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トップハート物語(4042)立志伝敢闘編
18/03/30
2011年(平成23年)8月上旬。
今日は、珍しく外部との予定が1件しか入っていない。時間を気にせずに、気持ちの赴くままに動いた。先日、新入社員の健康保険証の取り扱いでミスってしまった。
子供さんを扶養に入れたいという要望に、紙媒体で情報を貰えば良かったものを、早く手続きをしてあげようとヘルパー業務中にメールで貰って、その内容をパソコンのメールに打ち替えて社会保険労務士に送った。
最近の子供の名前はよく分からない、と言い訳をする訳ではないが、まず一人の子供の名前の字が間違っていた。草冠があるのを無いようにして送って仕舞った。また、男女を聞くのを忘れて当然女性の名前だと思って男の子なのに女子として送信してしまった。
 朝一番で親に来て貰い、手渡した途端
 「間違っています。名前が間違っています。当て字で申し訳ありません。」
 そう言われて、直ぐに直す手続きを取るからと納得して貰ったが、玄関から引き返して来て
 「一番下の子供は男の子です。当て字で、読み方が私の名前と同じだから、スミマセン。」
 自分でも、呆れた。
 こんなこと初めてだ。自分の業務処理能力が落ちて来ているのが分かった。
 朝一の9時からは、新人ケアマネジャー宏美さんとの打ち合わせだ。契約書を、最近の指導と合わなくなったので、変更する積りで話し合った。
しかし、直ぐに退職する4人の動向などの情報交換になった。特に、彼女は本社の残留する妊娠中の女性社員と親しく毎日情報を貰っているという。
 「色々あるが、もうああでもないこうでもないと言っている時期ではない。確実に引き継ぎをして、利用者やヘルパーさんに迷惑の掛からない対応をどうしたらいいのかを具体的に進めて行かないと。」
 そう言って、噂や辞める者に対する反撃的な又は批判的な言葉は無益だから、やめにしようと言った。
 「辞める奴について行く利用者は、結局見当たらないという事だ。ヘルパーさんも行かないとなると、管理者クラス4人が居なくなる訳だから人材の確保が大変に成る。27人の社員のうち、浮いていた4人だから結果は終わってみれば納得できるんじゃないか。」
 そんな話をしながら、時間が経過して行く。
 「お局様筆頭サービス提供責任者が口では退職すると言っているが、退職願を出せと言っても出さない。もしかしたら、辞めないと言い出すかも知れない。何しろ、もうすぐ60歳だから、年金生活になる。年金は月額1万円に遠く及ばない。金が有ると言っているが、無い。だから、あんなに金に汚い。かなりの枚数を貸与している制服を返せと言っても他人にあげたとか言って返さない、事故時に当社の制服を着ていたのに、私服だと言って保険金を要求する。今度は、後遺障害が有ると言って継続的な保険を要求する。とんでもない保険詐欺だ。」
 等と言っていると、面接の者が来た。
 実習型雇用で採用する予定の中年男性だ。本社でガイドヘルパーのチーム管理をして貰うつもりの募集に、基金訓練卒業生の中から研修センターの高学歴社員が連絡したりして確保したようだ。
とろこが、面談の話しの中で現在の就業状況を聞くと、当社と懇意にしているデイサービスに働いているという。
 「どういう条件で雇用されているんですか。雇用契約書が有るでしょう。」
 「いえ、無いです。」
 「何時から何時勤務で、給与は幾らで、休日はどうのこうのと書いてある契約書。」
 「いや、3か月の試用期間だと言って時給800円と言われただけで、何も有りません。それが終わったら、継続するかどうかを決めると言われて。」
 ため息が出た。
 これが、介護業界の現状か。それにしても、他人の事業所で勤務している方を引っこ抜いたとなると、大問題。私の心の中での問題だ。色々話をしていると、もう既に退職の意思表示をしているという。契約期間も無いので、電話で社長に話をしたというが、怒っているばかりだという。
 「昨日から休んでいるので、今日の朝主任から電話が来てもう少し我慢してと言われたのですが、再度訪問して直接話をしようと思っています。」
 そう言って、このまま梯子を外したのでは可哀そうなので、取り敢えず実習型雇用の申し出をハローワークでするように指示した。業務説明の中で、彼が
 「大丈夫でしょうか。」
 と、言うのを聞いて、こっちが大丈夫かと心配になった。
未知の世界でも、意欲を持ってくれないと難しい。

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