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トップハート物語(4028)立志伝敢闘編
18/03/22
2011年(平成23年)7月下旬。
土曜日、帰省直前の精神状態から少しずつ正常に戻りつつある。どうするか、何をするかを考え始めていると同時に次の事業をどうするかを模索していた。不思議に早くも冷静なのは、こんなことが何度も続いているからなのだろうか。
有能な人材に育てて、多くが独立して行く。それが、綺麗な形ではなくやはり多くはトラブルがつきものだ。そのたびに、有能な人材が手当出来て事なきを得て、毎年売り上げを下げることなく延ばして来た。
これまでは、個人的な動きが大半だったが、今回は給与額でいっても経験年数でいっても高い者が4人になる。その時に考えたのは、利用者やヘルパーさんを連れて行ってしまうという事ではなく、収益がまた上昇する、だったのだ。実際に現場に出ていない人材ばかりで、高額な給与を支払っている。
 中でも、事故を起こしてばかりいて会社に対して損害を与え続けていたお局様筆頭サービス提供責任者にどう辞めて貰うかが課題だった。事故を利用して保険会社に膝の後遺障害を訴えているという。
医者は既に完治しているというのだが、本人は痛いと訴えているのだ。しかし、会社を休むように言っても出て来るし、私が辞めて貰いたいと思っているのが十分伝わるような態度を取っているので、あせっていた。
他事業所に、利用者とヘルパーを連れて行くので登録でもいいから雇ってくれと頼んだが、断られたと自分で言っている。
 賢いが営業が出来ない本社管理者と頭が悪いが営業を一生懸命にするお局様筆頭サービス提供責任者。気付いた時には、お払い箱になるのが目に見えているが、仕方が無い。定年を巡るトラブル回避とお局様筆頭サービス提供責任者が連れて来た非常識な大量のおばさんヘルパーが居なくなるのであれば、こんなにいい事はないのだ。
何と言っても、誤算はこの地域の実質的な自立支援管理者が一緒に辞めると申し出て来た事だ。彼女は通常の退職なのだが、社員に与える影響は大きい。
 動揺をまだ隠せない社員もいる。真面目で誠実な社員ほど信じられないという気持ちがある。まだ、信頼していた彼女が一緒に退職するショックで泣いて居る社員もいる。視覚的に見ても、心も瞳も澄んでいるサービス提供責任者が事業所更新登録の関係で来たが、やはりまだ
 「信じられない、こんな事が本当に起こるんですか。」
 そう言って、涙目になっていた。
 これまでのように入れ替わり立ち替わりではないが、社員が来るが退職する社員は来ない。遠目に見ている社員がほとんどで、私にとってはそれが一番だ。静かに考えたいと思っているからだ。
それでも、事務所を出て行く。隣のSCの階段の一角にイスがあるが、そこに坐し現場の混乱を抑えるため、または維持するための活動をどうサポートするかだ。
 言葉に出しているのは、残ったヘルパーさんの時給を上げる事だ。利用者をある程度失う事で、残るヘルパーさんの給与は減って仕舞う。その為に、その減額を補てんする事も考えている。
社員に対しては、処遇改善交付金なども余るのでその配分を決めないと行けないが、4人で16万円の配分があり浮くので大体一人1万円か。
 弁護士との話し合いで、お局様筆頭サービス提供責任者から退職願が出た時点で直ぐに対応する事にしたので、その退職願の要求とバイクなどの自分の管理ミスにより損害を与えたものについて、損害を賠償して貰う積りでいるので、そのむね文書にしたためてお局様筆頭サービス提供責任者に渡した。
 大東本社の実質的に動かして来たツートップが退職するので戦力が大幅に落ちて、どうしようも無くなるのが目に見えている。とにかく、抑えられていた子供のような二人が残留するのだが、意気は高い。その二人をどうサポートしていいのか戸惑っているのだが、まず、重要な登録ヘルパーさんを社員扱いにする事やパート採用にする事などを決めた。
新たなヘルパーさんの確保をお願いされているのだが、中々うまく行かない。これまで、常にヘルパーさん確保をして来なかった管理者だったので、こんな時に苦しむのだ。
 私は、ほとんど営業所運営に携わる事も無かったので、こんな時に一番苦しい。何が苦しいのかというのは、残っている社員が一生懸命に動いているのに何も出来ないという事だ。
実質的な事が出来なければ、どうしようもない。横に居て、サポートするだけだ。
 今日はこれといってする事も無く、静かに過していた。僅かに、銀行に行ったり階段の上り下りをしたり。重要な事をしようとすると、新規事業が頭に浮かぶ。それに、肉付けしようと考えている。
利用者を確保する手段は、訪問だけしか無いのだろうか。団体や組織と組んでうまく出来るモノが無いだろうか。今の時代は、インターネットの時代で居ながらにしてモノは売りあげたりする事が出来るが、こと介護や自立支援ではどうしようもない。
勿論地道なのは、人と人との触れ合いによる営業なのだが、それをどう超えて行くか。私が今できるサポートは、そんなモノしか無い。

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