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トップハート物語(3873)立志伝敢闘編
17/12/04
2011年(平成23年)4月中旬。
 春の装いは、終盤に差し掛かっていた。前日の雨に堪えていた花弁は、脆くも散り行く。
 ヘルパーさんの報酬明細は出来上がって、追われている業務は無くなったので、気楽にこれからの事を考えていた。介護管理者が来たが、今日から24時間対応の打ち合わせだけで終わった。
ほとんど休むことなく、私と過ごして来た十数年。彼女も頑丈だ。先日、数人と定年の話しになったが、お局様筆頭サービス提供責任者が今年度の終了と同時に迎える。
但し、この御仁は決まりを無視して居続けるだろうから、何か策を講じないと行けない。
 「次は誰ですか。」
大分離れて、年齢では大東市の居宅介護支援事業所の管理者菊ちゃんとこの地区の介護管理者だ。でも、介護管理者は自分が持っている法人の代表取締役なので、社員扱いだけれど社員ではない。だから、定年はない。
 その彼女は、まだ定年までに10年近くあるのだが、最近お局様筆頭サービス提供責任者と部屋を別にしたら生き生きして来た。以前のように、笑顔を絶やさず生き生きとして来た。年齢を感じさせない若さがある。
 今年は、福祉住環境コーディネーターの受験対策講座をしたいと思っていた。研修センターの担当者にその旨話をしても、気が無いような返事だけだった。尻を叩いても、不快な結果に終わるような気がしたので、NPO法人で行いたいと思って来た。
まず、講師の確保だ。以前お世話になった、在宅支援センターの所長に打診した。資格を取得していたと思っていたら、落ちたという。しかし、
 「知っている奴が居るので、聞いてみようか。」
 そう言って、1週間。
 返事が来て、やってくれそうだというのだ。日程を決めた。近くの商工会議所で行っている対策講座の日程に合わせた。日曜日コース計7回だ。平均5万円以上掛かりそうなので、大きく下げようと思う。
スケジュールが大体決まったので、口を訊いてくれている所長にその内容を送った。東京商工会議所が主催なので、その内容を熟知して問い合わせがあった時に教えないと行けないので、少し内容を勉強した。
 そうしていると、珍しくNPO法人常勤理事の智子さんが午前中、それも10時に出勤して来た。何しろ、ここ数年段々と出勤時間が遅くなり、出勤できない事もある。出来ても午後からの出勤がほとんどだ。
1日数時間の仕事しか出来ないようになってしまった。病弱だった体を無理して動かした後遺症が現れて来たようだった。この事業所を始めた10年近く前は、休みがほとんどなく、みんな無理をしていた。
彼女も、何度も病気やけがで休みながらも無理して出勤して来た。ここ数年、段々と出勤すら難しくなってしまった。
 その彼女に、月曜日からヘルパーさん向け技術研修時に渡す報酬明細書の最終工程をお願いした。12時に終わり、春の名残を訪ねに行こうという事になった。もう午後なので、遠くには行けない。
それに、日曜日だし人で賑わう中に入るのは苦手な私だ。彼女が色々検索して、車で1時間程度のこの地域の一の宮である神社に行く事になった。1時に出発して、食事の問題に遭遇した。
私は、余りお腹がすいて居ないが、朝食を抜いて居る彼女はかなり空いて居た。向かう先に、トンカツが美味しい店がある。彼女が、私に遠慮して言わないのかも知れないと、
 「この方向に、トンカツの美味しい店があったな。そこに行こうか。」
 苦渋の選択だった。 
 減量中の私が、昨日、お昼に鳥料理の店で美味しいフルコースを頼んでしまった。夜には、回転焼き2個をぺろりと食べてしまった。そして、月曜日の夕には、新規事業の懇談会がありお酒が入る。
それを考えると、この無謀とも言うべき提案は、断腸の思いだった。
 勿論、嬉しそうに諒解した。ここ数カ月かなり痩せて来て、顔が小さくなって来たのだが、
 「段々と体重が減って来て、どうしてでしょうか。どこか病気でしょうか。」
 それが、彼女の最近の口癖になっている。
 駐車場は満杯、席も50席くらい有るが満席で待つ事になった。暫く待って、席について早速注文して1時間。3時になり、道を急いだ。枚岡神社は急峻な山道を登り、参道に着く。荘厳な気持ちにさせる大きな神社で、少し感動。
山から見下ろす町並みが、これまた絶景だった。桜もまだ残っていて、青々とした周りの神木の緑にさくら色が冴えていた。
 時間が有ったら、周りの歴史散歩道とかハイキングコースとかを回ってみたいと思いながら、参拝した。
 夕方、戻って来た。事務所には戻らずに自宅マンションに戻って来た。仙台から先輩が上京して来るのに合わせて、私も上京する事を妻に伝えるため昨日電話したが、出なかった。
やっと、今日の夕方電話があったが出られなかった。メールでその旨送った。妻は、会社の同僚であり私が会う人をみんな知っている。
東京で先輩方に会った後、私はそのまま埼玉の自宅戻らずに、ここ大阪に戻って来る。

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