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トップハート物語(3892)立志伝敢闘編
17/12/15
2011年(平成23年)4月下旬。
 「先日、商品相場で50万円儲けたから、贅沢が出来る。」
 そうNPO法人常勤理事の智子さんに言って、無駄使いじゃない事を告げた。
 私は、そう言えば、ここに来て10年。体重は60キロ弱から80キロ近くに増えた。時には超えた。現在は76キロだ。体型が余りに変動するので、スーツは買って居なかった。初めて、去年秋に購入したのだ。
それまでは、礼服以外購入して居なかった。それでも、ここに来る時に持って来たスーツが5着位、着られないのに部屋に並んでいる。
 体重は、ここ2カ月76キロと700グラム上を切れないままに来た。それが、21日に76キロ700グラムだったのが25日には76キロと50グラムになった。ついに我慢に我慢を重ねて、75キロ台が近付いて来た。
 6時には約束していた、税理士の許に向かった。3月までの月次決算を貰う為だった。予想通り
「1000万円以上の利益が上がっている。」
と言う。
 「予想通りの結果となっています。そして、決算期の6月までの利益予想をすると、今月と来月には通常の業務とは別に2000万円の収益がある。それも利益に加えると3000万円の利益が出て、原則40%の税金が掛かって来ます。」
 そう言われて、予定していた10周年記念式典が無くなり、利益がそのまま計上される恐れが出て来た。どうしたらいいのか。あれこれと悩んで考えた経費を使う方策は、ことごとく否定された。
 「それでも、6月に入る1000万円は、請求を遅らせて決算期に入らないようにしたいと思います。」
 それも入ったら、どうしようもない悔しい気持ちになる。
 「10周年記念誌を作成しようと思いますが、それはどうですか。」
 その内容を聞かれたが、具体的なモノになって居ない。後2カ月しか時間は無いのだ。
 社用車を数台買い替えようとしても
 「この期に及んで買い替えても、数万円という僅かな経費しか落とせません。」
 と言う。
 事務所を借りようと思っても、それも人員が居なくては出来ない。4月には社員26人の昇給を最低1万円以上行った。順調な事業継続が出来そうな会社だが、一寸先は闇だ。
 5、6月には家賃の年間先払いや労災保険や事業保険などの先払いをする。それでも、多額な利益が計上される。税金が1000万円を超えるとなると、私だって惜しいと思う。
500万円位の税金に収めたいと思うが、どうしたらいいだろうか。当分、その事で頭が一杯だ。
 約1時間ほど話しをしたが、妙案は浮かばない。外に出て、再び百貨店に入る。その寸前に、認知症を妻に持つ夫の主治医から電話だ。もう夜の7時を回っている。
 「認知症の妻が、鍵を空けて外に出て通行人に救急車を呼んでと助けを求めたようで、その方が、たまたま私の医院が近くだったのでそこに来てその事を告げた。行って、精神安定の注射をして置きますが、このままでは徘徊をする状態になって、夜間だと危険が生じて来る。取り敢えず、今日ヘルパーさんをこれから派遣して戸締りなど安全を確認して貰えないだろうか。」
 そのような内容だった。
 もう限界なのは分かっている。地域包括支援センターは、しゃくし定規な事しか言わない。老健や特養への入所だ。しかし、現実的に家族が出て来ない限り難しい。市役所は相談に乗るだけで、指針は何も無い。大変だと言うだけだった。
とにかく、来月の半分はデイの宿泊に入れそうなので何とかできる。後の事は、皆目分からない。
 7月開講の、基金訓練の募集が明日で終わるが今回も、締切日を前にして
「満席となった。」
と報告があった。
 ベルトコンベアーのようにただただ処理して行くだけのシステムになりつつある事は、反省の材料だった。しかし、質の悪い受講生に対して私の方も遣る気が全く生じて来ないのだ。どうしたら本当に、心のこもった、いや心の通い合う授業が出来ないものだろうかと悩んでいる。
やはり、与えているという慢心があるのだろうか。引っ張って行って遣るというおごりが、生徒に伝わってしまっているのだろうか。最初に、一番最初で躓いたのが行けないのだ。生徒もひと、私もひと。

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