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トップハート物語(4026)立志伝敢闘編
18/03/21
2011年(平成23年)7月下旬。
午後一休みをして、提供票の配布と残っていたモニタリングに出掛けた。その前に、新人ケアマネジャー宏美さんから
 「医師会訪問看護ステーションから、7月分の提供票が届いていないと連絡がありました。」
 「そんなばかな、ちゃんと届けに行っている。電話する。」
 そう言って、電話して管理者に言った。
 「6月24日2時半に貴方に直接渡していますよ。」
 「計画表では無かったですか。」
 「何をばかなことを言っているんですか。自分にお客さんが来ていて、受け取って挨拶も満足にしなかった。ちゃんと渡しています。」
 「済みません、無くしたかもしれませんので、もう一度頂けますか。」
 「分かりました。」
 喧嘩しても仕方が無いと思って、再発行する事にしたのだが無くしたなんてあるのだろうかと思っていたが、四六時中無くすデイサービスがあるなと思っていると、やはり来ていないという連絡が入っているという。こんな管理で本当にいいんだろうか。
 利用者や事業所を回っていて、一段落すると本社の女性サービス提供責任者から電話があった。
 「今日の昼に、管理者から話がありました。もう若くないので将来的な事を考えて、立ち上げをしようと思った。その切っ掛けとなったのが70歳爺さんの言動だったようです。私たちは、この会社に残りますので社長と話をしたいんです。残るからには、どのようにして行ったらいいのか話しをしたいんです。」
 「そうか、その気持ちを聞いて良かった。何しろ、離れているからどのような話を管理者と詰めているのか分からないので、話も出来なかった。君たちの意思を聞いて、安心した。やはり、続けるにはやる気がある人材なので話し合おうと思う。いつでもいいけれど、早い方が良いだろう。」
 「良ければ、今日はどうですか。私は6時半にケアが終わるので、7時には事務所に行けます。」
 「事務所ではなくて、どこか途中で待ち合わせしようか。俺も出ていて、そのまま向かった方が早い。」
 そう言って、お互いの距離の真ん中のすし屋に決まった。
 6時45分に集合して4人で話し合った。疑問のあった70歳爺さん社員の言動について、
 「私たちも、自分勝手に動くので何をしているのか分からない。社長も知らない、私たちも知らないでは信じられない。」
 そう言って、不信感を持っているのが分かった。
 簡単に経緯を聞いて、これからの手を考えた。30歳の彼女と26歳の彼と若い社員なので、その点を考慮しながら考えた話しをした。約3時間に亘って、これから彼らが維持して行くサポートを考えながら、出来る事をして貰うように望んだ。
 「沈澱していて、悪臭を放す泥をいつまでも抱えているより、それを取り除いてすっきりして、再出発した方がいいに決まっている。」
 そう言って、これから進める手順を何度も確認して、サポートをどのようにするかを考えた。とにかく人材だ。どう確保するかが問題で、出来るだけ社内から登用しようとしているのだが、数人にとどまる。やはり、外部から導入するのが一番いいと思う。
 大きなおなかを抱えて、女性社員は
 「私がこんな体でなかったら、本当に悔しいです。9月までは勤務します。それ以上は働いては駄目なんでしょうか。出産後4月には戻って来ますので、何とかしたいと思います。」
 「それを狙っていた訳だ。最大のピンチは相手にとっては最大のチャンスだ。休暇に入っても、自宅で電話で応対できるようにして貰うかもしれない。」
 「それは大丈夫です。」
 そう言ってくれるので、言葉だけでも安心だ。
 事務所に戻って来て、メールを点検する。既に夜10時になっていた。これから、嫌な思いをしなければならないので気が滅入る。請求関係を介護プログラムで研修中の女性に決めた。
元女子プロレスラーを重宝する方向で行く。とにかく、総力戦で臨むほかない。新たな人材の導入もあるが、とにかく退職の4人は管理者であり高給取りで、収入に直接結び付く仕事で働く事は無かったので、人件費は実質月150万円も減少するので、ヘルパーさんに配分して、処遇改善交付金も社員に配分しようと思う。
ヘルパーさんへの報酬は支給額の20%加算と社員には1万円の臨時昇給などが頭の中で計算されている。

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