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トップハート物語(4134)立志伝敢闘編
18/05/19
2011年(平成23年)10月中旬。
「どうしますか。」
「まだ迷っているんです。バーベキューの会場に確認すると、テントがあるし釣り場にも屋根がある。雨が降っても問題はないという情報です。あと空いているのは11月3日だけだという話です。貸し切りバスのキャンセルは、本来ならキャンセル料金が発生するのですが、天気では仕方が無いと、もしキャンセルになっても料金が発生しません。」 
 「それで、どうするんですか。結論を聞きたい。それが無いと、話しが前に進まない。また、代案を持っているんですか。」
 「代案とはどういう事ですか。」
 「雨が降って、または他の事情で中止になった時にどうするかという事です。参加予定の中に、幼児が何人か含まれています。せっかく楽しみにしていたアウトドアのイベントが無くなる。ヘルパーさんも1日空けていたのが無くなる。家族も、子供さんが出掛けるので親もどこかに行こうと思っていたかもしれない。それを、雨だからと言って中止を告げるのは簡単だが、それらの人はどうするのかという事だ。」
 「済みません、何も考えていませんでした。中止ならそれで何も無くなるとしか思っていませんでした。通知したら済むと思っていただけです。」
 「いいですか、いつも言っているけれど相手の事を一番最初に思って下さい。そうしないと、継続や発展など何も生まれません。」
 「どうしたらいいでしょうか。」
 「その前に結論をどう出すかです。責任者として推進して来た貴方がどう結論を出すかによって、変わって来ると思います。私は、最高責任者として危険が見込まれる時には止めます。いくらあなたが、勝手に決めて実施して事故があったとしても、責任は会社つまり私に有ります。軽度だったらいいですが、もし大事故や怪我が有ったら問題です。風邪などの病気もそうです。何で、100%の雨注意報が出ていて激しい雨が降ると言っているのに強行したのかとなる。大体、アウトドアなのに室内で過ごす様な計画は止めた方が良い。この日以外にチャンスはないというなら分かるが、来年でもいつでも出来る筈です。」
 「分かりました、その後どうしたらいいでしょうか。」
 「代案を出して、受け入れて貰う他ないです。それで、私は昨日テレビでもやっていましたが、ターミナル駅ビルで美味しいバイキングの店があります。電車で30分、各自の家からだと大体1時間程度で行けると思います。店で90分、巨大な駅ビルと隣接している沢山のデパートなど巡れば楽しい時間を過ごせる。中々そういう機会が無いと思います。」
 「分かりました、早速動きます。」
 そう言って、戻って行った。
 時計は既に12時を回っていた。ヘルパーさんへの入金をしてから法務局に向かって、登記簿謄本を取り寄せた。戻って来た時には5時近くになっていた。再び70歳爺さんを呼んで状況を確認した。
どうやら自分が動くのではなくて忙しい現場の人間に指示をしているようだ。返事待ちという事だった。
「自分で何事もしないと行けない。」
と言っているのだが、浸透していないようだ。
 働きながら学ぶという事業がある。2年間介護福祉士養成校に通学して、給与は16万円国の助成がある。加えて、週40時間に通学が満たない時間は、当社にて勤務することになっている。
この管理も70歳爺さん社員に任せているのだが、どうもいい加減で問題だった。私も余り口出しをしたくないのだが、制度を守らないと行けないので、
 「最近、その女性の勤務はどうなっていますか。」
 「9月は有りませんでした。教務主任から手紙を頂いて、課外活動としてボランティアをしているので業務は大目に見てくれと。」
 「そんなバカな事がありますが。いいですか、ボランティアの時間は課題としてあり単位があります。それは、授業時間として確保されています。大体、指導管理料として支給されているのに何もしていなければ問題に成るでしょう。」
 「以前も市役所から、その点を指摘されて管理も指導もしていないは問題だと言われました。そこで、今度は専門学校から手紙を頂きました。」
 「それでも、問題じゃないですか。本人の自由な時間外のボランティア活動。余りにも我儘で自分勝手な行動で、あの女性は最初だけ良かった。人の目を盗んで、自分の都合のいい事ばかり。前も、夏休み出勤するように言ったら、学校で勉強するように言われたとか、会社には言われてもいない市からボランティアをするように言われたとか、嘘ばかり言っている。まだ、半年であと1年半もあるが、もう興味が無いけれどこれ以上勝手な行動をするなら、辞めて貰って自分のお金で自由に動けばいい。」
 そう言った愚痴を言ってみても、なかなか実行に移れない。


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