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トップハート物語(3924)立志伝敢闘編
18/01/18
2011年(平成23年)5月中旬。
パンフレットを置いて、帰ろうとすると認知症の妻が突然
 「行きます。施設に入る。」
 と、言い出した。
 慌てて夫が、再び長男や長女と話し合って諒解を貰って欲しいと言い出した。
 「どうして、長男とか長女に諒解を貰わないと行けないんですか。旦那さんが、諒解したらそれで良いんじゃないですか。あれほど、妻がうるさくて眠れない、キチガイになりそうだから妻を施設かどこかに早く入れてくれと言っていたじゃないですか。」 
 そんな話を、暫く続いたが、妻の方はもう行くと言って変更はしない。夫が四六時中怒鳴り散らして、不穏な状態になって来ている。
 相変わらず、子供の諒解を取ってくれと私に言う。自分が幾ら電話しても着信拒否に成っているので、私たちに掛けさせようとしている。そういった会話の時に、再び夫が私に
 「長男や長女が、ケアマネジャーから何の連絡も報告も無いと言って怒っている。」
 と、嘘を言いだした。
 いつも作り話をして、自分が被害者だと訴える事が多いが、余りに嘘ばかり言うので私も切れた。何しろ、私は隣県に居住している長男に何度も会いに行って話をしている。遠方に居る長女とも話をして報告している。夫だけが、何年も話をしていないし拒絶されている。現に、電話も着信拒否されていて、幾ら掛けても出てくれないと言っているのに、私が何もしないと怒っているなどと、言語道断だ。このペースで、公的機関や他者に言うのだ。つまり、
 「ケアマネジャーは何もしてくれない。来てくれない。」
 その言葉によって、私がどれだけ被害を受けているか。
 挙句の果てに、往診に来てくれている医師も、来ていないとか訪問看護に何かというと連絡をして来て貰っているのに、来てくれない、来ても何もしてくれないと言い出すのだ。
 とにかく、その言葉を聞いて
 「そうですか、それでは帰ります。」
 そう言って、出て来た。
 「あんな奴、どうしようもない。自分が哀れで可哀そうなだという老人を演じて。人間が破壊されている。全く正気のくせに、都合が悪くなると突然反論する。」  
 などと、NPO常勤理事に罵詈雑言を聞かせてしまった。
 今日は、百貨店の火曜市なので地下食品売り場に行った。NPO常勤理事に
 「何となく、今日誰かに会うような気がする。」
 と言いながら店内を回っていると、オレンジ色のユニフォームが視界に入った。よく見ると、自立支援管理者だった。野菜が安いので、購入していた。私は、このペースだともっと会いそうなので、コーヒーショップに行った。1時間ほど休んだ。やはり、結婚の話になった。
 「私は、余り明るい方でもなく、集団生活も苦手だった。奥手で、声も掛けられないような人間だった。しかし、たまたま入社した会社が女性が多い会社だったので、奥手でも何とかなった。特に、学校の先輩が口を聞いてくれて何とか結婚で来た。」
 そんな話をしていた。
 彼女も、同じように余り積極的ではなく、機会を待っているような人だ。しかし、この会社は男性がほとんどいなくてその機会も無い。そうすると、外に出ないと行けないと思って、頑張っているのだが効果が無い。彼女は美人だし優しいし、何とかならないのが不思議なくらいだ。それでも、
 「余り結婚には執着していない。このまま結婚しないで行くかもしれない。」
 そうは言っても、これから長い人生、どうやって生きて行くのか考えないと行けない。
 まだ、30代なのだから。ため息が出る。このままと言っても、私は彼女より20歳以上も年上だし、ずっと世話になって来たので何とか幸せな結婚をして欲しいと思う。いつになく、深刻な話になってしまった。
 余り買わないようにと思ったが、再度地下街を見回った。肉屋さんで、すき焼き用の肉が切れていたので、タイムサービスの前沢牛を500グラムと肉じゃが用の宮崎牛を500グラム購入。鳥とクラゲのサラダなどを買って戻った。 
 昼間、相場のトレーダーから昨日に続いて電話があった。結構だというのに、何でしつこいんだろう。それが仕事だと言っても、私は拒絶しているのだ。


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