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トップハート物語(4543)立志伝敢闘編
18/07/15
2012年(平成24年)1月上旬。
ワイワイガヤガヤが終わり、出産休暇の彼女だけが残った。
 「戻って来る日にちですが、戻る場所があるんでしょうか。ヘルパーさんなんかの話しだと、沢山新人が入ってあんたの戻る場所なんかない。綺麗な女優さんのような女の子が沢山入ったと、言われました。どこでもいいので、4月から戻りたいと思いますが。」 
 「勿論、それでも、お子さんは大丈夫なのか。無理をしないでな。」
 「大丈夫です。保育園も確実に入れそうなので。」
 「分かった、それなら管理者に受け入れ態勢を整えるように言って置くので自分からも話をして。戻って来ても、仕事が無ければ仕方がない。戻る位置をどうするのか、準備して置くから。」
 一応は安心させた。
 彼女は、大東本社の介護及び支援の元両管理者が示し合わせて独立する時に、いち早く継続を求めて来たのだ。両管理者が抜けたら維持出来ないと諦めていたのだ。奴らは、何しろ、他の者に何もさせずに無知な人材に追いやって利用者やヘルパーさん全てを持ち去ろうとしていた。
処が、奴ら達には全く人望が無く誰もついて行かなかったし、逆に残った者を信頼してその維持がなったのだ。売り上げも順調に伸ばし、当社にとっては疫病神が居なくなり高い人件費の負担が減って万々歳だったのだ。
 しかし、戻って来たいという彼女は、事務関係が全く苦手で出来ないしミスが多い。サービス提供責任者としての仕事が出来ない。シフトを作成することが無理なのだ。複雑な仕事は駄目で、書類を作成できない。
ケアは十分すぐるくらい朝早くから夜遅くまで仕事をする。それでも、会社からの貸与している電話は彼女のおもちゃだ。最後の月は35000円もの通話負担があった。何度注意してもそれが減る事はない。
逆に増え続けたのだ。余り言うと、泣き出す感情の起伏が激しい彼女だ。
 それらの扱いに苦慮していたので、功績は大きかったが出産休暇はまたとない当社にとっては幸いな事だったのだ。それが、戻って来るとなると頭の痛い事が幾つかあり、それの話しをする時がいずれは来る。
 安心して彼女は子供を連れて戻って行った。彼女は、最初当社の講習を受けて当社に入社した。数年後、施設で働きたいと障害者施設に行った。そして、3年後戻って来た。
今年の4月、機を同じくして障害者施設に出していた者と高齢者施設に出していた者が戻って来る。縁起の良い、本当に大吉の年だ。
 それが終わると、今度は研修センターの者が2名で来た。新人の扱いについて話し合った。まだアルバイトなのだが社員にするかどうかだ。女性の気持ちは分からない。基礎研修の講習を受けていた半年、昼間だがほとんど休んだ事がない。
それが、アルバイトで働き出した途端、子供を理由にして突然休暇を取ったり早く帰ったり。これでは、扱いにくいと介護から断られて仕舞った。それを、研修センターに回した
 「パソコンも出来るし、必要です。」
 「パソコンが出来るから必要だとは分からない。問題は勤怠にある。ひとつのクラスの担当が出来るとか、申請書などを作成出来て幾つかの事業の展開を任せる事が出来るなど、社員として利益を生み出す事が出来るのであれば。それが、移動は自転車だから無理だとか子供が居るから朝は遅く帰るのが早く等というのは認められない。」
 そう言ったが、取り敢えず今月様子を見る事にした。
 新たに設置する事務所部隊が遅れたが打ち合わせに来た。私の意に沿った動きをすることとなった。
 アルバイターの振り込み先の店番該当がない。本人に電話するが、その応対がひどい。今の若い者は目上の人に対する言葉遣いや、謝罪など全く無い。不快に成り、彼女に対する気持ちを改めた。
 予定より2時間も遅れた。毎年参拝に行っている石清水神社に行く。何回も登っている。今年は知らなかったのだが、厄年という事らしい。厄除けでも有名な神社だったとこの度知った。
2時頃から登り始めた。意外と疲れはなく、あっという間に感じた。いつもなら、息せき切って登るのだが今年はどうしてだろう。この太った体が苦にならない。12月の定期健診の時に医師が健康診断の数値を見て、
 「優等生です。その歳で立派です。」
 「それでも、こんなに太っているんですが。」
 「いや、数字的には優等生です。」
 そう言われた。
 参拝して、破魔矢を買い求めて、清めて貰いお祓いをして貰ってぜんざいを食べた。ぜんざいは不味い。口に嫌な味が残って何度かうがいをした。
 4時半に帰り道のスーパー銭湯に入った。
 風呂上がりに議員から電話があり
 「カラオケルームを運営している人がデイサービスをしたいと言っている。相談に乗ってやってくれないか。」


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