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トップハート物語(4147)立志伝敢闘編
18/05/26
2011年(平成23年)10月下旬。
 当社に在籍して居る男性社員は二人だけで、やはり男性は当社の人材に成りえない。幾ら、
「その二人が即戦力だと言っても、何に即戦力なのか分からない。」
と推薦した高学歴社員に言った。
女性は3人が登録希望なので、当社でも受け入れると返事をした。社員希望が2名いた。一人は20代前半と若かったが、当社に相応しい母子家庭。そのうえ、しっかりしていて当社には欲しいと思ったが言質は与えなかった。ただ、希望があれば正式に面接することだけは伝えたが、
 「来月から実習が始まるので、色々経験をしてから判断して結果を言って来るようにして下さい。」
 そう言った。
 また、40代女性は確かに能力があった。タレントからアニメの声優と異色の経験があり、一転して自動車教習所の講師で二種免許も持っている。電子カルテ処理で病院へ長期派遣で勤務をしていたと思えば、ホームページ制作をしていて具体的な確認をすると出来るという。
パワーポインターの操作やイベントの企画、運営、司会もしていたというマルチな人間だった。
 「給与はいかほど求めていますか。」
 「15万円程度、それから社会保険を引かれたら13万程度でそれ以下だったら生活して行けませんから、厳しい。」
 「そんな低い事はないですが、今まではどうだったんですか。」
 「電子カルテで病院へ派遣されていた頃は、交通費や社会保険を自分で負担して生活で使える金額は手取りで10万円を切っていました。」
 あの、最大手の会社でそんなあくどい事をしているのか。
 「分かりました、来月になって実習がなされてそれでも当社が希望なら正式に申し込んで下さい。今度は面接をしますから。」
 「高学歴さんに、うちに来て私の仕事を手伝って欲しいと言われているんです。」
 あいつ、何と言う事を言っているんだと、呆れ果ててしまった。
 やっと、規定した人数を終えて終わりかと思ったら、もう一人お願いしますと研修センター管理者が言って来た。
 中年男性が来た。早く終わらせようと思っていた。もう4時半だ。
 「先日お話しになったNPO法人設立に興味を持って、色々検討したのですが、やはり設立することにしました。」
 「本当ですが、分野はどの方面ですか。」
 「教育関係です。」
 そう言って、色々と説明を始めた。
 つまり、学力が遅れている子供を対象にDVDを無料に近い金額で提供差し上げて普及を図るというのだ。
 「事業収益はどうするんですか。」
 「無料と言っても、レンタルで中学と高校6年分で6000円です。そのダビングをしてもいいし使いまわしてもいいし。」
 などと独特の考え方を披歴した。
 以前から、そのような分野で活動しているようで
 「その内容の特許は確保しています。」
 等と言いながら、
 「その資金を元に介護分野、グループホームを目指しています。」
 そう言って、自分の考えをまた話しだした。
 「利益を追い求めて、無理したら終わりです。私の初めの思いは、従業員の生活、つまり経済的自立です。生活に追われず安心して仕事に打ち込める環境を作る事です。ですから、色んな方面にアンテナを張って色んな事業をしているんです。それが、全て従業員の収入に結び付き高収益高配当になっています。分配が適正になされず、支払いが抑えられてしまったら従業員の気持ちもケアどころではなくなり、四六時中人材確保に追われて仕舞います。」
 そんな事を言って、持論を話ししていると
 「実は、社長の評判は受講生の間では悪いんです。あんなに収益が上がり社員給与やや登録ヘルパーの時給も高いのはおかしい。何か政治家とつるんでいるとかして、金、金、かねと追い掛けているんだろうと。いま、こうして話を聞いていると、噂話と全く違う事が分かります。」
 そんな話を聞いて、驚いた。
 勝手に色んな話が作られている事が、怖いと感じた。
 「そんな人の噂話を作って悪口を言っている暇があるのか。税金で講習を受けさせて貰って、生活資金まで提供されている自分の位置を考えないと。本当にそう思う。私は、この業界は一生懸命に働けば何とかなる業界だと思っている。それを伝えたかった。それを、あることない事勝手に作って良く言うよ。」
 そう言ってしまった。
 それから、今度はこれからの日本経済や世界の動向に話が発展した。段々と佳境になり、いつしか6時近くになって仕舞った。それでも止まない。結局は2時間近くに及んだ。

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