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トップハート物語(3884)立志伝敢闘編
17/12/10
2011年(平成23年)4月下旬。
 前日の余韻を残していた、朝。本来の予定は、品川区大井町に住んでいた20歳から24歳の結婚までの足取りを辿ろうと思っていた。大井町のアワーズイン東急ホテル26階から外を見降ろした。
雨が降っているかどうかが最大の問題だったのだ。歩く距離があるので、また写真を写したいので晴れているのが決断の分かれ目だった。近隣に住んでいた友人の門間に写して貰おうとお願いしていたのだ。
門間は既に19歳から41年間ここに住んでいる。昨夜のOB会で、埼玉県鴻巣市から来た中島先輩がそのまま彼の部屋に泊まっていた。
 昨夜と言うか明け方と言うか、眠ったのは深夜の午前2時半頃だった。それから4時間後には起きていた。何度か外を見るが、傘の確認が出来ない。まだ、誰も歩いて居なかった。
窓は雨の水滴が沢山ついて居たが、昨夜のものだと思う。7時半に階下に降りて2階の「大江戸」に行って朝食を摂った。ホテル宿泊料金に朝食代500円をオンすると得られた朝食は、洋食と和食があった。
和食にした。運ばれて来たセットを見て驚いた。他に何かないのか、周りを見渡したが無い。何と、本当に小さなマッチ箱位のほっけの切り身が2個と納豆セットがついて居るだけだった。
 流石関西の企業が行うプランだ。部屋は最上階に近いのだが、シャワーだけでバスが無い。入浴する際には、400円支払って大浴場を利用する。シャワーは30秒くらいで自動的に止まる。エコでいいのかもしれない。髭剃りも歯磨きセットも何も無い。
 「ティッシュがありませんので。」
 と、チェックインの時にポケットティッシュを渡された。
 ポットもお茶も無い。メモ用紙も、ありとあらゆるものが無い。だから追加料金は発生しない。チェックアウトの時に精算の必要はなく、鍵を専用ボックスに入れるだけだ。
 そんな呆れ果てたサービスのホテルだった。ただ、私が古いのかもしれないが、今まで多くのホテルに宿泊したが、幾らビジネスホテルと言ってもこれほどまで徹底したケチ精神は初めてだった。
それでも、次にOB会がある時にも、ここに泊まると思う。2階で食事をしながら外を見ると時より強い雨が降っているので、やはりこのまま帰る事にした。雨の天気予報を目にした時から、ある程度は決めていた。
と言うのは、この日の3時にはカンファレンスがあり、出席する気持ちが強かったのだ。私が担当ケアマネジャーではなく、NPO法人理事長として出席する積りだったのだ。それでも、念のためにNPO法人常勤理事の智子さんに代理出席をお願いしていた。
 部屋に戻って、今日はこのまま帰るという結論を出した。直ぐに、待機している門間に連絡を取って、昨夜にみんなに声を掛けてくれたお礼を言った。
そして、この私が
 「生活していた40年前を辿る時間は次の機会にする。このまま今日は帰ります。」
 そう言って、切った。
 仙台から上京して来て参加した鈴木先輩からメールが来た。
 『昨夜は御馳走になりました。久しぶりに青春時代にカムバックしました。みんな、それなりに良い人生を送っている事に嬉しく思いました。機会を作ってくれてありがとうございました。』
 喜んでくれて、本当に有難かった。そして、返信をした。
 『お疲れさまでした。みなさん、穏やかな顔をしていました。次はもう少しメンバーを加えて再度機会を持ちたいと思います。名簿を作りたい。それを励みに頑張りましょう。』
 準備をして、帰路に着いた。
 いつもは東京駅からだったが、今日は品川駅から乗車した。いつもの会社にお土産を買おうと思って、財布を見た。札が沢山あったので、安心したのだが中身を確認した。なんと、万札だと思っていたのに、全部千円札で10枚入っていただけだった。
銀行も郵便局も構内には無いしと思って、土産物店内を見ているとカードも使える店があったので、そこにした。美味しそうなものを見繕うのが大変だ。みんなそれを期待しているので、下手なモノは買えない。
12個入りお菓子2200円のを5箱購入した。これでも60個しかならない。
 睡眠時無呼吸症候群の為の装置を抱えて、お菓子の箱を入れた紙袋を2袋持って乗車した。社内で珈琲を買いたいと社内販売を待っていると、若い販売員が前後二人の大きな女性に見守られて必死に販売していた。
前後の女性は指導員らしく、メモを片手にジッと見ている。どうして指導員となると、優しそうな女性は居ないのだろうか。怖い印象があった。
 そんな事を思いながら、週刊誌に目を通したまま眠ってしまった。

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