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トップハート物語(3985)立志伝敢闘編
18/02/28
2011年(平成23年)6月末日。
その後、インターシップや介護プランなどの外部との仕事を担当して、動いて居た。その間、シフトに有る介護や自立支援等の業務は確実にこなしている。有能な人材だけに、使い辛い面があるのだろう。
その点は理解できるが、自分の業務経過をもしかしたら報告していなくて、結論だけを後から言っているからこのような形になって仕舞ったのではないだろうかと、案じている。
 4時約束の事をすっかり忘れて、70歳新人の話しを聞いて居た。
終わってから、NPO法人常勤理事の智子さんに
 「4時約束の××さんに行くのは何時出発ですか。もう4時20分ですが。」
 忘れていたので、慌てて電話した。
 形式は、認知症の妻を持つ夫に対するマッサージで5時頃の行く事になっている。昨日、その夫から
「何時に来るのですか。」
と電話があった。
全盲のマッサージ師なのだが、止むに止まれず、認知症の妻に一芝居うつ事にしたのだ。霊が取付いているという認知症が悪化の一途をたどっている妻に、除霊を施す事にしたのだ。
マッサージのようなものをして除霊された経験もあるようだし、また、マッサージをして除霊をした人もいると聞いた。その為に、マッサージを受ける医師の同意書が必要で、それは主治医から頂いた。
ただし、夫へのマッサージだ。ベット上で過ごし一向にリハビリをする気もない夫へ拘縮した間接等へは正式なマッサージを施し、10分程度の時間で除霊と称してマッサージを認知症の妻にして貰う。
その分はNPOでのボランティアである。そのマッサージ師は、当NPOの会員でもある。
 マッサージ師の自宅まで迎えに行って、車で10分もしない間に到着。挨拶すると、認知症の妻が情人と変わらない挨拶をした。立ち会うヘルパーさんが何故か、いつもと感じが違って怒っているような感じだ。
車の中で、夫の性格を情報としてマッサージ師に話しをしていた。
 「これまで、あれこれとサービスを夫の希望通りにプランを建てても、その直前とかになるといやだと断ったりキャンセルしたり。あとになると、他の人に『来なかった』とか、『来ても何もしてくれないので、断った』などと言いだす悪い利用者ですから。」
 そう説明をしていた。
 部屋に入って、利用者の前に立つまでに、
 「今日は頭が痛いから、止める。」
 「何で、昨日自分からいつ来てくれるんだと言って来たじゃないですか。」
 「調子が悪いから、止める。」
 折角、全盲のマッサージが来てその目の前でこんな事を言い出す。
 「それじゃ結構です。奥さんに除霊をしましょう。」
 そう言って、座っている認知症の奥さんに向かった。
 お願いした祈祷のような仕草を交えて、肩や背中、頭などにマッサージを施す。
「気持ちが良い。」
と言って、喜んで笑顔だった。
 「頭もしてくれますか。」
 そう言って、
 「頭は気持ちが良い。」
 嬉しそうに、ずっと笑顔だった。
 この方が、数時間後に豹変して凶暴になって怒鳴ったり叩いたり始めるのかと信じられない気持だ。
 そんな中で、隣の部屋で寝ている夫が私を何度も呼ぶ。
 「佐藤さん、佐藤さん。」
 煩いので、
 「何ですか。」
 「私もやはりして欲しいんです。お願いします。」
 「静かにして下さい。奥さんの除霊をしているですから。」
 そう言って、言葉を挟まないようにした。
 10分程度で終わって、夫に向かわずに無視して家を出た。
 「私は身勝手な利用者は相手にしない。だから、今日も無視しました。あれほど自分から求めて置いて、一体何を言っている。昨日も、6時にヘルパーさんが戻った後に、6時5分に電話が掛かって来ました。『携帯ラジヲを直して欲しい』って。私だとケアマネジャーですから無料だし、時間は幾ら掛かっても良い。ヘルパーさんだと、やってくれないし自費だとお金が取られる。いつもこのように、自分勝手に電話して来てすぐ来てくれと言って、梅干しを買って来て呉れの果物が欲しいのと、言いたい放題です。」
 せっかく来てくれて、本来の仕事に成らなかった事に対して、申し訳ないと謝罪した。次は、夫に期待せずに行きましょうという事になった。

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