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トップハート物語(4559)立志伝敢闘編
18/07/23
2012年(平成24年)1月中旬。
本当に嫌々参加しているので、我慢が頂点近くに達して来た。参加するのが嫌なのだ。他の受講生と接したくないし、話しは勿論したくない。感覚が違い過ぎるのだ。そう言いながらも、出席しないと主任ケアマネジャーとしての立場を得られない。
なぜ必要なのかという、明確な考えがない。それがいけないのかもしれない。それでも、やはり性格なのか人と接するが楽しいとかの気持ちが生まれないのだ。
 そんな気持ちで、他者より遅れて行くのが嫌で30分早く会場に着くように宿泊先のホテルを出た。遅れて行くのが何故嫌かというと、座る席が端じゃないと接する人が多くなるからだ。
今はグループワークなので、一番端で、会場が見渡せる位置が一番いいと思っている。その席を確保するために、早く出て定位置を占める。会場に着くと、今日の私の所属するグループは誰も居なかった。
決めた位置に座った。新聞を拡げて読む。本当は、ipadを見たかったのだが、如何にもという感じを与えるのを避けた。段々と人が来出したが、当グループだけ集まりが悪そうだった。
 8人のうち私を含めて3人だけしか座らない。その二人が、私と席を離れて、それも一番遠くに席を取ったので二つ間が空いた。話しが遠いとは思ったが、私が席を近付ける必要はないと思った。
折角、私を避けて座っているのに追いかける必要はないという感じだった。どうやら、電車がトラブルで運休している線が発生したようだ。遅れて、20分くらい過ぎて一人が来た。
一旦、二人の近くに座ったのだが、どう思ったのか離れて私に少し近づく位置に座った。斜め向かいだった。授業も一番いやな自己紹介と、一番嬉しかった事を話し合った。必ず、こんな時間から始まる。
 もう遅くなっても来て欲しくないと思っていた。30分遅れでシャットアウトして、補講だと言っていたが40分過ぎて一人到着して私の前に座った。なるべく顔を上げないようにした。
コーチングのグループワークだった。一人が主任ケアマネジャーで相談を受ける。一人がケアマネジャーで相談する役。次が交代。主任ケアマネジャーとして経験の無い自分達がどう対処していいのか分からない。
幾ら練習だと言っても、ある程度は基礎知識なり実務経験なりが必要となって来るのだが、我々が主任ケアマネジャー役として発言をして、それが果たして適切なのかの判断もつかない。
 そんな事を繰り返した。私は、当然と言えば当然だが向かいに座った彼女とコンビとなった。つまり、今日1日ずっとコンビだったのだ。そして、完全に授業から離れてしまったのだ。
最初の時は真面目に言われた通りの話しをしていた。ところが、訪問看護事業所などを経営しているという彼女の意識が経営相談になって仕舞った。
 最初のきっかけは、私が主任ケアマネジャー役になって困難事例を相談されて、10分間その相談に乗って解決のヒントを見つけ出すロールプレイだった。話しを聞きながら、自分の経験を生かしてコーチングをする。
終わってから、それぞれのペアが評価をするその時に彼女は言った。
 「皆さん、気付きを見出せましたか。私は、佐藤さんの話を聞きながら気付きをちゃんと見つける事が出来ました。」
 そう言って、どのように見出して貰ったかと話し始めた。
 全くそんな気持ちも無いのに、
「恥ずかしいので勘弁して下さい。」
と言った。
 午前中はそんな話で進んだが、中には少し事業の話とかした。幾分、私も話の中に入り、嫌な気持ちが彼女のお陰で取り払われていたし、時間も早く過ぎて行った。
 午後は完全に授業から外れて、全てのロールプレイの時間を個人的な話に費やしてしまった。最初は、
 「どうして、ここに来ているんですか。」
 と、聞かれて経緯を話し始めた。
 それを、聞いて
 「私も、病院勤めから3人で訪問看護を立ち上げて運営をしています。」
 同じ事業者として、運営の厳しさやコツのようなものを教えるようになり、介護保険だけに特化していたのでは成り立たなくなる現実を話しした。これからは、何でも出来るようにしないと行けないと。
 「大体、こんな主任ケアマネジャーの研修を受けてもどうですか、自信が出来ましたか。人を指導する、人にヒントを与える。人に気付きを与えるなどの解決が出来るようになりましたか。」
 「いや、全く出来ない。何の為に研修会か分からないと、みんな言っています。」


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