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トップハート物語(4047)立志伝敢闘編
18/04/02
2011年(平成23年)8月上旬。
とにかく、困った事だ。意欲が無くなっているような気がする。何となく、思い通りに行っているので面白くないのかも知れない。みんなが、やってくれるので遣る事が無くなった。
新たな事業も、自分がするのではなく他人がみんな遣ってくれるようになったので、報告を聞くだけでよくなった。朝10時に、システム事業部の者とNPO法人の常勤役員の智子さんが来た。
特にシステム事業については期待を持っていたので、そのソフトの完成を心待ちにしていた。内心、本当に出来るのだろうかと心配もしていた。ただ、金銭的余裕があったので、税金を納めるよりも試験的に運営してみようと思ったのだ。これが、従来の決算予想だったらそうは行かなかった。
 その男が来て、直ぐに研修センターのパソコンの調子が悪くなったと連絡が来た。電源を入れても、作動しなくなったというのだ。その為に、直ぐに彼を派遣した。1時間待っても戻って来る事はなかった。夕方、研修センター責任者から報告があって
 「システム事業部の者に来て貰ったんですが、分からないという事で友人に頼みました。何とか分解修理して貰って復旧しました。」
 素人の者が直す事が出来て、システム事業部と銘打っているのが寂しい限りだ。彼の能力に疑いを持って来た。
「ヘルパー管理のソフトを作る。」
と言ってもう既に70日。
何がどうなっているのか分からないので、確認をしようと思っていた。そのトラブルで、彼が居なくなったので仕方が無い。
NPO法人が進めている、障害者の為のイベントの事業計画を聞いた。釣りの醍醐味とバーベキューの実施だ。概ね諒解した。最初なので10名の対象者と近隣の海に行って楽しむ計画だ。10月の第1日曜日になった。これから、障害者を選定して話しをしないと行けない。
 次には、小旅行の付き添い。そして、お墓参りの代行を決めた。それをどうやってアピールするかという事になったのは、先日だ。何とかお墓参り代行を前面に出そうとする、彼らの意見に真っ向から反対した。
 「お墓参り代行をどうアピールするのか。」
 「地域包括支援センターなどにファックスを送ります。」
 「お墓参りの相談をどうして地域包括が受けているんだ。そんな相談を受ける訳が無いだろう。その対象者に直接アピールしないと行けない。ポストインするとかDMを送るとか。全然対象外の処にファックスを送っても何にもならない。自分達が動く事を考えないと。楽をしても、何も得られない。それよりも、小旅行のガイドだったら地域包括支援センター、ケアマネジャーが相談を受けているかも知れない。」
 「小旅行は、旅行会社に営業した方が効果的だと思います。」 
 「そう思うなら、やりなさい。自分達がやってどうなのか結果を持って来なさい。言う事は簡単だが、誰がやるのか。自分達だ。俺の調査では、代理店に相談があって初めて提携している業者に頼むと言っていた。代理店に行って、代理店クラスでは話しを受ける事は出来ないと思う。全て、本社サイドだ。」
 そう言ったので、先週土曜日に幾つかの旅行代理店に行ったようだ。
結果は、私が言った通りのようで相手にされなかったという。
当たり前だ。事務所のクーラーの利いている処で時間を潰しているような状態の彼らでは何も得られない。それを、今日も強く言った。
 しなければならない仕事が幾つかあるが、気が進まず何もしようとしないのは自分だと思った。本社に私宛ての女性からの電話があったと言って来た。連絡電話番号を言って来たが、名前を聞いても良く思い出せない。
利用者かヘルパーか。何度も思い出そうとするのだが、かすかに思い出して来たが、それでもヘルパーか利用者か分からない。10年一緒に居る、NPO法人常勤理事の智子さんと居宅介護支援事業所管理者に聞いたが
 「思い当たらない。」
 と、言う。
 仕方が無く、思い出せないままある期待を持って電話した。本社のツートップが抜ける来月にその二人の援助していたシフトを埋めないと行けない。身体介護が出来て時間に拘束されない人が欲しいのだが、いつも辛い立場になると救いの手が現れるこれまでの事を思い出したのだ。電話を掛けて相手が出た。開口一番
 「お久しぶりです。」
 そう言われた。
 ヘルパーさんだ。よくは分からないが、どうやら当社の講習を受けて施設で働いて8年経過して、定年になって職場を探しているという。
 「佐藤さんは、まだ施設の立ち上げをしていないんですか。私はもうこの施設を辞めたいのですが、佐藤さんならどこかいい処を探してくれると思って・・・・」
 長時間、現在の施設の問題な処をまくしたてていた。
 訪問介護を進めたが、あれこれと言って断って来た。
 向かいに座っている、NPO法人常勤理事の智子さんが、
「残念でした。」
と、私が一生懸命に勧誘する姿に笑い転げていた。

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