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トップハート物語(4190)立志伝敢闘編
18/06/16
2011年(平成23年)11月下旬。
 朝早くから、介護管理者が来た。昨日、連絡のあった社員の件を含めて
 「4件ほど相談があります。」
 そう言って切り出した。
 4ケースの新規があるのなら分かるが、チョット嫌な話しが続く。
 「ひとつ目ですが、Yさんの事です。佐藤さんと条件の話をした時には、160時間を超えた場合超過勤務扱いになると言われたと言っています。そして、今回、夜の10時から勤務した30分については別扱いでお金が加算されると思っている。『それが、受け入れられなければ辞める』と言い出して。彼女に今辞められては、困って仕舞う。」 
 「いいですか、そのまま言っていいのか躊躇しますが分かり易く話しをする為に、具体的な数字も言いますよ。7月に社員扱いなったんですが当社の最初の条件は誰でも同じで、最初は16万円基本給の160時間最低勤務でそれを超えた場合は超過勤務手当が付いて通常勤務、週休2日制1日8時間労働で行けば20万円程度になる。しかし、彼女の場合家の事情があり160時間勤務もままならない。実際毎日7時間労働で他の社員より1日1時間少なくて帰っている。それでも、旦那さんの状態や多い子供の養育などを考慮して、契約は1日8時間週休2日であるが毎日の少ない時間を大目に見て、出来るだけその条件に近付けて下さいと言って、それに満たなくても減額はしませんからと言って契約書を交わした。だから、契約書はそのように成っている。もし、160時間以上を超過勤務とする場合はそのように明記してある。都合のいい部分だけ取って、または他社員の話しを聞いて勝手に解釈しているんじゃないか。」
 「サービス提供責任者として選任していますが、手当は無いんですか。」
 「何を仕事しているの。サービス提供責任者としての仕事はしているんですか。名前だけでは困る。」
 そんな話をしたが、困惑している彼女を見て
 「そうは言っても、困るだろうから。いいよ、その通りにしても。ただ、契約書は残っているし、契約書に近付くような勤務態度を取って欲しい。」
 これ以上言わなかった。
 Yから、昨日連絡があった時にはその予感がしていた。しかし、我儘を言わせる訳に行かないと思って、跳ね付けた。
 「1年間一生懸命に遣って来たのに。」
 「誰でも一生懸命に遣っている。評価するのは自分じゃない。第三者だ。そんなこと言っても、自分の事しか考えていないだろうけれど。」
 その話しをいつまでも続けている訳に行かないので、打ち切った。
 「次なんですが、クリスマス会の挨拶と幹事紹介は私だと言われたのですが、私は何も知りませんよ。」
 「俺の処にファックスで進行表が来て居た。最初の挨拶は俺にしても、次の開会の挨拶と乾杯、幹事紹介は君になっている。」
 「それを、見せてくれませんか。幹事の人に聞いても、そんな進行表は知らないというし。一体どうなっているんですか。」
 それを聞いて、彼女が戻ってからメールの差出人である幹事の一人に問い質した。
 新人が幹事の大半を占めているが、リーダー3人は先輩社員だ。その先輩社員がその進行表を全く知らないという。
どうやら、勝手に進めている奴がいるらしい。ファックスの名前の元女子プロレスラーに確認すると、どうやら数人だけで決めているようだ。大体、閉会の挨拶に元タレントの女性が入っている。
彼女は、12月から採用予定の者でまだ研修生なのだ。当然、当社には先輩方が沢山居るのにどういう事なのか。元タレントと元女子プロレスラーが決めている様子だった。何を図に乗っているのか。その行為にたしなめのメールを送った。
 『ご指示ありがとうございます。みんなで集まる時間が無く数人で決めてしまい、連絡をしていませんでした。』
 『連絡するかどうかではなく、決める段階で他の幹事に話が無いとおかしいじゃないのか。』
 そう言ったが、自分達だけで決めている事に何も罪意識が無いようだ。
 こんな事から団結力が無くなり崩壊する。来年は無くなりそうだ。
 このような懸念材料が考えられたので、実施を躊躇していたのだ。先輩や先達を念頭に置かずに何を考えているのか。バカ者達だ。調子に乗るな。
リーダーがいて、その下に彼女らが居るのだ。自分達が暇でみんなが忙しいという事か。そう言いたかったが、言葉を飲み込んだ。

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