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トップハート物語(4045)立志伝敢闘編
18/04/01
2011年(平成23年)8月上旬。
そして、その間介護管理者から電話があった。
 「市から受けた困難事例の利用者なんですが、とんでもない利用者と分かって、ヘルパーさんがみんな拒否してしまっています。私が明日行くんですが、我慢の限界を超えているので、キレても良いですか。」
 「市役所やケアマネジャー、地域包括などにその具体的な報告をして記録を残しているのか。直接何かを言ったとしても、何かを起こしたとしても誰もいないところでは利用者の勝ちだ。」
 「市役所も分かっているし、地域包括も入って貰っていますが、匙を投げています。ケアマネジャーは、何人も代わって今は誰もいません。」
 長時間、彼女の怒りの様子を聞いて、
 「もし、利用者がいいというなら俺がケアマネジャーを引き受けても良いけれど。」
 「佐藤さんが、ケアマネジャーをしてくれるなら心強いです。明日は我慢して、月曜日にでも市役所の担当者に話をするので、連絡が行くかも知れません。」
 そう言って、安心して電話を切った。
 困難事例は、困難とは思わないようにしている。
介護管理者が
 「私が介護に携わって11年でこんな利用者は初めてです。とんでもない利用者です。それに体重が120キロで、動かす事が出来ない。おむつ交換も、利用者の協力が無いと出来ないのに、ワザと出来ないようにするとかとんでもない利用者です。杖でヘルパーさんを殴ったり、金が25万無くなったとか。」
 などと、聞いていた。
 それでも、話しをして落ち着いてくれてよかった。彼女は、私の後に介護部門を率いて5年経過して、問題無く過ごしているので、何とかサポートしないと行けない。見えないお化けは気にせず、彼女らと続きを話しした。
 「お局様筆頭サービス提供責任者の処に居る、実質的な管理者が一緒に辞めるのが一番ショックだ。他の仕事に就くので、普通の退職だというがダメージは大きい。どうして、同じ時期に辞めないと行けないのか、理解に苦しむ。彼女にはかなり優遇して来たので、理由が分からない。仕事が嫌になったという事か。親ががんの闘病に有る事が理由かもしれない。あれこれと考えるが、それにしても俺にとっては一番のショックだ。後の3人が辞めるのは、会社に取ってはいい事だから構わないが。」
 「どうしてか私にも分からない。」
 「そのうえ、そんな事があって初めて分かったんだが、Mがお局様筆頭サービス提供責任者を引っ張ったらしい。お局様筆頭サービス提供責任者が言うのには、『Mが自分も立ち上げるから最初行ってて下さいと言って来た。安定したら、自分は会社を辞めて来るつもりだろうけれど、みんな私を利用しようとしている』そんな事を言っていた。一緒に働いている同僚が、隣に座っている同僚が一体何を考えているのか分からないだろう。怖くなって来る。」
 「それは本当なんですか。Mさんが、そんな考えを持っているですか。」
 「来年から、自立支援の居宅介護支援儀業所のような相談支援事業所制度が始まる。その設置要件に相談支援専門員がある。その資格を持っているのは、辞める管理者とMだ。辞める管理者を指名しなかったが、ここの自立支援の実質管理者が俺に黙って譲った。そして、昨年その制度が始めると言って来たMが、資格を取った途端今年の研修については黙っていた。それをしならなかったので、研修は締め切って仕舞った。つまり、辞める2人が資格を持って居なくなり、当社は開設出来なくなる。とんでもない背信行為だ。そんな奴等が、同じ会社に居るんだぞ。」
 そう言って、警鐘を鳴らした。
 もう少し、怒って欲しいからだ。
『自分達の事と、思え。』
と言いたい。
まるで傍観者のように、過ごしている者が多過ぎる。そういう態度だから、何度も続くのだ。残る者は、生活が脅かされると思わないと行けないのに、そうは感じていない。私が何とかすると思っている。それが困るのだ。自分達で解決して欲しいと思っている。
 「そろそろ、来月のシフトを作って、自分達の出来る利用者出来ない利用者を選択するように。ツートップが引き継がないで、最後まで引き摺って行こうとする利用者には、その旨事情を話しして、当社の他の者でよければ継続を模索するし、彼女達でなければ嫌だという利用者には他に移って貰う。そのような話をもう始めないと。」
 「ヘルパーさんについては、2名送って貰ったので大丈夫だと思います。サービス提供責任者には、2名のヘルパーさんを一人は社員、一人は常勤として入れて貰うので大丈夫です。」
 「もう一人、男性だがガイドヘルパーのシフト専門にさせようと思っている者が居るので、火曜日に面談して決めるから待ってくれ。そのほかにも、シフトが一番大切だから、チエック出来る体制を何とか構築するので待ってくれ。」
 「そこまでやって頂ければ、安心です。リニューアルして楽しい職場を作ります。」


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