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トップハート物語(4129)立志伝敢闘編
18/05/17
2011年(平成23年)10月中旬。
「家族から何か要求をして来たのか。」
 「それはないです。」
 「いいか、こちらからせいて何もしないように。もし、何か言って来る事が有ったら、俺に言ってくれ。俺が対応するから。それまでは、何もしないように。」
 そう釘を刺した。そして、
 「これまでの経過をちゃんと記録しておくように。その記録を俺にくれ。」
 直ぐに友人の保険屋に連絡した。一通り事情を説明して
 「ウチが入っている傷害保険に、弁護士費用というのがある筈だ。その弁護士は、被害が生まれるとか裁判になるとかにならないと動けないのか。今現在で、相手が動こうとしているので今の時点で対応を相談できるシステムはないのか。」
 「そんな大変な仕事を毎日やっているのか。本当に、えらい仕事を選んでしまったものですね。本社に確認して返事します。まだ、正式に事件として現れていない段階で予防的な相談が出来ないのかという事ですね。」
 そう理解してくれて、返事待ちになった。
 朝一番で、出張中に旅行に付き添う通称トラベルヘルパーの講習に参加している社員が2回目の講習報告に来た。都合8回あり、最後には台湾旅行が実習としてある。その期待を持って受講させているのだが、余りの期待とのかい離に少しがっかりした。
というのも、当NPO法人で小旅行の付き添い業務案内をまず地域包括支援センターにアピールした。そうすると、早速依頼が来た。透析治療者で島根県に1週間付き添い依頼だ。
その為に、介護経験があるが旅行的な付き添いは未経験の私どもでは不安なので、経験者にコーチをして貰う積りで、彼女が講習に参加しているので実践している講師にレクチャーをお願いした。 
 まず、アセスメントの項目だ。注意することは何か。また、契約内容の確認。保険などあらゆる項目を聞きだして来るように指示したのだ。ところが、その内容を聞いてガッカリ。
 「アセスメント用紙のようなものは何も無い。契約書もボランティアなのでありませんということです。旅行中の障害などは責任を負わないという一筆を取っているので、保険もないと言っていました。つまり、利用者が勝手に旅行するので、自分で計画を立てて旅行会社に申し込んで決めてから、ボランティアの誰かが付いて行くという事で、誰もヘルパーなどの資格を持っている人はいません。年齢も60歳を超えている人がほとんどで、旅行費用は勿論利用者が全額負担です。」
 そんなトラベルヘルパーがあるのだと、余りに未整備な制度に呆れ果ててしまった。ここに、整備する価値があるのだと逆にやる気が起こった。自分達が何か出来る隙間がある。
 入れ換わり立ち替わり社員が来る。メールも来る。その中で、先週からアルバイトとして採用した事務員から電話があり、
 「風邪を引いたので、休ませて欲しい。」
 との連絡があった。
 初日に、
「生活保護を継続したいので勤務時間を削って欲しい。」
二日目に
「風邪で休暇をとりたい。」
無資格者で
「母子家庭になって仕舞ったので一生懸命に働きたい。」
と、ヘルパー資格取得の相談があって暫く働いて貰う事にしたのだが、情に流されて仕舞ったか。
 先月、労働基準監督署調査があり是正勧告を貰った内容に対して改善報告を出して来た。是正内容は、
1.労働条件通知書に「給与は労働者の指定する口座に振り込む」という項目が無い
2.「有期労働契約書に更新しない場合がある」との言葉が無い
3.今年社員が10人を超えた事務所があるので会社ではなくその事業所の就業規則を出すように
4.45時間超過勤務の36協定を結んであるが、時々70時間を超える残業時間を記録している社員がいるので、80時間程度の超過勤務を認める36協定を出すようにその項目に対しての、改善報告書だった。
 夜になって、一休みしているとある老健の在宅支援センターの所長から電話があった。何事かと起こっていると
 「佐藤さん、本を出したんだね。」
 「えっ、見ましたか。」
 「本屋さんに行ったら、作者の名前があんたと同じだしと思って帯を見るとお宅のブランドが書いてあった。印税がたんまり入って来るな。」
 「いや、全部会社に入ります。この地方では、出さないようにと言っていたんですが。」
 「出版社が大手だし凄いね。」
 「一応、来月から本格的な広告を打つと思います。そう言えば、以前、神田の大手出版社で働いていたんですね。本を買わないで下さい。高いですから。今度差し上げます。お恥ずかしい限りです。」
 この本にも登場する、開設当初にお世話になった方だ。
 総合病院内で事務所を設置で来たのはその方のお陰なのだ。そのくだりが、表現し記録されている。

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