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トップハート物語(3948)立志伝敢闘編
18/02/04
2011年(平成23年)5月末日。
 6月1日から、新人を採用した。ただ、お子さんが障害を持っているので、勤務時間を短くすることを認めた。給与は、規定通り誰もが通過する新人の金額だが正社員だ。週40時間勤務でその額を得られるのだが、特別に週30時間を許可した。
私の見立てだから、果たして本質が見抜けたかどうかわからない。それでも、社員に成った人を最初は当然だが期待する。その方の、面接を再度行った。
 「直ぐにバイクの手配、ヘルメットの購入などして頂いて有難うございました。通勤が楽です。」
 「いや、運転気を付けて下さいよ。事故が毎年数件起こっています。それだけ心配ですから。社会保険は6月1日から加入しますので、扶養から除く手続きをして下さい。」
 「有難うございます。月120時間を割らないようにします。出来ない場合は、日曜でも土曜でも出勤出来る時に来て時間を確保します。」
 「仕事は、何れ自立支援に移って貰いますが、当面は研修センターで仕事をして下さい。」
 「私は、その方が合っているような気がします。最初から自立支援の方に行かせられるのかなと思っていましたが、自立支援や介護の仕事がある時に入れて貰って、普段は研修センターに行っている方が自分に合っているような気がします。」
 「そうですか、それならそれでいいですよ。自分がしたい仕事をして貰うのが、会社にとっても一番合理的ですから。それを一生懸命にやってキチットした仕事が出来るようになって下さい。貴女の、この世界の最終目的は何ですか。これからの進むべき道を、今すぐじゃなくても、暫く立ってからでもいいですから聞かせて下さい。それを聞きながら、会社としてもその目標に協力したいと思います。介護福祉士から介護のプロを目指して行くのか、ケアマネジャーとしてコーディネイターとして生きて行くのか、考えて下さいね。」
 銀行員として働いた経験があり、また、ファストフードのパートで接客も学んだので、笑顔の素晴らしさや仕事に対する取り組の真面目さが伝わって来る30代の女性だ。
 「ユニフォームも、ファストフードでは半額個人負担で、退職時には帰すという形になっていたので、日本製の何万円もするユニフォームやトレーナー、靴などまで無償貸与してもらえるなんて、信じられません。」
 などと、言っていたが、ここ最近になってこのような形になった。
 こうなるまで、支えてくれた社員が大勢いるのだ。
 入れ替わって直ぐに、研修センター事務局の高学歴社員が来た。代表者印を貰いに来たのだが、それが主眼ではなく問題を報告に来たのだ。
 「先日、役所に報告した講師の件で連絡が来て、3日10時に来るようにとの事です。」
 「どんなニュアンスだった。」 
 自分のミスでとんでもない事を仕出かしたので、曖昧な言葉を濁したり、以前の言葉を言ったり、要領を得ない。
 「今日の電話で何と言われたのかを聞いて居るんだ。」
 と、怒鳴ってしまった。
 結果的には、どのように処置されるかは行ってみないと分からないということだ。最悪の損出は100万単位に成るが、最良でも多くの時間と経費が掛かると思うと、心が萎えて来る。
ところが、そのミスを仕出かした張本人は、自分が推薦する新人の面談を早くしてくれなどと言う始末。今これから現れる、ミスの処理をおもんばかっているのに、こいつらは平気なのだ。
 12時から、認知症を妻に持つ夫のデイサービス利用開始に伴う住宅改修のカンファレンスがあった。出来るだけ自分の力で動けるようにしたいとの思いから、手すりや段差解消を図ってベットから玄関まで支えながら移動して貰おうというものだ。
それはそれでいいのだが、動けないのに
「歩行器を借りてくれ。」
と、言って聞かない。
妻は、同行したNPO常勤理事の智子さんが見守っている最中に、びんたをくらわす胸を掴むなど暴力行為を図ったり、大声で怒鳴ったり。
 「早くいい病院に入れてくれ。夜寝られ無いから、どこか施設でも入れてくれ。」
 と、騒ぐ夫。
 しかし、それを進めると、抵抗して行かせないようにする夫。無理だと分かって、また言い出す本当にとんでもない利用者だ。
 病院を回り、銀行に行き、美味しい珈琲とケーキを食べに行った。本当にここの珈琲は何も入れなくて飲みホッとする、本物の珈琲だ。700円は少し高いが、ひと月に1度の贅沢。勿論、それに合うケーキがまたおいしい。

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