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トップハート物語(4072)立志伝敢闘編
18/04/17
2011年(平成23年)8月下旬。
 災難と言うには、悪いがみんながそう思っている。ある障害のある利用者がいる。いつから担当になったのか、不明だが私がヘルパーとして現場に携わっている時に担当していなかったのだから、ここ数年か。
その利用者の、困難さを聞いたのはやはり同じ頃だったか。担当は、支援部門を実質的な管理を行っている者がケアも担当した。そのケアが、その利用者に合ったのかそれまで多くの事業所が分担して担当していたのを、いつの間にか当社が全て担当することになった。
多くの時間を費やする介助だったのだが、その管理者が毎日担当した。
 しかし、慣れるに従ってその困難さが直接現れるようになったという。時には怒鳴り合い、時には殴り合い、段々と激しさを増して利用者と介助者の関係を逸脱していると感じ始めた。
市なども把握していたのだが、それでうまく行くならと何もせずに放置していた。何度か、ケアを拒否したり他の事業所に替わると言ったり、あれこれと蛇行を繰り返しながらもここまで来た。
一時、他のヘルパーも入れたが当然のことながら利用者が嫌がらせや意地悪をして拒否される。当社も拒否したが、今度は利用者が謝罪して元の鞘に戻る。
 しかし、ついにケアを担当していた実質的な自立支援責任者が9月で辞めることとなった。その引き継ぎを受ける、介護管理者が担当は無理だとして、他に変わるようにしてくれと辞める管理者に話しをしたのだろうか。
そこら辺の経緯は分からない。その引き継ぎを受ける管理者から、私に電話があったのは、上京していた先週の金曜日だった。丁度、妻を品川駅に迎えに出て待っている時だった。
 「利用者が事務所に来て居ますが、今どこですか。」
 「東京だよ。」
 「利用者が、社長と話がしたいと言っています。予定を取ってくれますか。社長の予定に合わせるそうです。」
 9月2日11時なら、と、返事をしてその日に決まった。
 その件に関して、私は彼女が他の事業者に変更して貰いますとの方針を聞いていたので、その点を確認したメールを送ったが返事が無かった。
 今日の朝、その点を説明に来た。手には、利用者が持って来た文書があった。私宛てで、返事を文書で欲しいというものだった。
 質問事項は3点あって、
 1.「8月中に引き継ぎます」と、言われたがまだ引き継ぎがされていないのは、どうしてなのか。
 2.担当は出来ないと言っていたのに、急に担当を継続するという事はどういう事か
 3.会社の介護の目的は何か
 其の3点だった。
 私は、直接のやり取りを知らないので、
 「私への説明は要らないので、事実を纏めて書面でくれ。何かにつけ、当社は親身になるから言い易いのだろう。どうして、うちに拘るのか分からない。他に事業所がいくつもあるのだから、他を希望したらいいと思うが。」
 そう言った。
 方針変更したのは、市の指導だったようだ。また、引き継ぎに関しては、現在の実質的な管理者が言った事で、引き継ぎを受けようとしている介護管理者は経緯を知らないという。
 どうでもいい事が多過ぎる。その説明をどうして文書で出さないと行けないのか。とにかく、おかしい事に、市が把握している問題を伏せて穏便に済まそうとしている。
その利用者は、ヘルパーに何十種類もの薬の名前と薬効を覚えさせて、飲む前に言わせる。間違ったら大声で怒鳴り殴り暴力を振るう。ケアの全てにおいてだ。そんな事、ヘルパー業務の中に無い。
それだったら訪問看護を利用したらいい。それも拒否する。
「間違って飲んで死んだらどうする。」
と怒鳴る訳だが、そんな無茶苦茶な人物を放置している。
早く離れたい、どこかに行って欲しいと多くの事業所が願っていて当社がその最後のるつぼになった訳だ。
 相手にしたくない利用者で、サービス提供責任者がいない。誰も担当したくない。ケアも勿論したくない。断りたいという気持ちはよく分かる。
「責任を持って他の事業所を探す。」
と言った、退職する実質的な責任者がどうするのか確認しないと行けない。
 その点だけが、澱のように心に残っていた。私が困惑したり動揺したりしたら、下の者が不安がるので任せて置け的な態度は取っている。

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