お知らせ


お知らせ

RSS

一覧に戻る

トップハート物語(3933)立志伝敢闘編
18/01/23
2011年(平成23年)5月下旬。
 今日の全ての仕事が順調に終わって、スパー銭湯に入って、さて畳の部屋でいつものように休もうと、携帯電話を取り出した。数分前に着信があった事を告げていた。社内の携帯と外部の携帯両方だ。社内の方は、070なので、誰かが私の番号を教えて営業関係からだろうと思って、無視した。もう一方の外部の携帯には見慣れない番号が並んでいた。ケアマネジャー関係の事かも知れないと思って、一応掛けた。
 繋がった途端に煩い音楽が鳴り出した。通話無料のシステムを利用している者からだと思って、暫く聞いていたが出ないので切った。
 新聞を読んで、ふと携帯を見るとまた掛かっていた。取ったが、切れた。
 留守電が入っていた。
 「大東本社でお世話になっているYですが、後からまた掛けます。」 
 と、何の挨拶も無く怒っているような言い方だった。
 覚えが無い、新しい登録ヘルパーさんか受講生かなと思っていた。暫くして、働きながら学ぶ介護福祉士養成校に通っている社員がその名前に気付いた。何しろ、給与は当社から出ているのだが、出勤は土曜日の8時間程度。
 後は、介護福祉士養成校に通学して勉強しているがそれも勤務扱いなのだ。今月だけで、経費40万円以上が掛かっている。勿論、介護福祉士養成校の開講に際して当初支払う金額が多いので仕方が無いが、それでも、25万程度は毎月コンスタントに掛かる。全部税金での負担だ。
 それが何を怒っているのか。思い当たるのは、今日提出した市役所に対する経費請求関係に関連するのか、と考えた。当初、私が雇用契約を結んだ際には、社会保険料を給与から差し引くので本給16万に対して手取り13万円台だった。それが、市役所が
 「本人負担分も全額支給するので、社会保険料は給与支給額から除かないで下さい。雇用契約書を作り替えて下さい。」
 と、いう事で折角契約を交わしたのに、作り直して手取りが15万円台に成った。
 どうなろうと、あくまでこれは全額税金なのだ。その方は、それまで働いて居ない状態で、失業中だったのだ。
 それが、市役所から謝罪がありやはり社会保険料の個人負担分は給与から差し引くとなったのだ。その事について、不満があったのだろうかと、指導担当者の70歳高齢社員に連絡した。
 「いま、Yさんから怒ったような声で留守番電話が入っていたのですが、何か心当たりがありますか。」
 「実は、今日出勤日ではなかったんですが、突然会社に来て、給与が振り込まれていて、その内容について聞かれました。〆が月末なのにどうして今日入金されていたのか。〆はいつなのか。それと、少ない金額が入金されていたといいうので、社会保険の個人負担分を引くとの話をしました。かなり不満で、生活して行けないと盛んに言って、興奮していました。市役所の大きなミスで当社としてもどうしようもないと話をして、理解をして貰った積りだったんですが、その件で電話をしたようです。再度私から電話しましょうか。」
 「私は話をするのは別にかまわない。しかし、担当指導貴方なのですので、貴方を抜きに話をストレートに出来ない。必要があれば、3人で話をします。一体何が不満なんですか。市役所のミスはあるでしょう。しかし、それを考えずにいうと、社会保険の半額個人負担は決まっている事なんです。税金で給与を貰って、真面目に働いている人だったら個人負担する筈の、生活費や受講料など2年間で1000万円もの負担を税金で負担してくれるんです。少しくらいの、負担増が何が不満なんですか。私に何を言いたいんですか。取り敢えず、電話で何が言いたいのかを聞いて下さい。」
 そう言って、彼に委ねた。
 暫くして、報告があった。
 「やはり、給与の支給額が最初に聞いた金額と違って減ったので、納得出来ないという事でした。それなら、社長が言うように市役所に訴えて下さい、と言いました。しかし、何の益も無いとも話しました。『理解は出来ますが、納得が行かない』と、言っていましたが、そこまではする積りもはないと言っていました。」

一覧に戻る


  • ヘルパー講座・セミナー 最新情報
  • ケア事業・サービス 最新情報