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トップハート物語(3888)立志伝敢闘編
17/12/13
2011年(平成23年)4月下旬。
 利用者には出来るだけの事はしてあげたいと思って、ここまで来た。しかし、この認知症を妻に持つ夫にだけ我慢出来なかった。次々我儘を言い続けて、問題が起きても知らん顔。自分が引き起こしたトラブルはみんな他人のせい。
他人がいると口では立派な事を言い続けて、都合悪くなると
「覚えていない。」
と言う。
それでも、出来るだけその思いに近い状態になるように力を出し続けて来た。それは、全て認知症の妻を念頭に置いて居たからだった。妻は有料老人ホームへ、夫はリハビリテーション病院へ。離れ離れになったが、全くリハビリの意欲が無い夫が、
 「妻と一緒に暮らして自宅で妻の面倒を見たい。」
 そう言い続けて来て、その実現を図った。
 私が責任を持って実行したような形になった。それが、退院すると全くリハビリはしない、口では
「自転車に乗る。」
だの
「デイケアに行きたい。」
など言うが、いざ実施しようとすると
「足が痛い、お金が無駄だ。」
などと言う。
挙句の果てに、
 「妻がうるさいのでどこか施設に入れてくれ。お金が掛からない処に入れてくれ。うるさくて眠れない。」
 そう言いだした。
 大人しく眠っていた利用者の薬を、
 「人形みたいで、横になっているだけでは寂しい。話しが出来るようにして欲しい。薬を止めて欲しい。」
 などと言いだし、
 「往診に来るので主治医にその旨申し出て下さい。」
 そう言ったのだが、本人は医師を目の前にして何も言わない。
 「どうして言わなかったんですか。」
 「来なかった、一度も来ていない。」
 必ず都合が悪いとそう言いだす。
 訪問看護も入っているが、
「来ていないし、来ても何もしていない。」
が常とう句。
 私など、市役所や地域包括支援センター、民生委員に
「ケアマネジャーは何もしてくれない。」
と言われて、何度も対応の仕方を確認されている。
 昨夜も、電話が来た。
もう何度も話をしている。
 「妻の施設に入る話はどうなりましたか。」 
 「何度も言っているように、親族や家族の申し込み面談がなされないと受け付けてくれません。」
 「佐藤さんが保証人になって、申し込んでくれませんか。」
 「だから、何度も言うように、私は家族でも親族でもありません。無理なんです。」
 「書類を書くくらいは出来ますから、連れて行ってくれませんか。そして、一緒に行って貰って保証人になってくれませんか。」
 「無理です。家族ではなくて、親族でも保証人になれる人はいまませんか。」
 などと、いつも同じ話をして、どうしたらいいのかと聞く。
親族や家族を探すのは私の役目ではないし、分からないと返事をしてもずっと同じ話を繰り返す。やっと切って、終わったと思ったのが間違い。いつもの事だが、他の処に掛ける。
 朝6時にメールが来た。
 『認知症を妻に持つ夫から午前3時過ぎに電話があり、佐藤さんに相談があるから来て欲しいと言う事です。』
 対応しなければならないように、する知恵は回っている。
 これに対応しないと、今度は民生委員、続いて地域包括センターそして市役所へと私が何もしてくれないと掛けまくるのだ。
 午前中に大東本社に行くので、昼に行く事にした。私が大東本社で社会保険労務士と待ち合わせの時間を1時間間違えて、出発してしまった。NPO法人常勤理事の智子さんがまだ朝食を摂って居ないので、大東本社近くのモスバーガーに入った。
途端に、凄い嵐になって雷が鳴り続けた。30分もすると止んで、大東本社に時間通り入った。社会保険手続き対象者が本社に居るので、そこで処理をしたのだ。終わってから、昨年市役所から入社した若手女性にNPO法人への加入の話しをした。
諒解を貰った。先日、カリスマが
 「会費月1000円以上戻って来るかが続けるかどうかの判断だと、他の者が言っている。私に聞いて来てくれと言うので聞きに来た。」
 と、言って来たが、ボランティアが基本なのにどうしようもない感覚なので、会員の入れ替えをしようと思っていた。今月新たに2人加入したが、もう少し増やそうと思っている。
 銀行に行ってから、一旦事務所に戻って暫定のケアプランを作成して、認知症を妻に持つ夫宅に向かった。

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