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トップハート物語(4022)立志伝敢闘編
18/03/19
2011年(平成23年)7月下旬。
朝一番で研修センターに所属している、新人女性社員が来た。経費の精算などの用件が終わり、話しをした。彼女は、手話が使える。真面目で、銀行勤務の経験があり数字に明るい。性格も明るく、勤務時間が短いのが残念だ。
お子さんへの対応があり、どうしようもない。そんな入社間もない彼女だが、お願いした。
 「実は相談がある。駄目だったら駄目で仕方が無いが、検討してくれるか。実は、障害のある方や高齢で自立していない方の旅行へ付き添って行くヘルパー養成がある。勿論、資格が無くても大丈夫なのだが、経験が無いと宿泊などの色々知らない事に対応出来ない。公的な研修があって、月に1回か2回程度なのですが、研修場所が遠い。加えて、夜の研修で終わるのが9時になって仕舞う。戻って来るのが夜10時を回って仕舞う。その代わり、最終仕上げに実践として台湾旅行がある。それは全部会社が持つので心配が無いが、家庭での理解が得られるかどうかだ。君の友人の自立支援のサービス提供責任者が誰か女性が一緒に行くなら行きますと言っている。パンフレットなどの案内は、彼女が持っているので見せて貰って欲しい。」
 そう話をした。
 「結論は、今日じゃなくても良いから。研修内容は、旅行会社やホテルマンなど実践形式だから、勉強になる。NPO法人でこれから旅行したいという方を募集する。NPO法人会員で勉強に行ける人選をすると、どうしても君になった。」
 そう言って、後日返事を待つ事にした。
 帰り間際
 「今日、3時間ほど手話を講義する事になったんです。初めてなんで、色んな資料を準備して来て、うまく出来るかどうか分からないのですが頑張って来ます。」
 良かった、いい人が入ってくれて。
 いつものように、隣のSCに行き戻って来る。悪い事に、iPhoneと携帯電話2台とも忘れて行った。戻って来ると、幾つかの不在着信があった。その中の一つ、介護サービス提供責任者へ折り返した。
何となく、不安なるような言い方で、
 「先ほど、事務所に行ったんですが居なくて。直ぐに行きますので待っていて下さい。」
 いつもの、何か問題があったのかなと待っていると、他の部屋に居る新人ケアマネジャー宏美さんと一緒に来た。何事かなと思って、話しを聞こうと思ったが大きな百貨店の紙袋を持っていて、見るからにプレゼントの品物が沢山入っていると分かるような姿だった。知らんフリする訳にも行かないし、
 「何だ、その紙袋は。嫌に大きいな。」
 実は、ここ数週間、私に対する色んなアクションが各人からされていた。23日は空いて居るか、誕生会をしたい、断ると、いつ自宅に戻るのか、何時の新幹線に乗るのか、24日の何時に戻って来るのか。そして、私のそばに居るNPO法人常勤理事の智子さんには内緒だと言って、何を貰って喜ぶのか、下着の種類は何だ、色は何が好きか、プレゼントの購入資金の徴収などが行われているのが分かっていた。
 先日、プレゼント購入担当者の一人キラキラ目の玉緒ちゃんが来て、
「23日土曜日の何時まで会社に居て何時に出るのか。」
と聞いて来たので、その日プレゼントだと持って来て貰っても困るので、NPO法人常勤理事の智子さんに
 「どうも23日午前中に持って来そうなので、朝早く事務所を出て途中で食事などをして時間調整をして出るかな。」
 そう言ってあった。
 その裏を掻かれてしまった。いつも、
 「誕生日は、生きていれば誰にでも来る。そんなうれしい事ではない。」
 そう言っていたし、この日プレゼントだと渡されても
 「一体誰がこんなに沢山のプレゼントを負担したんだ。俺の事で、金を使わないようにと言って来たのに。そんな事をするのが嫌な人も沢山居ただろう。断り切れなかったんじゃないか。多くの人に迷惑を掛けた。」
 そう言って、素直に喜びを言えなかったが、途中で悲しそうな顔をする彼女たちに気付いて、お礼を言った。
 それから、1時間ほど話をした。各部署でプレゼントの品を用意いしたようで、5個もあった。開ける事はしなかった。そのまま、事務所に置いてずっと置いて置こうかと思った。
昨年も、幾つかのプレゼントを貰ったが、返すのにどうしたらいいのか、検討した。マグロを1体、いつも依頼している壱岐島のブログを見た。40キロ級で265000円と表示されていた。それを注文するか。

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