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トップハート物語(4033)立志伝敢闘編
18/03/25
2011年(平成23年)7月下旬。
「少し心配な事があって。」
 「何でしょうか。」
 「こちらの守口のお局様筆頭サービス提供責任者がもしかしたら、退職しないかもしれない。」
 「どうしてですか。」
 「余りに可哀そうだから、その頭の悪さを言ってやった。『頭が悪いから可哀そうだ』って。」
 「どんな事ですか。」
 「だってさ、立ち上げる管理者が30代で、金銭的な不満を持って辞めるだけで、それほど営業力があった訳でもなくヘルパーさんとの付き合いもない。育てる事はせずに、非難ばかりしている。挙句に、一緒に連れて行く若手の同僚の言動について悩んで居たし、非難もしていた。しかし、二人とも賢く立ち回る事は出来るし、パソコンなどを駆使して資料などを作る事は出来るが、お局様筆頭サービス提供責任者は何にも出来ない。キーボードさえ叩けない。僅かに、『深夜駆け付けるのは私しかいない』と、そればかり言っている。退職について話し合った時にもそう言ったので、賢い奴は手を汚さず頭の悪い自分が深夜走っていればいいじゃないの。可哀そうに。そう言ったら、何と無く気付いて来た。やっぱり馬鹿は仕方ない。」
 「可哀そうですね。もしかしたら、参加しないかもしれないんですか。」
 「いや、その時にはっきりと『自分は利用されるだけだ。利用者とヘルパーを連れて行って、利用されるだけ。信じられない、人間不信になった』と言っていた。だから、馬鹿なんだと言ったら『9月まで何もしないけれど、10月に退職してから2人ほど死ぬまで面倒みると約束していた障害者が居るので、それだけはどこかに登録して担当させて貰う』などと弱気になっていた。」
 「辞めなかったら大変ですね。」
 「そうなんだよ、早く辞めて一生懸命営業をして、必要の無い違反ばかりしている自分が連れて来たヘルパーさんを持って行って。嫌な利用者を担当しないと自慢話が出来ないから、持って行けばいい。うちは、その浮いた人件費でヘルパーさんの仕事が減った分の補てんをする積りだから。社員の臨時昇給もする。早く退職願を出してって言ったが『少し待ってください』というので、俺もしつこく早く出してすっきりしたらいいと追い打ちを掛けていつ辞めるんですかと何度も聞いた。『9月です』と何度も言っていたが、もしかしたら辞めないかもしれない。」
 「辞めさす事は出来ないのですか。」
 「難しいと思う。」
 「事故ばかり起こして、会社に迷惑を掛けながら、他人の会社にヘルパーさんを勧誘したり、反社会的行為をしているのでいざとなったらそのことを理由にする事も考えている。」
 「それじゃ、誰も行かないかも知れないのですか。」
 「多分そうだが、本社管理者と通じている者が居るが、仕事が無いから行かないだろう。」
 「残られたら大変ですね。今度、介護と支援を一緒にするんでしょう。」
 「元々お局様筆頭サービス提供責任者を辞めさせるために、支援の事務所を借りたんだから。彼女が居ると一緒に出来ないと他の者からクレームが来た。最初はNPO法人に異動させようとしたが諒解して置きながら、最後は拒否した。仕方が無く、部署ごと移動させた。それでも、最初は動かないと理解出来ない抵抗をした。」
 「お金があるから辞めてもいいんですよね。」
 「とんでもない、金が無いから辞められないんじゃないか。年金も収めていなかったから、通知で来たのは月8000円と言っていた。そんなんじゃ生活して行けない。退職時には貸与した制服を返すように言ったら、『返す必要はないんじゃないの。捨てたのもあるし、他の者にあげた』などと言って返さない積りだった。ネームが入っているのを外して使おうと思っている。事故ばかり起こして、ぴんぴんしているのに中々示談に応じない。相手は車で、自分はバイクだから後遺障害を申し立てている。みんな、『痛い』など聞いた事が無いと言っている。それを、痛い痛いと申し立ているらしい。何度も事故を起こしているので、どうしたら保険が多く入るかを知っている保険詐欺のプロだ。」
 そんな事を話し合いながら、問題ない状態を迎えつつあることをお互いに認識して、笑い、笑顔で過ごした。
 不足しているヘルパーさんの確保も、何とか行きそうなので今後の確保に向けて動くこととした。11月になれば、見込みをつけている基金訓練の修了者が多数入って来る。それまでの我慢だ。
 「前も言ったが、ガイドの仕事が増えて来たならその専門チームを作って、運用しよう。それが、他の業務にも波及するから。」
 その提案は、以前からしていたが今回退職するツートップの考えで却下された。しかし、今回は彼女らの意見は
 「そうして頂ければありがたいです。」
 という事だった。

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