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トップハート物語(4585)立志伝敢闘編
18/08/06
2012年(平成24年)2月上旬。
 早朝、介護管理者が来た。通院介助が重なって、4台ある通常のタクシーとして使用している車だけでは不足していると、タクシーとして登録している私が主に使用している車両を借りに来た。
その時に、現在の研修生をどうするか話し合った。3人不確定の者が居る。一人は、既に社員扱いとなって3か月を経過した。バツ2で子供さんが何人かいる。面接ではおっとりして、優しい感じを受けた。土日も出勤可能との申し出だった。その為に、普通の新人に比べて4万円を加算した基本総額を決めた。
 ところが、いざ始まってみると評判が良くない。余りに動きが悪い為に、社員からも利用者からもクレームが来てケアを外す事になったのがかなりある。当初は自立支援の方に配属したのだが、障害者の方から余りに遅い仕事振りに拒否され続けて無くなった。介護管理者が面倒を見ているが、
 「もう限界です。与える仕事は無く、事務所に居てもして貰う事も無く、仕事を考えるだけで頭が痛くなる。どうにかしてくれますか。」
 それでも、超過勤務手当が出現する。
 1日1ケースでも8時間居るし、週休2日だが土曜日は出て来るので結果的にそうなって仕舞う。ただ、真面目で人は悪くないのでなかなか厳しい対応が難しい。
 「私はもう対応出来ません。イライラして来ます。どこかほかの部署に異動させてくれませんか。」
 そう言われて仕舞ったので、考える事にした。
 研修3カ月目に入った、20代前半の女性。そろそろ結論を出す段階になったのだが、希望が朝9時半から夕方4時までの勤務で、土日祝休み。バツ1で小さい子供が居る。嘘が次々発覚する。最初は、
 「親と別居しているので、保育園への送り迎えする子供の面倒を見ないといけない。」
 そう言っていたのだが、今日面接をした。
 「助成金申請をしたが、無理だという事で社員として採用は出来ない。こんな勤務体系では、人件費を稼ぐだけでも無理だ。」
 「親と同居しているので、子供の面倒を見て貰って夜に焼鳥屋なんかで働く事も出来ます。」
 「何を言っている。親ご別居しているので、4時には帰りたいと言っていたじゃないか。」
 「いや、月の半分くらいは夜勤の仕事をしているので無理ですが、それ以外は見て貰う事が出来る。社員として無理だったら、コンビニのアルバイトとか居酒屋でのアルバイトをして生きて行こうと思っています。」
 「訳が分からない。それだったら、うちで研修などを担当したりしてやる仕事は嫌なのか。」
 「嫌じゃないですが、ダメなんでしょう。」
 当社だったら社員じゃないと駄目だが、当社以外だったらアルバイトをして過ごすとはどんな意味なのか。訳が分からない。
 次の研修生だ。2か月目に入ったのだが、勢い良くハイテンションだったのだが、その理由が今日面談して分かった。これまた、20代前半のバツ1。DVを受けていたという。その為に、体や精神が蝕まれていた。
しかし、介護管理者と話しをしている最中は、
 「しゃべり過ぎがひどい。自分の身の上を話ししたいのようで、誰かれ関係なく話しをするので、利用者から替えてくれとクレームもある。それに、通院介助で病院に居る時に、突然意識が無くなり声を掛けて体を叩いたら、何とか意識回復してトイレに駆け込んだ。受講中の通学中にバイクで事故を起こした。走行中に意識を失ったようで。脊椎などに軽いけがをしている。その為に、事故後2年間は介護タクシーの運転は許可されない。」
 そして、昼間面談をした。
 「端的に聞く。君は、持病を持っているのか。」
 「持病と言うか、・・・・・・・・・」
 と、聞いた。
 「薬は飲んで居るのか。飲んで居たら、その薬は医師からの処方だと思うのでその医師からの診断書と一般的な健康診断書を提出してくれ。」
 「3か所の病院に掛かっているので、3か所とも必要ですね。」
 「大変申し訳ないが、労働安全衛生法で社員の健康状態を把握して、もし症状が分かっていたらその悪化を防止するために必要な措置を取らないと行けない。それがなされなくて、事故や病気で身体的な被害が生まれたら会社が飛んでしまうほどの措置が取られる。俺は、会社と社員を守る義務がある。女性特有の病気と精神的な病気などあるようだが、それを把握させて欲しい。」
 「大丈夫です。分かりました。」
 これで、3人の方向が決まった。

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