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トップハート物語(4540)立志伝敢闘編
18/07/14
2012年(平成24年)1月上旬。
新年の挨拶に来た社員を意識して厳しく話しをした。新たに、団地内で業務を開始するにあたり、考え方を厳しくする様に話しをしたのだ。
「年末年始の休暇はありません。当社の仕事は年末年始もありません。あるのは、週休2日だけです。」
そう70才爺さん社員に言っていた。
それなのに、年末29日から年始3日まで休んでいた。勝手に休んでいたばかりか、準備室の2人の事務員も休ませた。そのうちの一人は社員だ。休暇は欠勤になる。自分勝手な行動に人を巻き込んでいる。
70才爺さん社員に話しをしても埒が明かないので、同席した若い社員に話しをしたのだ。
それを、快く思わなかった70才爺さん社員が反発した。電話をしても出ない。呆れ果てて、隣のショッピングセンターの喫茶店に入り、自分の言動を思い返しながら反省をしているところだ。
 昨年末と今年に入ってからの嬉しい申し出に、今日対応した。2時に、同じフロアのマンションに住んでいる、施設への移籍出向させている積りの社員が来た。介護の重要な位置を占める社員がケアマネジャーの資格を取得して、
「6月頃に講習が終わった後ケアマネジャーとして働きたい。」
との意思があり、その受け入れをどうするか考えていた。
昨年取得した社員は、忠誠心に疑問があるので拒否した。
「やるなら自分の事務所を構えて。」
と言った直後に、退職する気持ちを固めて準備を始めた。
 今回は、私が一番期待を持っている人材でどこに出ても通用する。だから、現在介護分門ではなくてはならない人材として勤務している。その彼女が介護から抜けた場合どうなるのか、当社の損失は計り知れない。
悩んでいる時に、移籍出向している彼女が戻って来たいとの意思を表示していた。私に直接ではないが、そのケアマネジャーの資格を取得した彼女に、だ。その彼女からは聞いていたが、自分の耳で聞かないと信じられないので殊更無視をしていた。
そして、今度は私のそばに居るNPO法人常勤理事の智子さんに同じ事を言って来た。
 そして、クリスマス会があり出席をさせた。新年の挨拶があった時に、メールでの戻る意思表示があった。そして、今日の懇談になった。
最初から私は話しをした。1時間以内で終わらせて、繁華街のホテルでのもう一つの重要な懇談に向かう為だ。しかし、そうはいかなかった。
 「戻って来る気持ちを持ってくれてありがとう。いつからこちらに来るの。」
 「ケアマネジャーの試験を今回は力を入れてしましたが、2点不足で落ちました。やはり、資格を取得してからケアマネジャーをするのは在宅の経験がないと出来ないと思いました。先月上司に退職の意思表示をしました。何度も確認をされ、メールでも確認をされてやっと施設側に言って貰いました。12月も今月も退職する人が居るので迷惑が掛からないように3月に退職する事にしました。3か月余裕があるなら、対応が出来ると思います。」
 「分かった、それで給与の話しだが。」
 「もうそこまで行きますか。」
 「気になる事は早く決めた方がいい。昨年の年収があるが、それには超過勤務手当や夜勤手当など基本月額に加えるものが沢山あり、賞与もある。その年収の12分の1が当社での基本月額になる。週休2日制で1日8時間労働で、その年収を保証する。そのほか、1日8時間を超えるまたは休日出勤など当たり前だが超過勤務として加算される。年収的には、現在の勤務状態で行ってもかなりプラスだ。」
 「賞与と言って期待するものがあるので、無くなるのは寂しい。」
 「それだったら、月額が少なくなる。それを、残して置いて賞与にするか?」
 何となく、承諾した。
 話しは10分も掛からず終わった。それから、現在の生活や最近出来た彼氏の話しに花が咲き、1時間以内と言っていたが気付くと1時間半を過ぎていた。出掛ける約束の時間をかなり超えてしまったので、心配したNPO法人常勤理事の智子さんが呼びに来た。
それを機に席を立った。車で一目散にホテルに向かった。みぞれ交じりの雪が降り出した。
 朝は忙しかった。介護や支援の社員が続々挨拶に来た。やっと落ち着いた9時過ぎに、70歳爺さん社員が事務員2名を引き連れて挨拶に来た。団地に開設する事務所従業員だ。
頑固で人の話を受け入れず、自分の考えだけを押し通す困った人間になりつつある。無駄を無駄とも思わない大企業病に掛かった人間だ。勝手に年末年始休みを作って、他の従業員を休ませて欠勤扱いにしても平気な人間だ。
そのうえ、3か月しか勤務しない者に制服を購入した者だ。当社の制服は高い。ひと揃え6点で3万円を超える。そして、時間の無駄だと言っているのに、資格の無い事務員を同行と称してケアに行かせたり。幾ら必要がないと言っても、勝手に決めてしまう。
 今日が仕事始めだと言うので、仕事は直ぐに始めなさいと言ったのにも拘らず
 「今週は引越しの準備と引っ越しして、後片付けをして10日からスタートします。」
 「その間、3人で何をしているのですか。」
 「・・・」
 苦虫を噛み潰した顔をしているだけで、返事がない。
 同席していた、2人の彼女たちは頷いていた。


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