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トップハート物語(3999)立志伝敢闘編
18/03/08
 早朝、7時台に介護サービス提供責任者が来た。誠実な仕事態度で、大化けした社員だ。信頼は厚い。信義も厚い。
 「チョットお時間にいいですか?」
 「9時になったら出掛けるから。職業訓練で4時半まで講義担当する。」
 「分かってます、生涯学習センターですよね。23日の6時頃ですが、時間取れますでしょうか。」
 「23日から、埼玉の自宅に帰省するから無理だけれど。何かあるか。」
 「いや、みんなで話し合ったんですが、佐藤さんの誕生祝いと10周年記念のお祝いをしようと思って。」
 「それはいい、誰だって生きていれば誕生日が来るし会社だって10年は来る。」
 「みんな予定を建てて、準備をしているんですが。」
 「気持ちだけ頂いて置くから。そんなお金を使うな。これからは、国も市も頼りにならない時代が来る。無駄なお金があったら、貯めて置くように。自分の事は自分で守るように。」
 それから、延々と経済情勢や政治情勢などを話しをして、はぐらかした。
 彼女の健康も問題がある。血尿が出て、胃にポリープが出来たという。健康には気遣うように言って、もう時間が無いので
 「分かった。ありがとう。」
 「分かったって、出席してくれるんですか。」
 「いや、話しは分かったという事だ。あとは、自分達で懇親会をするならすればいい。俺は参加しないけれど。」
 「みんな、がっかりするな。折角準備しているのに。」
 「そう言えば、節税対策で、どのくらいお金を使ったと思う。5月、6月で。」
 「分からない。そうですね、カッパを買って貰ったのは15万円で、・・・」
 「まてまて、そんな小さなお金じゃない。5月に900万円、6月に3300万円だ。全ての事務所の家賃を年払いで終えて、研修関係のセンターや施設にも前払いで1000万単位で支払い、教科書代だけでも200万円の前払いだし、自動車、損害、障害などの各種保険も年払いで300万円だし、システム事業部の設備も200万円を超える。バイクも2台購入した事にして支払っているし、パソコンも5台購入して保管しているし、ユニフォームやシューズも払えるものはすべて支払った。あとは、月々の小口の経費だけだ。今期はもっと大変だ。経費が出ない上に、昨年より多額の基金訓練費が入って来る。それも、11月以降だから、使い道が大変だ。」
 そう言って、また話をズラして終わった。
 その件は、後から有志が集まってプレゼント品になるという事を、内緒でNPO法人常勤理事の智子さんに聞いた。
 職業訓練の会場に向かった。講習や受講生自体は大きな問題が無いが、授業中、突然、
 「先生、1時間過ぎましたが大丈夫ですか?」 
 「何がですか。」
 「いや、1時間経ちました。大丈夫ですか。」 
 「だから、何が大丈夫なんですか。言っている意味が分からない。」
 「いや、今まで1時間単位で休憩を取っていましたから。トイレに行きたい人もいるし。」
 「ああ、そうですか。切りの良い処で休みを取る積りだったのですが、結構ですよ。」
 そう言って、休憩にした。
 しかし、時代は変わったものだ。少しでも自分の考える時間を超えると、要求するのは今の奴らの風潮か。
 こんな人たちに、仕事は出来ないだろう。仕事の内容は関係なく、時間や給与の金額だけ要求する。
 授業中に、社員からのメールがあった。求職者から面談申し込みだ。昨日、ハローワークの掲示張り紙を見て応募して来たのだが、ハローワークを通すように言った。
 実は、以前面接をした人物だと知ったので、断りたかったのだが、私に直接ではなく社員が受けていたので、遠まわしに指示したのだ。それでも、再度ハローワークから連絡が来たという。仕方が無く、夜になって私から電話を本人に掛けた。以前と同じ、お断りをした。
 鳥取から、依頼していたスイカが届いた。中が割れていたが、美味しくて冷えないのに少し削って食べた。

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