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トップハート物語(3940)立志伝敢闘編
18/01/29
2011年(平成23年)5月下旬。
 朝来た自立支援サービス提供責任者に、東京、仙台方面の研修旅行の日程はどうなったか聞いた。昨年予定していた2名の同研修旅行は、彼女らの家庭や業務の事情で延期となっていた。6月決算までに決めて欲しかった。
 「私は、実績処理や翌月のシフト作成など考えると、前半と後半が難しい。そうなると、18日からだったら大丈夫と由紀ちゃんに伝えてあります。由紀ちゃんは、管理者に相談すると言っていましたので、今日だけ待って頂けますか。」
 「6月に行くとなると、予約が厳しい状態なので早く決めて貰わないと。」
 そう再度強く要請した。
 しかし、今日一杯返事は来なかった。
由紀ちゃんが、躊躇しているのが分かる。
 10時半に大東本社から70歳高齢社員が来た。毎日というくらい往復している。幾ら若いと言っても、堪えるだろう。今日は、彼の管理担当となっている働きながら介護福祉士を取得するという介護プログラムの対象者である彼女が、市役所担当者のミスで手取りが少なくなった事に対するクレーム処理対策の話し合いだ。
 事業計画上、私が人件費の作成をした時には、当然給与から社会保険料を天引きすることとしたのだ。しかし、その書類を市役所担当者は知識が無く社会保険料を市が全額負担する内容に作り直しを当社に命じた。
そのように作成して、決裁を貰った。ところが、最初の月、つまり4月分の請求の段階に成ってから、市役所会計課からその点は認められないという拒否が出た。当たり前の結果となった。
つまり、その彼女が受け取る金額が減ったという事だ。社会保険料の半額を給与所得者が負担するのは当然の事だ。
 しかし、彼女にしてみれば、当初受け取れると目算していたのが2万円少なくなった。それを、当社の責任として納得行かないとクレームを付けて来た。当社は当社で、総枠が決まっている中で人件費は最初に取る項目、その残額から色んな経費を請求してトータルを予算額に合わせた。
請求できる経費をかなり削ったのだ。それが、2万円の自己負担分は給与の中から負担となると、其の2万円は宙に浮いた。当然、事前に当社が計算した通りの請求内容だったら請求額に入っていた経費を2万円削る必要は無かったのだ。
月2万円余り、2年間で50万円近くの得られた収益を受け取れなくなったのだ。何故なら、議会で予算案が通ってしまったのだ。
 それを、市に対してどうしてくれるのかという当社のクレームに対して、担当者は、
 「領収書の不用な交通費や通勤費を請求して下さい。」
 と、当社担当者である高齢社員に指示したようだ。
 その算出額は、月15000円余り。それでクレームを付けて来た受講生に納得して貰ってくれという訳だ。
昨日、その話を受けて来たようだったのだが、忙しくて報告を聞けなかった。改めて、整理をして聞き質した。
 「いいですか、確認します。この出勤していないのに出勤した事にして交通費を請求しろというのは、最初の話と違うという受講生に支払うための金額ですか。」
 「そうです。」
 「その事を、受講生に話をしたんですか。」
 「はい、昨日しました。」
 「何でそんな事言ってしまったんですか。もっとややこしくなってしまう。いいですか、当社が求めたのは、当然得られるべき当社が受け取る経費をどうしてくれるんだと言ったんです。本来、社会保険料は給与所得者が半額負担すべきモノです。それをミスしたからと言って、それに替わる不正をして負担をするなど、とんでもない話です。給与も税金から支払われて、本人は働いて居る訳でもないのですよ。タダで介護福祉士養成校に2年間通わせて貰って、給与も16万円貰って、そのほかに掛かる教科書代や制服などの経費も税金です。その額が、4月だけで40万円を超えているんですよ。感謝すべきものを、まるで権利のように求めるなど考えられない。その片棒を担いで、出勤簿を改ざんして出勤していないのに出勤したように作りその往復の交通費を請求するなど、出来ますか。ましてや、税金から出るお金ですよ。交通費を誤魔化して、僅かな金品を得て懲戒免職になった事例は沢山あります。そのような犯罪行為を、幾ら役所の人間が行ったとしても、受けられない。直接、受講生と市役所がやり取りするならどうぞと言って下さい。あなただって、担当者として出勤簿を2年間改ざんして行けますか。」

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