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トップハート物語(4173)立志伝敢闘編
18/06/08
2011年(平成23年)11月中旬。
 今日の唯一の仕事は、宮城県人会に出席だ。私は、生来人の集まる処が苦手で、集団の中に入らないように生きている。だから、今の事務所も私だけの事務所で無駄に成るが今では社員に認めて貰っている。
朝はいつものように仕事をしていると、キラキラ目の玉緒ちゃんが久しぶりに来た。何故か、長い間見ていない。集金や来週実施するアパレルの展示会の話しのあと、
 「クリスマス会遣るんですね。私も参加していいんですか。」
 ワザとそんな事を言える彼女だ。
 しかし、今年の10周年記念式典やクリスマス会中止の原因は彼女に負うところが大きい。
彼女が公言して
 「もうイベントは沢山です。」
 そう言って、お局様筆頭サービス提供責任者の口で私に言わせたり、傍に居るNPO法人常勤理事の智子さんにそんな言葉を言って私の耳に入るようにしたり。それで、私の前では全く異なる態度を取る。
そうい忌避の声が出ていたので、全てのイベント中止を公言しても他の誰も否定しないので止めたのだ。しかし、多くの他の意思を出さなかった人達が声に出し始めたので、その否定した年代の人達を外して自分達が主体となって出来るか確認した。
 遣るという声に押されて決めた。昨年と同じような場所とスタイルで社員ヘルパーさん・家族等の250人程度の参加人数と600万円の予算で、ホテルの大広間3部屋をぶち抜き5時間に亘って行うのだ。
 そのキラキラ目の玉緒ちゃんは、今回、新潟県菅谷産の米をネット販売しているがそれぞれ社員に試食として送った。また、普段実家の仙台から送られて来るコシヒカリが余ると、みんなに分けて上げて事務所で調理をして食べて貰っている。
それぞれの事に対して
 「今度送って貰った米は美味しいと思いますが、佐藤さんのお母さんから送られて来るお米の方が美味しいです。」
 そんな事を、あのキラキラ目で見つめながら言える彼女だ。
 そんな事をしていたら、もう出発時間になって仕舞った。
 11時に大阪市内の巨大なホテルで実施される県人会に向かう準備の為に部屋に戻った。いつも着ないスーツに着替えて、NPO法人常勤の智子さんが運転する車で会場に向かった。
車内では、今度のクリスマス会に一緒に歌う桂銀淑と浜圭介の「北空港」を掛け練習しながら会場へ急いだ。
 10分程度前に着いて、割り振られた席に座った。みんな宮城県の法被を着ている。私たちに渡すのを忘れたようで、途中で受付に行って貰った。
周りの皆さんの話し声を聞いていると、どうやら数人は私の高校の先輩だ。女性4人男性4人の円形テーブル席だった。会費は一人8000円だ。調理のものは、地元の郷土料理を幾つか加えてあり細やかな心遣いだった。
総会が定時に始まって、決算、予算、事業報告と計画が承認されて功労者への表彰があり、来賓の副知事の挨拶があった。会場は冷房が利いていて寒い。
 宴が始まり、中京地区の県人会副会長が来賓で来て乾杯の音頭を取った。挨拶で、高校の先輩だと知った。県人会とはいえ、大勢の先輩が経済界で活躍されて、それぞれ地域のトップに立っている。
誇りに思う気持ちが強くなり、集団の中で苦手な気持ちが段々と払しょくして来た。
 そんな中、一人の立派な紳士然とした方がビールを注ぎに来た。先ほどの話しの中で、先輩だと認識した方だ。先輩から注いで貰うなんてとんでもない。
 「それは駄目です。私は高校の後輩です。先輩にそんなことされては困ります。私がお注ぎします。」
 と、駄目だという言葉やそんなこといいと言われて、固辞されたが強引に押しとどめて先輩の席まで行って注がせて貰った。
そして、事業を遣っているというと
 「この地域でもそうだが、成功するには自分の力で切り開く気持ちを持っていないと駄目だ。先輩に甘えたり、他人の力をあてにしては駄目だ。」
 そう言って、暫く言葉を頂いた。
 学校の繋がりは有難い。

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