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トップハート物語(4101)立志伝敢闘編
18/05/03
2011年(平成23年)9月中旬。
「先日の検査では、肝臓の数値が悪かったです。」
 「酒は飲んで居るのか?」
 「毎日ビールですが、やってます。」
 「それは問題だ。今はいいけれど、これからそれが何かの形で出て来る。病気は怖いぞ。」
 「それは、健康指導ですか。」
 「そうだよ、タバコを吸っている者もいるが、止めることが前提だ。止めないのに、幾ら数値が悪いと言っても誰も相手にしない。酒もある程度制限しないと。毎日は危険だ。それが蓄積される。健康診断で一番悪いのは、お局様筆頭サービス提供責任者だ。彼女から辞めると言われてほっとした。加療が必要であり、ある数値は異常に高い。危険だと言われて、同じ指摘をされた大東市の居宅介護支援事業所管理者菊ちゃんよりも、倍の悪さだ。管理者は、その数値にショックを受けて病院に通っている。『変形すればがんになる』と言われたようだ。その数値の倍に悪さがお局様筆頭サービス提供責任者だ。それに、申告の中でタバコを吸い続けているのに吸った履歴が無いと申告している。いつも嘘で塗り固められている。これから、健康指導を重点的にして行こうと思っている。俺の主治医の先生や栄養管理指導を受けた先生に指導をお願いするかもしれない。」
 午後から基金訓練の面接があるので、やる事はやらないと行けないと思っていたのだが、いざ何をするのだという事を考えてしまった。
目の前の面倒な仕事をしたくないと思い、何かを読む程度ならとか、この何日間か講義を受けていたので気がうまく乗らない。
 8月一杯で退職した社員の給与は今月発生しないので、七十万程度総額から減額された。来月も、今月2名の管理者が退職するので、それ以上の減額になり2か月で総額160万円の人件費が減額される。
そして、10月からは本社サービス提供責任者が出産休暇に入る。当然、給与は支給停止になるので都合5名で約200万円弱の負担減。11月末には4ヶ月限定で採用したシステム関係の研修生が退職するので、益々収益が向上するのでヘルパーさんについては11月支給から平均15%アップ。総額九十万円の人件費増。
加えて、社員が10月から介護支援部門の15名について臨時昇給最低でも一万円を実施する。
 それらが、退職して運営出来る訳ではないので、社内で登録から社員登用を2名した。新たに社員2名採用した。加えて、ヘルパーさんの中から能力のある者をパートとして事務手続きの業務を行うためにヘルパー時間以外の100時間を時給1000円で採用。
 そして、やはり応急措置ではなく新たな人材投入を図った。その第一段は、9月に修了する基金訓練の中から女性2名男性1名の採用を決めた。そして、今日は10月卒業生の面談を行った。就職支援を目的として行った。
クラスは一人脱落して29名だった。3日間に亘って行う面談。その第一日目は1時半から3時間予定した。今日の面談予定人数は13名。その中からどうしても何人か見出して当社に採用したいと思っていた。介護も支援も人が不足していると悲鳴が聞こえて来た。
 何人かの登録さんも入れて採用しているのだが、うまく回らない。もっと必要だと言われている。最初は男性の面談が5人続く。余り期待出来ない。どうして、男性はこんなに駄目になったのだろう。期待の女性が、
 「障害者施設で働いて、空いている時間に他の事もしたい。幾つか仕事を持たないとこの業界はやって行けない。」
 「どうして、障害者施設なんですか。それに、幾ら位あればいいと思っているんですか。」
 その問いに、まともに答えられない。
 どうやら、障害者でも知的障害者と思っているようだ。つまり、おむつ交換や排泄介助などの支援や家事援助など苦手で逃げているような感じだった。そのような話をする女性が続く。みんな障害者施設を希望する。
そう言えば、結構男性もそのような事を言っている人が多かった。本当に、障害者に対峙したいと思っている訳ではないのだ。それだったらと当社の登録を勧めた。
 何人かの女性に対して、来て欲しいと思った方は何とかその方向に向けてくれているが、在宅に向くかどうかは分からないので、実習を通じて判断することにした。
しかし、最後の方になって、どうしても欲しいと思った受講生が居たが自信が無い。私も堂々巡りの話しにイライラして、それでも踏みとどまって10月の実習中に判断することにした。
そして、最後の13番目は予定時間を過ぎてしまった。それでも、待っていてくれた。
 「在宅で働きたいと思います。」
 「ウチでもいいの。」
 「はい、お願いします。」
 まだ20代で、家業の悪化で働かざるを得ない状態になってしまったようだ。内定した。一番欲しかった彼女が自分から希望してくれたのだ。7人の女性が取り敢えず当社との継続した関係を持つこととなった。

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