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トップハート物語(4100)立志伝敢闘編
18/05/02
2011年(平成23年)9月中旬。
 東大での市民後見人養成講座の余韻さめやらない朝から、社員の訪問を受けた。キラキラ目の玉緒ちゃんには、先日購入したDVD松本清張の「砂の器」を貸し出した。それを返しに来た。
その印象をどう語るのか、感激したろうと思っていた。
 「どうだった?」
 「・・・、死んだ人が沢山出ていて懐かしかった。」
 「誰?」
 「寅さんとか。」
 「丹波哲郎とかか。」
 「内容はどうだった。」
 「ハンセン氏病の事なんですね。」
 それだけ聞けば、どんな印象を持ったかある程度予想がついた。年代が異なるのだ。何も感じない世代か。その話を早く切り上げた。彼女が聞いて来た。
 「東大どうでした。」
 子供と、東大に入れたいと、東京に研修旅行をした時に彼女の希望で東大に行った。その後も、家族で休みを利用して東大に行ったようだ。
 「安田講堂で、来年の7月の修了日に修了式が挙行される。その時に、家族や友人を呼ぶように言われた。」
 「いいなー、私たちが家族としてみんなで参列します。」
 「ほんとうか、研修旅行を企画するか。」
 などと、その話ばかりで盛り上がった。
 そして、当NPO法人でも市民後見人養成講座をすることを東大の支援が得られると話をした。早く受講したいという。
 ソクサクと支援に出て行った。その後、同年代の新人ケアマネジャーの宏美さんが来た。困難事例の相談だった。そのあと、自分の担当している利用者がお局様筆頭サービス提供責任者の勧誘で他に移ると報告して来た。
 「利用者から直接ではなくて、他のケアマネジャーからの連絡で知ったんです。結構多くの利用者が移ると思います。」
 「移ると言っても数人だろう。そんなの気にするな。もっと前向きな考えを持って。」
 「事情を聞いた方がいいですか。」
 「事情なんか聞かなくても良いだろう。どうせ、話しが付いていてギリギリまで言うなと言われているんだろう。嫌がらせをしようと思っている。それはヘルパーも同じ事で、ギリギリまで言うなと言われているんだろう。仕方が無いな。それが相手の実力だし、何も出来ないのが自分達の実力だ。市役所から視覚障害者を中心にヘルパー毎連れて来て、好き勝手にシフトを作って、自分の差配でヘルパーの仕事を決め自分から離れなくするようにやって来た。それを、誰も手だし出来なかった。その利用者が65歳を超えて介護保険を利用することになった人もいた。それだけの事だ。自分達が営業でもして利用者を確保しないとそうなるんだ。それだけは認めないと。」
 首をかしげて、納得出来ないという仕草をした。
 「だって、自分が辞める時に誰が着いて来る?どんなヘルパーさんが着いて来る。考えて見ろ。ただ、保険を詐取しようとしている事は許さない。」
 そう言って、
 「その話題は止めて前向きの話をしよう。」
 そう言って、市民後見人養成講座の話しをした。
 「いいか、あんなお局様筆頭サービス提供責任者のように還暦になっても利用者やヘルパーを巻き込んで自分の生活を維持するためになりふり構わないで他の事業所に売り込んでいる。ああなりたいか。可哀そうだと思わないか。一番寂しいのは老後に金が無い事だ。のんびり過ごしたいのに、過ごす事が出来ずに自分の利益だけで動く。自分達がああなりたいと思わないだろう。年金も健康保険も支払わず、ただ昔に事故に遭って其のうまみを知って、当社でも事故ばかり引き起こし補償金で過ごす術を知って仕舞った。働かないで多くの金銭を得る事が出来ると知って、動き出す。働いて金を稼がないと。だから、今のうちに貯めるなりきっちり制度を守るなりしないと。」
 そう言った後に、
 「ところで健康診断はどうだった。介護保険と自立支援の部門は労働基準監督署の調査時に社員からデータを集めて確認させて貰った。一番大変なのは、会社内での事故や在籍中の病気だ。何か起こった時に、働かせるシステムになっているんじゃないかという事だ。それが認定されたら、会社をつぶしてまで補償しないと行けなくなる。会社はその為に、健康を確認する必要があり、何か疾病があればそれを治癒する方策を取らないと行けない。」

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