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トップハート物語(3981)立志伝敢闘編
18/02/26
2011年(平成23年)6月下旬。
 朝一番で、個人の生活を相談に来た介護サービス提供責任者。現在8名いる、この守口事業所のサービス提供責任者の一人だ。彼女の生活パターンに合わせて、あれこれと短期間のうちにそれなりの対応をして来た。
しかし、今回は経済的なピンチに陥っているようだ。世間の典型的なパターンにもれずというか、典型的というか妻の収入に家計が完全におんぶにだっこになって仕舞った。それまで、収入が多いと子供の保育園料が高くなるとパート扱いにして、なおかつ家族の介護をしているのでその時間も見てあげてその希望に合わせた労働条件にして来た。
それは、夫の収入があっての事だった。
 しかし、今度はそうはいかないようだ。昨年3年を経過したので、介護福祉士の資格を取得した。その資格取得にあたって、受験料から登録料、協会年会費などの経費全部を当社が見るので、その清算をした。
その時に、
「契約を正社員にして欲しい。」
と言って来た。
子供の保険料などの負担が多くなり、彼女の収入も多くなってしまって、保育料が4倍にもなって仕舞ったという。たちまち生活困窮者となって仕舞った。
 それを打開したいとの思いは良く分かる。真面目に働いているので、出来るだけその生活を維持してあげたいと思っている。再度面談をする事にして、9時に約束した。9時に先約があったコピー業者を9時半にして面談した。
しかし、その間他のサービス提供責任者やシステム事業部の責任者、NPO法人理事など、入れ替わり立ち替わり入って来てゆっくり話す時間が取れないが、普段でもケアやサービス提供責任者として忙しいので無理に話をした。
 「社員にする事は問題が無い。ただ、これまで、あれこれと個人的な理由で月140時間から150時間しか仕事をしていない。週休二日制にしても、月171時間から177時間の勤務体系が基本だ。幾ら、真面目に働いているからと言っても、基本給には限界がある。160時間を越えれば、基本給に1時間当たり1500円以上の手当がつく。通常勤務しても3万円程度の手当が自動的につくので、そのように勤務できるか。」
 「学校の役員もしているし、子供の面倒もみたいし。」 
 「NPO法人に入ると、自分の時間に合わせたプラスの仕事もできるし。仕事をしたいなら、幾らでも収入への道がある。」
 「親の介護もしたいし、余り仕事を入れても出来ないと思います。」
 「仕事をして収入を得るのが当然だ。仕事をせずに収入だけ多いなどと出来る訳が無い。」
 そう言って、夫の収入への道を探ったが、
「夫の遣りたいようにさせたい。」
との言葉に、私の意欲は無くなった。
働いて得るのが正道だからだ。あとは自分で考えればいいと思う。
 本社のある大東市で行われた若年者有償インターシップ制度を利用して、半年間研修を行う制度に応募者が9名いて、当社はそのうち3名を受け入れる方針を示した。その報告に70歳新人が来た。
その人選と評価は70歳新人に任せた。最終面談を私が29日に行う事が決まった。その決めた理由を聞き、
「意欲や礼儀、言葉遣いなどだ。」
と彼に聞いた。
 「最終面談するにあたって、データはありますか。履歴書など。」
 「いえ、人材紹介会社にはあるでしょうか、私どもにはありません。」
 「それはおかしいでしょう。特に、一番いいと言われて市からも推薦がある方は、当日欠席して貴方も面接していないのですよ。」
 「分かりました。当日、何か持って来るように言います。それと、一番意欲があり私が一押しした19歳の者が、仕事で来られないという事です。」
 「それじゃ断って下さい。最初から、自分の都合で来られないなんて調子が良すぎる。」
 「7月1日からの勤務は大丈夫だそうです。」
 「何をばかなこと言っているんですか。面接もしない、履歴書も無い、どんな人物かも分からないのに、7月からの採用が決まっているっておかしいと思いませんか。余り自分の会社を矮小化しないで下さい。」
 「当日来るように説得します。」
 「説得なんかしないで下さい。そんな奴いちいち関わっている時間が勿体ないでしょう。」
 そう言ったが、自分の信念があるらしくて、この高齢者も手に負えない。
 最初から手の掛かる者は、ずっと掛かる。子供もおんなじだ。
 午前中に、ソフトバンクに依頼していたihoneが届いた。合計20台依頼しているが、今日着いたのはそのうちの13台だ。各事業所でシステム事業部の担当者が説明に回った。最後に、この守口地区10人が集合して説明を聞いた。
明日2時に、従来の機器の通信が不能になるのでデータをその後移し替えて使用する事になる。
 シフトの管理などを外出先で行えるように、データをWeb上に載せて自宅でもダイレクトに操作できるようになる。本当に、時代は先に行っている。もう追い付けなくなった。


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