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トップハート物語(4172)立志伝敢闘編
18/06/07
2011年(平成23年)11月中旬。
 朝、トイレに入ると電話が鳴った。当社の第1期生で、大東市の居宅介護支援事業所管理者兼ケアマネジャーだ。怪訝に思って、電話に出た。小声で
 「実は、旦那さんが救急車で運ばれて病院に来ているんです。朝に、頭が痛くて痺れを訴えたので、救急を頼みました。今簡単な検査が始まっているんですが・・・・・」
 「本当か、脳梗塞じゃないのか。まだ若いだろう。」
 「認知症が入っている親の事で毎日頭が痛い事ばかりで。サービス担当者会議など沢山の予定があるのですが、延期して貰います。」
 「分かった、とにかく今日はついていて結果が分かったら連絡くれ。遣る事があるなら、遠慮なく俺に言って下さい。」
 そう言って、先日、大東本社管理者の親が同じ脳梗塞で倒れ言語障害が出ているとの報告があったばかりだ。彼は25歳だから、親も50歳代だろう。彼女の夫も同じくらいの年代だ。夕方、全ての検査が終わって連絡が来た。
 「やはり脳梗塞だそうです。それでも、早かったので手術は無く点滴で抑えるそうです。後遺症は無く、2,3週間の入院で済むそうです。救急車で運ばれる時にK病院に行くと言われてんですが、あそこは仕事で知っているので断って、T脳神経外科に運んで貰いました。その先生も『あそこに行ったら点滴だけで帰えされただろうから、ここに来てよかったな。入院して様子を見て、検査を充分して治療をしてから帰った方が良い』と言われて。」
 「傍に居て良かった。早い対応で救われた。暫く傍に居て上げて下さい。」
 そんな返事をした。
 大事な当社の大黒柱だ。
 介護管理者が来た。ひと通りの相談事のあと、
 「Tさんが、給与で10時からの1時間深夜勤務の割り増しが付いていないと言って来たんですが。」
 「そう。どんな考えか分からないが、彼女の勤務時間は変動制でひと月当たり30日の月が171時間、31日の月が177時間になっています。それは、他の者が160時間の前提になっているのですが、彼女の場合生活の苦しさを訴えて来たので他の者より基本給が4万円多くして、その代わり勤務時間を週休二日制の換算でそのように成っている。しかし、彼女は社員となってから子供の事情などで早く帰宅して、土日は休むので勤務時間が150時間台で普段でも20時間以上不足している。それでも、基本給は減額しないで満額支払っている。先月も14時間くらい不足している。不足しているのに、夜間分の割り増しを払えっていうのか。」
 そう言って、管理者にはそんな事は言わずに請求をしてくれと言った。
 その件は、社会保険労務士に取り扱いをどうしたらいいのか聞いた。暫くしてから電話があった。
 「請求があればその対応をしないと行けないとおもいます。変動制なので規定時間に満たず、深夜勤務扱いではなく超過勤務扱いになるので20%ましになります。ただ、基本時間に満たない上に基本給は減額せずに支払っているので、25%の部分だけ払う形でいいと思います。また、これからは、勤務時間が満たない場合はその時間に応じて減額する契約を交わして置いた方が良いと思います。折角そんな思いで減額せずにやって上げているのにね。」
 「本当に、考えられない。本当なら、それだけのことをして貰っていると感謝してもいいと思いますが、今の人は全くそんな事は思わず、当然だと思っている。」
 「そうですよ。やって貰っている等感謝する事はありません。当然だと思っていますから、ちゃんと契約を交わして時間が不足する場合は減額することを明記して下さい。」
 索莫とした思いがした。
 そんな話をしている時に、今度は障害者自立支援のサービス提供責任者が来た。各種報告の後、机の上に置いてある今年の当社のオリジナルアニメのカレンダーに目を止めた。AKB48のようなヘルパーが、東京は絵画館前の銀杏並木のような背景にして描かれている。その5、6人のAKB48の最前列の女性の絵がセクシー過ぎて、制服で隠れている大きな胸が強調されている。
 「巨乳じゃないですか。これは佐藤さんの趣味ですか。」
 「そうじゃないよ、俺は最初分からなかった。拡大して初めて胸だと分かった。」
 「まあ、それでもかなり利用者さんや他の方に好評ですからね。」
 そんな事を言ってくれて救われた。


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