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トップハート物語(4138)立志伝敢闘編
18/05/21
2011年(平成23年)10月中旬。
それでも、なにかの約束をしているのか納得しない風なので、
 「いま、貴方が居る事業所は月間50万円掛かっている。二人の人件費及び家賃、通信費など。もう発足して半年だ。1銭も稼いでいない事業所はもういらない。他の人たちに寄りかかりっ放しでは維持出来ない。少なくても、考えて貰わないと。そこに、また不要な人材を抱えてはどうしようもなくなる。」 
 ある程度納得したようだ。
 華々しく発足したシステム事業部だったが、出来ないのに出来ると言って入って来た若い男性の為に滅茶苦茶になった。みっともない姿をさらけ出したのだ。
 「面談した中で、大東本社の2名とこの事業所の2名は確定です。あとは、また考えます。」
 70歳爺さん社員の頭の痛い時間が始まった。
 先日、山縣の梨をネットで注文した。送られて来た梨は、余りにひどくて送り返した。腐っていたのだ。その代わりに送って来た梨が届いた。空けてびっくり。再び真黒に腐っている梨が目に入った。
そして、握ってみると、どれもこれもぐにゃぐにゃ。慌てて冷蔵庫に仕舞う。ためしに1個食べる。苦い。もうクレームを言うのを諦めて、その腐った梨の写真を送った。
 ヘルパーへの入金をして、利用者宅に向かった。カンファレンスだ。視覚障害者が65歳になって介護保険を利用出来るようになったが、その内容をまだ熟知していない。移動介護だけは自立支援で利用可能な事、それ以外の生活援助は介護保険で対応。
それに、今度は通院希望があるが介護保険で対応出来る。院内介助は全盲なので可能な事を説明した。
 研修センターの高学歴社員が来た。
 「基金訓練の請求内容が違っていたので振り込みが遅れます。」
 そう言って平気な態度でどう間違ったのか説明を始めた。
 申請のあった受講生の名前と名簿の名前が違っていたというのだ。何をしているのか、本来なら社内の段階で申請する前に気付くのが当たり前だ。そんなみっともない事を、
 「本当にそのような受講生が居るのか。疑わしいので、もし間違いがなければ社長の印を押して証明をしなさいと言われました。」
 直も平気なので、
 「一体誰が悪いのか。あんたのミスじゃないのか。これまで、何度もミスを繰り返し、それを隠す為に嘘を言ったり人に責任をなすりつけたり。急に印鑑が欲しいと言ったり。もう限界じゃないのか。他の人にも仕事をして貰って、少しずつ余裕を持った仕事をしたらどうだ。抱えて、一人でやって居るなんて外部に言い訳する事はもう止めなさい。仕事を取り上げるんじゃなくて、もっと高度な仕事をしたらどうだ。誰でも出来る仕事を、他の人に譲らないで抱え込んでしまって。」
 そう言った後、
 「自分が嘘を言って採用させた男性社員をもう抱えて置くのは限界だ。」
 「それでも、彼じゃないと受け付けない利用者もいると聞いています。」
 「それは、全部か。8月は給与の1割だけしか働かない。9月は半分以下。稼働率50%で。その一人の利用者のガイドヘルパーだけで全部を賄えるのか。登録ヘルパーさんよりも働いていない。コミュニケーションも取れない。パソコンは出来ると言っていたのが、出来ない。社員という立場をどう守るんだ。これから、数人の新人が入って来て席も埋まる。バイクも通勤だけに使用する。仕事が沢山出来て、走り回っているなら何とかなるが、そうではなくて事務所でうろうろされても困る。自分が嘘を言って入社させたんだから次の行く処を何とかしなさい。出来れば今年一杯、遅くても来年2月まで。このまま居ても、給与は下がるだけ。登録だったら、それほど自信があるなら稼げる。」
 「分かりました、人材紹介で来ている処がありますので何とかします。」
 夜、部屋で休んで居ると、社員かから電話だ。
 「紹介して貰って入所出来た老健から電話があって、入所者に暴力をふるっているので対処してくれと言われました。」
 「そんなに元気になったんだ。それじゃ、継続して暴力をふるっていたという事。」
 「それと、セクハラをしているようで。」
 「認知症だから、仕方がないけれどそれがあるなら施設も出さざるを得ないだろう。分かりました、色々あたってみます。」
 そう言って、床に着いた。


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