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トップハート物語(4095)立志伝敢闘編
18/04/30
2011年(平成23年)9月中旬。
暑い部屋で、汗を滝のように掻きながら仕事をしていた。突然、ドアが開いて女性が入って来た。そうだ、今日の朝約束していた大東本社のサービス提供責任者だ。変更届の代表者印を貰いたいと言っていた。
その顔は、普段の綺麗な顔立ちだった。
 「どうだ、体調は。」
 「もう、9か月になりました。大丈夫です。順調です。」
 「しかし、9か月とは思えないな。他の人の時には、かなりぽっこり出ていたけれどな。全く普段と変わらないな。」
 「お腹には肉が沢山付いているんですが、本当に目立たなくて。利用者にも、担当者が変更するんでその理由を言いに行くと、信じられんと言われます。」
 「おなかの赤ちゃんは順調なんだろう。それだったら小さいのか。旦那さんは身長どの位だ。」
 「私が170で旦那が180超えてます。」
 「どうしたんだろうな。」
 「みんなオッパイがこんなに大きくなったのに、私は全く大きくならずに、小さいままです。」
 なんて言って、彼女が今月末から産前休暇に入るので引き継ぎの相談をした。
 暫くすると、昨日、自動車事故に遭った研修センターの女性社員が来た。事故報告書を持って来たが、彼女は真面目一方で自分のミスで会社に迷惑を掛けたと何度も何度も謝罪していたので、その件については余り触れなかった。
しかし、労災を使うか当社が加入している障害保険を使うか保険屋から聞かれているようだ。全く怪我をしていないというので、何も使わない事にした。
 続いて、70歳爺さん社員が来た。先日、企画した釣りとバーベキュー事業の相談だった。基本的には、NPO法人の事業なのでその点を勘案しながら再度練った。当初予定していた釣り公園は、バーベキューの予約が一杯だという。彼は、
 「日程を変更して土曜日を日曜日にしたいと思います。日曜日の予約は済ませました。」
 そう言って来たが、
 「それは駄目だ。当初土曜日と言って勧誘して、多くの障害者が参加を決めた。10月の日曜日は運動会など行事が入っている。簡単に、自分達の都合で変えないで下さい。基本的には、現場に合わせて貰わないと。」 
 そう押し戻して、会場を変更して日程は変更しなかった。
問題は、脚もあった。遠くの海沿いの場所にどう考えても往復と全日程で8時間掛かる。それが、今度は湖の近くで同じ隣県だ。言いにくそうに、
 「そこまで行くのに、JRを2回乗り継いでバスも2回乗り継ぎ、そこから歩いて全行程4時間掛かります。」
 「そんなの掛け過ぎだ。駄目だ。」
 「そう言われると思って、貸し切りバスをお願いしました。色々電話で聞いたのですが、直通で片道1時間半です。往復27人乗りで8万円弱です。バーベキューセットも一人19000円で貸し出してくれます。準備も要らないし、時間も守れますしただバス代がどうしても掛かりますが、この経費はどこが持つんですか。」
 「全経費はNPO法人が持ちます。」
 「それで、何のメリットがあるんですか。」
 「いいですか、直接的な利益を考えては駄目です。経営学に、相手の利益を考えて行動をするとその何倍もの利益が帰って来るといモノがあるんです。あくまでも、広告宣伝費として考えて下さい。今回参加する通所施設の子供さんや障害者の方に当社のガイドヘルパーが着いていますので、その経費は必要がありません。NPO法人常勤理事の智子さんや私は全く経費は掛かりませんので。総額20万くらいだと思います。大丈夫です、気にせずに進めて下さい。」
 そう言って、次の困難事例のケアへの対応を聞いた。
余りにひどい利用者なので継続は難しいという事だった。
 自然体で接するように言ったが、無理だった。
 夜、大東市の居宅介護支援事業所の管理者からメールが来た。お局様筆頭サービス提供責任者が退職する際に利用者を連れて出るので、それに対するメールが来た。
何も出来ないというので、
 「何もする必要が無い。還暦になっても生活して行かないと行けない。自分の生活の為に、利用者やヘルパーを連れて出て他の事業者に登録を頼みこんでいる。余りに、悲惨だ。我々は、前を見据えて自然体で行こう。それでいいじゃないか。自分達もそうなる危険性があるので、働けるうちに働いて貯蓄をするように。」
 そう言ったメールを送った。
 今日、午後から東京に行く。いよいよ、明日から東京大学で市民後見人養成講座が始まる。来年の7月29日修了日まで、毎月2日間上京する。楽しみだ。東京大学正門前に宿を取った。

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