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トップハート物語(4514)立志伝敢闘編
18/06/30
2011年(平成23年)12月中旬。
 この日、ケアマネジャーの試験の結果発表があった。受験直後から、合格を公言していたサービス提供責任者がメールして来た。
 『お陰さまで、合格していました。』
 その返信をした。
 月並みの合格祝いの言葉だ。何故か、無味乾燥な言葉になって仕舞った。自分でも分からないが、言葉を吐く事がおっくうになって仕舞っていたのは確かだ。勝手に言ったとか言わないとか、余りに多過ぎるので何か言質を取られないように躊躇した事もあるが、もうひとつは他の者がどうなったのか分からない事。
あとから聞いたのだが、他の4人は全滅だった。勉強する者としない者の差が出て来てしまった。はたから見ても、記念受験の者とあとがないと真剣に勉強する者との差が出てしまった。これでいいのだ。
 発表の翌日の今日は、それがはっきりしたので、今後の進路をどう考えているのかを聞きたいので
 『管理者と話しをする前に、意思を確認したいので食事でもしながら時間を取って欲しい。近日中の話し合いが出来る日時を言って来て下さい。無理をしなくてもいいです。次の段階の介護管理者、居宅介護支援管理者との話し合いに直接移ってもいいです。』
 そう、メールした。
 私の一番信頼を置くNPO法人常勤理事の智子さんが同席する事も告げた。何故なら、また、誰もいない席での話し合いだと、ああ言ったと他の者に言われたり管理者にねじ込んだりするので、虚言を防ぐためだ。
NPO法人常勤理事の智子さんは無欲なので、みんなが安心して一緒に居られる存在だから、問題は何も無い。不思議な人材だ。
 返事が来て、月曜日に決まった。国籍が韓国なので、韓国料理を食べさせようと色々ネットで探したが、適当ないい店は遠くまで行かないとない。余り遠くだと帰りが大変に成るので、苦労して探したがまだ見つからない。
 午前中は、年末調整のデータを入力し始めた。社員として新人が今年7人も入ったので、その新たなデータの入力が大変。たった1年足らずなのに、月間の社員の支払い額が大幅に増えているのにも驚いた。それぞれの月額報酬を入力しているのだが、それぞれの働き具合が良く分かる。
それにしても、新人の働き具合が悪過ぎる。管理者にも問題もあるのだが。
 朝一番で、ケアマネジャーに合格した社員が来た。何か言葉に出そうと思っても、
 「良かったな。安心した。」
 しか出て来なかった。
 これから、どう動いて行くのかが問題なのだ。何しろ、周辺の同僚に次期介護事業所の管理者と目されていたのだ。その彼女が抜けるとなると、どうなるのか。その影響は計り知れない。
そうなると、今ここで今後の話しを聞く訳に行かない。ゆっくり説明をしないと行けない。何故なら、当社のケアマネジャーは固定給になる。つまり、超過勤務は無くなるのだ。
これまで、処遇改善交付金と超過勤務手当が含まれて月額多くの報酬を確保して居た彼女が、固定給だけで納得するか。
 それでも、ケアマネジャーみんなが固定給なのだ。その代わり、自己管理だ。早く帰ろうか休もうが、仕事さえしっかりしていれば自由に行動出来る。そして、主たるケアマネジャーは一人でひとつの事務所を構えている。
私も、近隣に居るケアマネジャーも、大東市に居るケアマネジャーも。独立しているのだ。しかし、今度のケアマネジャーは引き継ぐ利用者が居ない。これまでは、うまい具合に引き継がれていた。
社内独立するにもそれなりの覚悟が必要だ。また、どこかに所属するにしても同じだ。
 自分で自立する気持ちが無いと、また、それが実行出来ないと成り立たない。全て何でもかんでも、頼る気持ちが有ったら無理だ。資格取得者の2割だけしかケアマネジャーの業務に就いていない。
そして、今回合格者の割合が最低である事を考えると、もう介護業界で最高の位置を占めているようなイメージは無くなる。ケアマネジャー無用論の方が強いのだ。
 一旦部屋に戻って、休んで居ると電話が鳴った。クリスマス会の幹事からだった。相談があるとの事だった。30分後に約束して、出勤した。二人の幹事が来た。決まった詳細の一部を報告した。
余り口を挟みたくないが、要所要所には口を挟んだ。ある程度のイメージが出て来た。果たしてうまく行くのか、それが心配だ。演出は全く無いと思える程、去年から比べると低い。
準備も不完全。呆れ果てて、新人幹事の危うさを先輩がカバーし始めた。
 安心して、あと2週間を過ごす事になった。久しぶりに、夜遅くまで年末調整の入力をした。概ね終わった。ほとんどの社員が税金の還付がなされる事になった。給与を担当する者として、最後に引かれたら悲しい結果だ。

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