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トップハート物語(4553)立志伝敢闘編
18/07/20

2011年(平成24年)1月中旬。
 朝、ネット注文していた「でこぽん」が届いた。9個入りが5箱だ。一箱3000円強だから、1個300円以上する。ネットにしては、高い。高いが、安い物を買って不味かったのでは元も子もない。
ある程度の値段を出して、購入して不味かったら文句を言った方がいいと思った。昨年、安いと思ってデコポンを買ったが、酸っぱくて美味しく食べられなかった。その経験がそうさせたのだ。
 丁度、着いた直後に自立支援のサービス提供責任者が来た。
 「着いたので、持って行ってくれるか。その前に、試食して。不味かったら困るから。」
 そう言いながらも、空けると新鮮で綺麗なデコポンがしっかりと1個1個包装されている。自信を持って、その食べた感想を聞こうと思った。
 「それじゃ、遠慮なく。半分食べて下さい。」
 そう剥いて出された半分を貰って、ひと房口に含んだ。
 酸っぱい、その酸っぱい味が段々口の中に拡散する。我慢出来ない酸っぱさだ。
 「これは酸っぱすぎる。結構高い物だったのに、ひどいな。仕方がないから、妊娠予定者に上げてくれないか。」
 大体一人2個程度の分け前で、渡した。
 この商品に我慢出来ないので、購入した元にメールでクレームを付けた。
 『社員が楽しみにして待っていたのに、酸っぱくて食べられない。こんなモノ売りつけるなんて。甘さ保証などとチラシも入っていて、高級品だというが余りにひどい。折角、これまでたくさん購入しているのに。いい加減にしろ。』 
 などと、短かったが怒りをぶつけた。
 それから、数時間後。外出中に、私の携帯電話に東京ナンバーの03局から電話が入った。
 「申し訳ありません。佐藤様でしょうか。メールでクレームを受けた、デコポンを販売した○×です。」
 「ああ、あれはひど過ぎるんじゃないのか。」
 「いや、多分、佐藤様がお買い求めて頂いた品は新鮮で収穫したばかりで、酸味が抜けて無く酸っぱさが残っているのだと思います。柑橘類は、収穫直後は酸味が抜けて居なくて、酸味が残っていて皆さん感じられていると思います。説明不足で申し訳ありません。最高級品で、甘みはセンサーでチェックしているので間違いありません。酸味と甘みは全く違って、酸味が無くなるのが数日置いて頂ければ抜けると思います。」
 「本当ですか。信用して待ってみます。ありがとうございます。」
 そう言って、電話を切った。
 戻って来てから、NPO法人常勤理事の智子さんが食べて見た。
 「酸っぱくないよ。甘味があります。」
 そう言われて、口にした。
 朝から数えて9時間程度過ぎていた。朝とは全く違った甘みを感じて、酸味は全く無くなっていた。本当に、無知だったのだ。そうすると、昨年のデコポンは安かったが酸味が強いと思っていたが、もう少し時間を置けば大丈夫だったのだ。
 就職支援事業の募集が始まった。チラシを作って撒こうとしたが、内容が全く貧弱で、無駄な経費ばかり使うとガッカリしていた。どうしてこうも、いい加減な奴ばかりいるのだろうかと思って、担当している研修センターの者が来たので当たり散らした。
 「一体何を考えているのか分からない。チラシ一つでも、人を惹きつける言葉があるだろう。それを考えるのが作成者の役目だろう。役所に出した申請書をそのままコピーして、関係のないものまでコピーしてごちゃごちゃにして何を言いたいのか分からない。ポストに入っているチラシを見てくれる可能性は低い。それを見て貰うのに、考える必要があるし。いつも言っているのにやらない事ばかり。募集が始まって慌てて対応しても遅い。常にどうするのかをシステム化して、始まったら決めた事に対応する事だ。」
 そう言った事を言ったが、実行者が彼女ではないし。
 言ってもきかない遣らない者に対するむなしい抵抗だ。
 恵方巻きが蔓延していて、もう当たり前のように行事化して来た。一昨年から社員に材料だけ渡して、自分達で遣るように指示して来た。しかし、先日やっと辞めてくれたカリスマが、他人にさせずにみんな自分しか出来ないとアピールしていた。
他の社員は、初老の域に達している先輩なので言葉すら出せなかった。しかし、今年は大丈夫だ。色々回って、寿司桶など余分に揃えようと思っている。
 ニトリで、卓上のIH調理器を買って来た。早速、湯豆腐バージョンを作った。当然、美味しかった。

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