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トップハート物語(3926)立志伝敢闘編
18/01/19
2011年(平成23年)5月中旬。
 新人ケアマネジャーの宏美さんから相談を受けた後、キラキラ目の玉緒ちゃんが来た。二人とも30代なのだが、子供がそれぞれ3人と2人。大東本社のサービス提供責任者が妊娠した事に関わる話をしていた。
 「最近は、制度が出来て出産・子育て休暇を取得しても会社からお金が出るから良いよね。」
 「そうだよ、今だったら休暇前3か月平均の半額が毎月支給される。だから、休暇を取る前に残業を沢山して置けば休み中の給与も沢山貰える。先月まで休暇を取っていた彼女も1年間そのようにして、育児休暇を取っていた。今度の本社の彼女は、どのくらい休むのかな。」
 「私の時には、9か月目を過ぎても出勤していたし、出産しても早く出て来た。」
 「本社の彼女は、ギリギリまで出て来て出産したら直ぐに出勤するとか言っていたが、それは困る。最近は、そういった事に厳しいので社会保険労務士から、少なくても出産後2カ月間は休暇を取得させるようにという指示が出ている。」
 「彼女は、生活が厳しいから出勤して来るんでしょう。」
 「そんな事はないだろうけれど、それより君たちもこれから出産どうだ。」
 「何を言っているんですか。もう35歳ですから、無理です。」
 「昨日テレビで、40歳出産を迎えた方を取り上げていたけれど、大丈夫だろう。日本の国の為に頑張ってくれないか。」
 「嫌なんです、もう子育てが嫌なんです。」
 余りにはっきり言うので、最近の間断なくニュースとして取り上げられる多くの子供への虐待事件が頭をかすめた。
 あれほど一生懸命に子育てをして、送り迎えをして、塾にも通わせて、お受験をさせて、それが生きがいだと思っていたが、どうやら大きな負担となっているようだ。
まだ、小学生なのに、もう息切れしている。だから、最初から続かないと言ったんだ。自然が一番いい。
 「預かって、子育てしてくれるなら、産んでもいいですよ。子供さん大好きじゃないですか。」
 「保育所を作ってくれると言ったじゃないですか。預かって勉強を教えて欲しい。」
 「それは考えている。NPO法人でお子さんの学習サポートをしようと思っている。今度の基金訓練の受講生に、英語塾の講師が入っている。何とかものにしたい。また、事務局の高学歴社員は科学の中学、高校教師の免許も持っているし。何とか揃えて、行けそうだ。」
 そんな話をしていると、電話が鳴ってケアに出発だ。
 暫く事務処理をして、隣のSCへ向かい階段の上がり下りとATM処理、郵便局に行った。落ち着いて仕事をしないと出来ない内容の、働きながら2級ヘルパーを取得する介護プログラムの求人用書類を作成。
午後から、大阪市に行ってから、求人手続きをする為にジョブカフェに向かった。車で40分。中々説明しても、分からない相談員にイライラしたが、やっと理解して貰って、階下の若者自立サポートセンターに。39歳以下という条件があるので、そこに希望を繋いだ。
 対応に出て来た相談員の、
 「斡旋ご紹介するのは良いんですが、当社は民間企業ですので一人成約した段階で50万程度費用が掛かります。」
 「それは知りませんでした。役所からここに来るように言われたので、来たのですが無理です。失礼しました。」
 「待って下さい、それは別にしてその制度に興味があるので制度を教えてくれませんか。個人的に、若い方がその制度に入れそうだったら話だけでもしようと思います。」
 そう言って来たので、制度の概要をお話しした。
 余りに優遇されている、ニートやフリーターへの取り扱いに、呆れ果てていた。
 再び郵便局に入って、書類を書留で送付して近くの「ホリーズカフェ」に入った。広いゆったりとした室内で、白を基調とした内装に落ち着いた雰囲気の気使い。しかし、禁煙ではないので、頭が痛くなった。
ここまで、暑さに負けて、グレープフルーツジュース100%、コカコーラ、カフェオレ、チーズケーキなどを間食として腹に入れていた。体重が心配だ。近くのビルの間に緒方洪庵先生の記念財団ビルやその裏に小さな公園と先生の銅像があった。
また、古い門構えの幼稚園があり、見ると文化財であり明治時代の「銅座跡」だった。また、近くに「小田和正店主」となっているうどん屋さんがあった。小田和正が、うどん屋をやっている事を知らなかったが、同姓同名か。
 事務所に戻って来たのが、夕方6時40分。70歳新人が大東本社から来て待っていた。それから、8時過ぎまで話し込んでしまった。部屋に戻って夕食前に体重を図ると、昼間より600グラム増えていた。
ショックで、夕食を簡単に済ませた。これから夏に向かって、暑いから水やお茶で我慢出来ない自分が怖い。今日から、半そでで夏向きのユニフォームに替えた。

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