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トップハート物語(3893)立志伝敢闘編
17/12/15
2011年(平成23年)4月下旬。
ひとつの基金訓練クラスが、最終日を迎えた。最終講義は私が担当し、その内容は事務局が与えたデイサービスまたは訪問介護事業所立ち上げだった。勿論、まだこの業界に入ってというより勉強を始めて3か月。未熟ではあるがどのような過程で取り組んだかが問題だった。
 ひとグループ30分の時間を与えて4グループが発表を行った。他人グループ7人から8人のメンバーだった。最初に手を上げたグループが訪問介護事業所の発表を行った。
 「ホームページから引っ張って来た内容に沿って検討を加えた現実的な説明をします。」
 そう言って始まった。
 内容がところどころ、おかしい。30分の説明が終わって、質問を募ったが無いので、私がした。
 「事務所広さの最低基準が、事務所6畳程度、相談室4畳半程度と言っていましたが、それは何から取って来たモノですか。」
 「行政のインターネットに載っていたものです。」
 「行政とは、何と言う内容のホームページですか。」
 「行政です。」
 「ですから、行政の何というサイトから持って来たんですか。」
 「サポートしますというサイトです。」
 「本当に行政ですか。」
 「いや、・・・・」
 「良いですか、6畳とか4畳半とかおかしいと思いませんか。役所がそんな広さを言う訳が無い。訪問介護事業所に広さの基準はありません。他のデイとか介護事業所の広さを表す単位は、平米でなされています。それに、生活スペースと分けないと行けないといっていますが、事務所に生活スペースがある訳が無い。自分の家を利用した場合の話しでしょう。」
 「済みません。まだ勉強して3か月だったので、ちゃんとしたものは無理です。」
 「いや、そう言う事を言っているのではなく、間違った事を言ってみんな本気にしたらどうするんですか。どんなものでも、調べるとしたらキッチリしないと行けない。それは、経験の浅い深いは関係ない。介護に限ったものではなくどんなものでも同じです。調べるという行為は大変なんです。」
 そう言うと、この部分を担当した年齢の高い女性は泣きそうな顔になってしまった。それを見て、少しフォローしたかな。
 「間違ってしまって、申し訳ありません。」
 グループ全員で何度も頭を下げていた。
 席に戻ってからも、相当ショックだったのか、何度も間違ってしまってと言う言葉が聞こえた。
 少し反省をした。次のグループからは、殊更温厚な自分を演じた。3番目に発表したグループに、元女子プロレスラーを18年していて、引退して地元に戻って来てこの研修を受けた方が居た。ジャガー横田が師匠だという。
その彼女に、目を付けていた。卒業近くなって、事務局に
 「就職が決まって居なかったら、当社に登録でもいいからしてくれませんかと依頼して下さい。」
 そう言っていた。
 それが、方向が違って来た。私が本命として獲得を指示していた女性が、既に就職が決まっていた。実習型雇用を利用する当社は表だって獲得で動く訳に行かない。その方がプロディ―スしたデイサービスは、そのまま持って行けそうだった。
 終わってから、面談を受けたいと申し出があり面談室で話しをした。色んなイベントや企画が出来るようで、その実績も話しがあった。顔は広いだろうと思っていたが、相当なものだ。
「決まっていた就職先を断って、トップハートに入りたい。」
というのだ。
それを受け入れたが、実習型雇用制度利用は卒業してひと月は必要だ。
 そのまま、昼食をする事になったが、寿司を食べたいと思って近くの店に行こうと思ったが、方向を替えた。最近出来た、梅田駅ビルに大きな食堂街が出来たと話題になっている。そこに行った。
色々見て、バイキングに入った。よくここの地域で行くホテルと同じランチバイキング1800円値段だったが、味は格段にこの店が良かった。
 1時間半の制限時間一杯使用して、事務所に戻り仕事だ。ふと浮かんだ、女子プロレスラーのプロディースしたものに実現したいと拘り、色んな物件をインターネットで検索し始めた。少し離れても良いかと考えたが、考えを替えて近くで当社の利用者宅だった4階建のビルが空いている。
それを、借りられないかと考え始めた。もと、大きなすし屋さんで、調理場もそのままある筈だ。少し手を入れれば、住居が4階にあってお風呂もある筈だ。考えが大きく膨らむ。改造にどの程度掛かるか。


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