうかより、確保しなければならないでしょう、社長。」
 「どうするんですか、その具体的な手順を言って下さい。」
 「まず、地域包括支援センターやケアマネジャーのリストを創りましたので。」
 「それは、俺が彼女に言って創らせたんでしょう。自分の秘策で確実に人件費は確保出来るんでしょうね。」
 「はい、4人で力を合わせて。」
 「もう、結構です。自分の人件費は自分で稼ぐようにして下さい。いつまでも、資金を出し続ける訳に行かないですから。他人に抱きついて、自分は何もしないのはもう許さない。他のメンバーには私から仕事を申し伝えますので、邪魔することは止めて下さい。」
 そう引導を渡した。
 動いていると思うが、とにかく、もう時間が無いので管理者兼サービス提供責任者に話しをする為に、呼んだ。そして、新たな収益確保として
 「いいですか、今しなければならない仕事は、まず、各市町村への移動介護の申請書作成。新たに、事務員が2級ヘルパー研修を終えるので、先に提出した書類では事務員となっているのを修正して差し替えをして貰う。その次は、3月から開業するための営業行為。そして、アポの間の時間が有ったら講習の申請や会場確保角をして欲しい。今度の法改正で2級ヘルパーで、サービス提供責任者になっている事業所は減算になる。その為に、当社の介護職員基礎研修も満席になっている。その講習を開講して欲しい。」
 そう言って、研修センターの責任者である高学歴社員を呼んだ。
 新たに開講するためには、開講日より90日前の申請が必要だ。そんな時間待っていられない。従来の当社の指定に新たに加える形だと30日前になる。NPOでの開講は準備するが、早急に出来る方を優先することにした。
3か所を計画して、従来の日曜コースに加えて平日コースや夜間コースを計画した。2時間ほど話し合ってやる気を引き起こさせて帰した。そのあと、気になってサービス提供責任者にメールを送った。
 『移動支援は各営業市に申請若しくは登録をするので、大丈夫ですか』
 返事が来て、各市に問い合わせした結果報告が来た。
 やはり、事務所の設置市だけで他の4市には何もしていなかった。危ないところだった。
 彼女が戻ると、入れ替わりに居宅介護支援事業所の管理者が来た。私が、いつも個人事務所に居るので相談に乗る事が中々できない。困難事例を相談に来た。その間、役所から連絡があり処遇改善交付金と助成金の申請書での訂正個所を言って来た。
簡単な処が間違っていたのと、
 「新たに、同行援護の助成があるのでそれが抜けています。申請をしてくれると、15.5%の助成金があります。」
 そう言ってくれたので、助かった。
 直ぐに昼が来て、部屋に戻って昼食だ。恵方巻きで使用した海鮮の残りものがある。特に、毎日食べているがサーモンの刺身は美味しい。今日で最後だ。部屋から出ようと思ったところに、介護管理者から電話だ。
 「自立支援で借りていた部屋の電気代とか請求が来ている。今日払わないと、全部ストップしてしまう。」
 「幾らなの。」
 「2カ月分で、12月が998円、1月が1026円です。」
 「立て替えて、支払って置いてくれ。」
 自立支援のお局様を、事務所から追い出す為にわざわざ借りた部屋がある。事務所内でみんなを攻撃していじめていたので、社員から、
「お局をどうにかしてくれ。」
との声が上がっていて、融和を保つために考えた事だった。
その部屋も、1年契約なのでまだそのまま放置してある。そのほかにも、4階のマンション1部屋も空いている。それが、新事務所設置で動いたのだ。
 夜は普段通りの過ごし方をしていた。深夜1時頃、ふと、置いてある携帯電話を見ると着信があった。メールだ。先輩からだった。先輩の母親が亡くなったという。10日間病院で付き添いをしていたと。
あの東日本大震災で、仙台でも一番被害が大きかった若林地区で生活をしていた。老人ホームに入所していて難を免れた。しかし、あれから、1年も経ないうちの最後だった。

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